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 西部邁、佐高信「ベストセラー炎上」(平凡社)
20111219日(月)

 

 

<その1>
妙な本が売れる変な日本というのがサブタイトルの本であるが、以下インパクトのある箇所を要約して御紹介していきたい。

◆なぜ、こんな本がベストセラーになるのか?私はベストセラーにする日本人に憎悪に近い気持ちを抱いたが西部さんは「所詮大衆とはそんなもの」と言いつつも同調してくれた。

◆「類、種、個という概念がある」個人の上には種族があり、さらにその上に人類があるということだが、村上春樹の小説には「種」つまり民族や国家の問題が登場しない。 政治や社会と言い換えてもいい。 そうしたわずらわしい問題を避けて彼は人類に飛ぶ。 個人と人類との問を往復しながら、その日その日を過ごしていくのである。

◆日本人は進化という言葉自体を誤解していると思う。 ある環境があってその環境に適応することがイボリューション(進化)なんですよ。 けしてプログレス(進歩)とは違う。 変な環境にいれば、環境に適応して進化して変な人間が出来上がるわけです。


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