渋谷区の税理士 中川尚税理士事務所

 

中川尚の飛耳長目(税理士読書日記)TEL 東京・渋谷 03-3462-6595

 

 朝倉慶「2012年、日本経済は大崩壊する!」(幻冬舎)
2012112日(木)

 

 

本書より興味深い箇所を要約して御紹介してみたい。

◆先物取引を行なうときの単位は1単位約1,000万円からなのですが、証拠金はこの金額の3%にあたる30万円だけでいいのです。つまり30万円あれば1,000万円分の取引ができるわけです。それ故に先物取引は株式市場で甚大な力を持つことになるのです。

◆国際業務をする銀行はBIS規制に縛られ健全だったのに、なぜ破綻が起きたのですか!デタラメもいい加減にしてもらいたいと思いますがなんとデリバティブはBIS規制のリスクには入っていなかったのです。

◆コンピュータによる高速取引においては、暴落時ほど儲かるのです。株価が暴落し普通の投資家が損をする時こそ、コンピュータは冷静にその損失を全部自分たちの儲けとするのです。

◆金ともう一つ、現物投資が可能なのがプラチナです。銀の投資も悪くないのですが、30キロ単位での販売となるため重くて持ち運びに困りますし、現物の劣化という問題があります。プラチナと金の大きな違いは用途です。金は6割が投資用ですが、プラチナは6割強が産業用で4割弱が投資用です。


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