<その3>
◆台湾はイスラーム世界かと思えるほどアルコールを出す場所が少ない。アルコールがあってもビール程度である。しかし台湾人にとって食事は非常に重要なことだ。というかすべてが食事による友人との交際、人脈を広げることに命を懸けているように見える。
◆台湾人は気分で動いていると指摘してきたが思い付きやひらめきもすごい。そうした思い付きで発明したりするので、台湾の1人当たり特許申請数は世界一らしい。
◆台湾人と中国人の違いといえば、中国人はとかく「権力の所在」を気にする。それに対して台湾人は「権力」について基本的な概念も無さそうである。中国人は政治権力というものに対して極めて敏感だ。それに対して台湾人は政治的にはナイーブで能天気なのだ。
さらに単純化して言えば中国人は悪意ではあるが論理を持っているのに対して、台湾人は徹底的に善意でナイーブである。
◆台湾人は中国人というよりはむしろフィリピンなどのマレー系に近いと指摘した。その具体例として過去や歴史にこだわらないことも挙げられるだろう。
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