<その1>
本書はインターネット上に連載している「週刊・上杉隆」より抜粋したものが、その内容となっている。以下インパクトのある箇所を要約して御紹介していく。
◆国際環境団体グリーンピースの海洋調査を断った国家は世界に2カ国しか存在しない。一つはインドネシア、もう一つは日本である。
2011年4月20日、グリーンピースジャパンは福島沖の放射能汚染を調べるため、海洋生物のサンプリング調査の申請を日本政府に行ったのであるが・・・。
日本政府の海洋調査とグリーンピースのそれでは国際社会においては間違いなくグリーンピースの信頼性が高い。
◆なぜ東京地検特捜部は東京電力本店に家宅捜索しないのか。この国ではあまりに「巨大な悪」は免責されるのだ。国家が加担し、マスコミが黙認した犯罪は見逃されるのだ。
◆日本は現在全電力量の29%を占める原子力発電を20年後の2030年には53%にという国策を掲げている。菅首相の「脱原発宣言」はその政策にストップを掛けるだけでなく、更に逆行させようというものだ。それはアンシャンレジームにとっては絶対に許し難い行為である。
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