<その3>
◆日本のメディアは豪州や米国のジャーナリスト達の様に「ウィキリークスは我々の仲間であるのでその存在を認めろ。」と政府に向かって抗議するのではなく、むしろ政府と一緒になってアサーンジを批判している始末だ。
◆マスコミのデマによって職を追われた鉢呂氏はずっと「放射能つけちゃうぞ。」などという言葉を発していないと言い続けてきた。だがその反論をまともに取り上げるメディアは無く、事実上黙殺された。
◆80年代前半まで富士山は(死火山)と呼ばれていた。ところが筆者が山中湖に住み始めた頃にはこっそり(休火山)に変わっていた。理由は日本列島にはそもそも(死火山)は無いという学術的な見解に伴うものであった。
◆調査の際に親しくなった富士吉田市の職員から連絡があった。「キミはマスコミにぺらぺらと喋っているようだが(富士山はいつ噴火するかわからないなど)あんまりそういうことはしない方がいいな。キミのやっていることは「風説の流布」といって犯罪に当たるのだよ。この地域の観光産業で生活している人のことも考えなさい。」
◆1990年代前半、富士山は「風説の流布」という勝手な理屈に守られて決して噴火しない(休火山)に認定されていたのだ。だが、残念ながら有史以来富士山は何度も噴火している。政治行政そしてメディアはその現実を伝えなければならない。
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