中川尚の飛耳長目(税理士読書日記)TEL 東京・渋谷 03-3462-6595
川本三郎「マイ・バック・ページ」(平凡社) 2012年3月27日(火)
<その1> 著者の川本三郎氏は元朝日新聞の記者(事件当時の所属は雑誌の朝日ジャーナル)で、新左翼の活動家を取材する過程の中で殺人事件の「証拠湮滅」の罪を問われ有罪となり、朝日を追われた人物である。これは1972年の出来事であるが、この年には毎日新聞の西山太吉という記者も沖縄返還協定におけるアメリカとの密約をスッパ抜いたが、国家公務員の守秘義務違反の罪に問われ毎日新聞を追われている。この頃は新聞ジャーナリズムが今と違い国家権力と緊張関係を持っていた古き良き時代なのである。以下本書よりインパクトのある箇所を要約して御紹介していきたい。 ◆全共闘という組織が既成の政党や政治から自立して自分達の固有の言葉を持とうとしたように、私達個人も歴史性や社会性から自立して自分達の固有の言葉を持とうとした。
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