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 竹内謙礼「安売りしないでお客をガッチリつかむ技術」(日本経済新聞出版社)
2012330日(金)

 

 

<その1>
不況下の日本経済社会において儲けている会社は安売りしてもきちんと儲けがとれている会社か、あるいは安売りしないで高く売ることができている会社の2通りしかない。 前者において大事なことは、単なる安売りと価格破壊の違いをきちんと理解できているかどうかである。単なる安売りとは他社との競争上、また資金繰りの関係上赤字覚悟で売却することを意味し、価格破壊とは、安く売っても利益をとれる仕組みがつくれていることを意味する。 この価格破壊のポイントはいわゆる川上から川下までをやることに尽きる。つまりメーカーから小売まで全て一つの会社でやらないと、価格を下げても利益がとれる会社にはなれないのである。 そして後者の話こそが本書の内容そのものとなる。 以下本書より参考となる箇所を要約して御紹介していきたい。

◆「安売り」は麻薬と同じように確実に会社の利益を蝕んでいく。
・「儲かる」ことよりも「売る」ことが優先されてしまう。
・経営者やスタッフが利益を考えなくなる。
・企画力や販売方法に知恵を出さなくなる。


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