ここではペリーヌ物語に登場するほんのちょい役のキャラも含めた登場人物の詳細なリストを掲載しています。データの作成には十分に注意したつもりですが、間違い等に気付かれた方がおられましたらお知らせ頂ければ幸いです。
キャラクター | キャスト | キャラ紹介 | 登場話数 |
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ペリーヌ | (鶴ひろみ) | この物語の主人公。明るくて心の優しい少女。両親とともにフランスのマロクールに住む祖父のもとを目指して旅をしていたが、ボスニアで父を亡くした。しかし気落ちした母を励ましながら二人で旅を続ける。 | |
マリ | ペリーヌの母。大変美しく、その上頭のいい、優しい御性質の女性。イギリス人とインド人の混血。夫エドモンを亡くした後、写真師の仕事をしながらペリーヌとともにフランスのマロクールに向けて旅を続ける。しかし元々体が弱かったこともあり、旅の無理がたたってパリで他界する。 | ||
エドモン | ペリーヌの父。父に逆らってインドで結婚して勘当状態になっていたが、仕事に失敗した為父の住むマロクールに帰ろうとしていた。しかし旅の途中、肺炎になり没する。 | ||
バロン | ペリーヌの飼っている間抜けな顔をした変な犬。きまぐれで護衛隊長に任命されてもちっとも役に立たない。しかし意外と賢いらしく、マルセルの教えた芸もやがては覚えた。 | ||
パリカール | ペリーヌたちの家馬車をずっと牽いてきた馬車。ギリシャで生まれたからパリカールと名付けられたらしい。食べ物はなんでも食べるが、水はきれいなものしか飲まない。ぶどう酒が大好物。 | 第25話〜第26話 第32話、第53話 | |
宿屋の亭主 | エドモンが死んだ村(ブソヴァチァ村?)でペリーヌたちが泊まっていた宿屋の亭主。ペリーヌたちのことをしきりに気の毒がっていた。 | ||
宿屋の客 | 宿屋の亭主からペリーヌたちの身の上を聞きながら、じゃがいもを食べていた、宿屋の客。 | ||
グリゴリッチ | ペリーヌたちに家族全員で写真を取ってくれと言ってきたおじさん。大家族で馬まで一緒に入れようとして収拾がつかなくなり、マリに叱られた。 | ||
グリゴリッチの次男 | グリゴリッチに言われて馬をつれてきた。 | ||
グリゴリッチの長女 | 日傘を差していた。 | ||
ドランツ | 馬車がぬかるみにはまって動けなくなった時に助けてくれたおじさん。その夜、ペリーヌたちはドランツの庭に泊めてもらった。 | ||
カレル | ドランツの次女。 | ||
メルカ | ドランツの長女。母親がいないので、家事一切をこなしている。旅を続けているペリーヌたちを羨ましがった。 | ||
イーリア | 第3話で馬車を泊めて貰った家の主人。妻のミレーナが身籠っていて今にも子供が生まれそうだったのをマリが助ける。マリに家族で映した写真を取ってもらった。また馬車にこっそりチーズやすぐりのジャムを入れておいてくれた。 | ||
ミレーナ | イーリアの妻。ペリーヌたちが行った時、身籠っていて今にも子供が生まれそうになったのをマリが手助けをして無事に出産する。 | ||
老婆 | イーリアの母。ミレーナの子供が今にも生まれそうだったので、イーリアが慌てて呼びに行ったが、到着した時には既に子供は産まれていた。 | ||
農家のおばさん | ペリーヌにヤギの乳を分けてくれたおばさん。ペリーヌがお金を払おうとすると、これっぽっちのお乳ではお金は取れないと言った。狼の噂をしてペリーヌを驚かした。 | ||
ゴルジモフ伯爵 | クロアチアの伯爵。オーストリアからのクロアチアの独立運動に携わっていた為、オーストリアの兵士に追われていたのをペリーヌたちに助けられた。 | ||
大尉 | ゴルジモフ伯爵を追う、兵隊たちの隊長。ガロッチ村を急いで通り過ぎようとしたマリたちを呼びよせ恋人に送るからと言って写真を撮ってもらった。 | ||
オーストリアの兵隊 | 滝 雅也 清川元夢 | ゴルジモフ伯爵を追っていた兵隊たち。ペリーヌたちがガロッチ村に入ろうとした時、見張りをしていた二人が馬車の中を調べようとしたが、ペリーヌの機転にごまかされる。 | |
神父 | 疫病の村でペリーヌたちと話した神父。 | ||
バルドーのおじいさん | ペリーヌたちの壊れた水樽を直してくれたおじいさん。孫のバルドーと二人ぐらし。ペリーヌはこのおじいさんに祖父の面影を重ねあわせていろいろ想像をめぐらせた。 | ||
バルドー | 父も母も疫病で亡くしておじいさんと二人暮らし。黒い山羊を探していた時、ペリーヌたちと出会う。 | ||
ボンテンペルリ夫人アンナ | ペリーヌを6年前に行方不明になった自分の娘ジーナではないかと勘違いしたトリエステの町の御偉方の奥さん。今でもいつか娘が帰ってくるのではと心待ちにしている。ペリーヌは別れ際、夫人に自分の写真を贈った。 | ||
マリオ | ボンテンペルリ夫人の屋敷の召し使い。 | ||
ジーナ | ボンテンペルリ夫人の娘。6歳の時に行方不明になった。海に行くのを見たという人はいるが、その後の消息が知れない。 | ||
宿屋の亭主 | トリエステの町でペリーヌたちが泊まっていた宿屋の亭主。ペリーヌたちの部屋に警官を連れて来た。 | ||
警部 | トリエステの町でボンテンペルリ夫人からの要請で、ペリーヌとマリを取り調べた禿頭の警部。 | ||
コンパニー | トリエステの町でペリーヌたちを警察に連行した警官。最初は厳しい態度を取っていたが、話をしている内にペリーヌと仲良くなる。 | ||
マルセル | 旅の途中、ペリーヌたちと道連れになった少年。トリエステのおばさんの家から逃げ出し、ミラノで公演する筈の両親のサーカス団の後を追っていた。最初、ペリーヌは泥棒扱いしていたが、やがてなかよしになる。バロンに芸を教えたりもした。ミラノでペリーヌたちと別れるがその後、パリや最終話ではマロクールでも再会する。 | 第17話〜第22話 第53話 | |
パン屋の主人 | マルセルが泥棒に入ったパン屋の主人。バロンがマルセルの落としたパンを更に盗もうとしたので、ペリーヌがお金を払って謝った。更に道に落ちたパンを、大して汚れちゃいねーよ。といってペリーヌに売ろうとした。 | ||
鍛冶屋 | ペリーヌたちの馬車の左後ろの車軸が折れそうになっていたのを修理して貰った鍛冶屋さん。 | ||
レオーネ | 息子の結婚式にマリたちに写真を取ってくれるように呼んだ家の主人。パリカールがぶどう酒を飲んでしまったのを笑って許した。 |
ロッコ | 商売敵の写真屋の一人で呼び込みなどをしている。マリたちに客を奪われて悔し紛れに写真機を盗もうとするが失敗する。しかしマリが庇ってくれたのを恩に着て、別の道を行くことに決める。 | ||
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ピエトロ・ファンファーニ | 商売敵の写真屋の一人で写真師、第9話ペリーヌの勝ち。ロッコに比べると気が弱いというか、気が優しい男でマリたちの馬車が通り過ぎたのを見て「気の毒なことをしたな。」などという。写真の腕はマリよりは劣るらしい。 | ||
宿屋の主人 | ロッコたちが泥棒に入ろうとした時、マルセルからの報せを受けて待ち伏せて、取り押さえた。 | ||
子鹿 | 森の中の泉で水を飲んでいたのをマルセルとバロンが協力して捉える。しかしマリが母鹿がかわいそうだと諭したので、逃がすことにした。 | ||
プラガ男爵 | ミラノに近い森で鴨を撃っていた伯爵。最初、バロンやペリーヌたちを泥棒扱いにするが、マリの毅然とした態度に失礼を詫びる。そのあと銃と獲物を持った写真を撮って貰う。 | ||
ジャンサンド | マルセルの父。エトワールサーカス団で動物の調教師をしている。 | 第17話〜第22話 第53話 | |
シルバーナ | マルセルの母。エトワールサーカス団で軽業師をしている。 | ||
ウルム | マルセルの両親が働く、エトワールサーカス団の団長。先を急ぐペリーヌたちに特別にサーカスの公演を見せてくれる。 | ||
ジョセフ | イタリアとスイスの国境近く、アルプスの麓の村の宿屋で厩番として働く少年。マリに写真を撮ってもらうが、給料が前借り出来ずお金が払えなかった。しかしペリーヌはお金は貸しておくといって写真を渡した。それを恩に感じて、ペリーヌたちを助けてくれるようにと父に手紙を書いた。 | ||
宿屋のおかみさん | ジョセフの働いていた宿屋のおかみさん。ジョセフがお金を貸してくれというのをにべもなく断った。 | ||
検問の兵士 | シンプロン峠のイタリアとスイスの国境で検問をしていた兵士。「ほんとに武器は持ってないな。」と言った。 | ||
山小屋の主人 | シンプロン峠にある山小屋の主人。部屋が一杯でペリーヌたちも泊まることが出来なかった。 | ||
ジョセフの弟 | ペリーヌたちがアルマノ村のジョセフの家を訪ねた時に応対した少年。家族はみんな出かけていたので、ジョセフの写真だけ受け取った。 | ||
ジョセフの父 | アルマノ村のジョセフの実家をペリーヌたちが訪ねた時は外出中だったが、山道で困っていたところを助けに来てくれた。マリがお礼にお金を払おうとしたが、息子が恩を受けたお礼だと言って受け取らなかった。 | ||
宿屋の主人 | シンプロン峠の麓の村の宿屋の主人。パリカールが山越えを終えた直後なのにもりもり秣を食べているのを見て、いいロバだと言った。朝食の時、ペリーヌに絞りたての山羊の乳をついでくれた。 | ||
山羊飼いの少年 | 村まで後どのくらいかとペリーヌが訊ねた少年。エンディングクレジットには“羊飼いの少年”と書いてあったが、少年が連れていたのはどう見ても山羊だった。 | ||
村の悪ガキ | つかせのりこ 小野田英一 | マリがパンを買っている間に、ペリーヌをからかってパリカールに石を投げた三人組の悪ガキ。ペリーヌが「覚えてらっしゃいあんたたち。足さえ悪くなければとっちめてやったのに」と、言ったのを聞いてマリは「なにを言ってるのあなたは女の子なのよ。」とたしなめた。 | |
自転車の男 | レマン湖畔の別荘地で自転車を乗り回してた変なおっさん。自転車でペリーヌたちの馬車にぶつかって来た。 | ||
警官 | レマン湖畔の別荘地で写真の商売をしているマリたちに、許可がないと商売をしてはいけないと言った。 | ||
レオン | レマン湖畔の別荘地でベストーラという山を背景に写真を撮って貰おうとしたカップルの男。 | ||
牛の群れ | フランスへ向かう道すがらバロンがちょっかいを出したこともあり、ペリーヌは牛たちに取り囲まれる。ペリーヌはパリカールにまたがって乗っかって窮地を脱する。 | ||
狼の群れ | ジュネーブへの途中の森の中の道でペリーヌたちの馬車は狼に取り囲まれる。パリカールは脅えて狂ったように走り続ける。気がつくといつの間にかフランスに着いていた。 | ||
農夫 | 狼に追われて命からがら走ってきて辿りついた村で、ペリーヌがここはどこかと訊ねた農夫。農夫との会話でペリーヌはフランスに入ったことを知った。 | ||
宿屋の主人 | ミロード村(?)の宿屋の主人。マリの病気の為に十日程滞在した間、商売のうまくいかないペリーヌに何度も宿代の催促をして悩ませた。マリに頼まれて宝石商を連れてきた。 | ||
シュザンヌ | ミロード村の宿屋の女中。マリに食事を運んできた。 | ||
医者 | ミロード村の医者。マリに二十日から一ヶ月は寝ていないといけないと診断した。旅に出たら命にかかわると……。しかしマリはそれを聞いて出発する決意をした。 |
税関の役人 | パリの入り口の税関で検査をしていた役人。「伝染病ではないだろうな。他に特にいうことはないか。よおし、通ってよろしい。」と、言った。 | ||
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シモンじいさん | パリでペリーヌたちが泊まったシモン荘の家主。クズ集めなどをしている。欲張りで有名で、シモン荘の住人と顔を合わせると家賃の話ばかり持ち出す。しかしパリカールを売りに行く時には一緒に行ってくれたり、小犬のミルクをバロンが飲んでも怒らなくなったり、ペリーヌには親切にしてくれた。小犬を飼っているのは育てて売るためらしい。 | ||
侯爵夫人 カロリーヌ | シモン荘の住人。町で歌を歌って楽譜を売っている。何故、侯爵夫人と呼ばれているのかは不明。ペリーヌがマロクールへ向けて旅立つ時、別れの記念に帽子をくれた。 | ||
あめ屋 | シモン荘の住人。あめを売っている。ペリーヌたちがシモン荘に初めてやってきた時、売れ残りだと言ってあめをくれた。 | ||
ガストン | シモン荘の住人。靴を直す職人。おいしいスープを作ることで評判だが、侯爵夫人が病気の時、一度飲んだ以外は誰にも飲ませたことがなかった。しかし侯爵夫人の策略でペリーヌにスープを分けてくれた。その後はスープが欲しくなったらいつでも言ってくれというようになる。 | ||
サンドリエ | パリでシモンじいさんに教えて貰ったお医者さん。馬車で往診する。侯爵夫人の病気も直したことがあるらしい。シモンじいさんは2フランと言っていたが、ペリーヌは一回の往診に3フランと言われた。 | ||
薬屋 | ペリーヌがサンドリエ先生に言われた薬を買いに行った薬屋。1フランお金が足りず、ペリーヌはあとで持ってくると言ったが「つけはやらない」とにべもなく断った。しかしきなぶどう酒はお金が出来てから買いに来ては?と提案する。 | ||
パジェス | エトワールサーカス団の団員。大男。 | ||
ルイ | エトワールサーカス団の団員。ピエロ。マルセルと道化芝居でコンビを組んでいる。 | ||
ルクリ | パリカールを買い取ってくれた男みたいなおばさん。ペリーヌはどうしても100フランは欲しいと思っていたが、30フランしか払ってくれなかった。その後、マロクールへの道中でペリーヌが行き倒れになりかけた時に助けてくれて、パリカールを安く買い過ぎた、と言ってくれた。 | 第26話、第32話 | |
警官 | 馬市の前でパリカールが座り込んでいた時に注意しにきた警官。 | ||
辻馬車の御者 | マルセルがマリとペリーヌの為に探して来た辻馬車の御者。しかしマリは少し歩いただけで気絶してしまい、馬車に乗ることは出来なかった。が、マルセルがお医者さんを呼びに行くのに役立った。 | ||
牧師 | マリの葬式を執り行った牧師。 | ||
駅員 | ペリーヌがパリの北駅でラ・シャペル駅までの切符を買った駅員。この駅員の目を盗んでバロンを汽車に乗せる為、ペリーヌとマルセルは苦労させられた。 | ||
車掌 | ペリーヌの乗った汽車の車掌。バロンを隠すのに苦心する。 | ||
肉屋の親父 | バロンが立ち止まったのでペリーヌはソーセージを二本買った。二本で2サンチーム。しかしバロンは物足りないらしく芸をしてソーセージを貰おうとした。それを見てペリーヌは情けない思いをする。 | ||
マルガレータ | ペリーヌの5フラン銀貨を偽金だと嘘をついて巻き上げたパン屋のおかみさん。その後、集まってきた人にペリーヌがパンを盗もうとしたと嘘を言う。次の日、すいか畑の兄弟の助けでペリーヌはお金を取り戻すことが出来た。 | ||
すいか畑の兄弟 | はせさん治 弟 増岡 弘 | すいか泥棒の見張りに来た時、畑の小屋で眠っていたペリーヌを見つけた農夫の兄弟。太った方が兄貴。ペリーヌがパン屋のマルガレータからお金を巻き上げられたことを聞いて憤慨し、お金を取り戻すのに協力してくれた。 | |
花作りの農夫 | 花を作っている農家のおじさん。バロンに花をめちゃめちゃにされて烈火の如く怒る。15フラン貰おうと言ったが、ペリーヌは5フラン10サンチームしか持ってなかったので、取り合えず5フランで納得する。話をするうちにペリーヌの境遇に同情してくれて、5フランを返してくれようとするが、ペリーヌは断る。その後、ペリーヌを追いかけてきて「あんたが弁償した花だ。」と言って花をくれる。 | ||
若い男 | ペリーヌが花作りの農夫から貰った花を買ってくれた若い男。今から婚約者のうちを訪問するからと言って、40サンチームでペリーヌの花を買ってくれる。 | ||
パン屋のおやじ | ペリーヌは花を売れたことに浮かれて最初は「パンを六枚厚く切って、ハムとチーズと野菜をたっぷり挟んで下さい。」と注文したが、40サンチームになると聞いて「パンだけで結構です。」と言い直す。更に三日前の固くなっているパンを見つけて、一個2サンチームの古いパンを四個買う。 | ||
パン屋のお兄さん | この店では最初からペリーヌは古いパンを注文した。随分前の固いパンだがカビは生えてない。5サンチームで四つも買えた。しかしナイフで刃が立たない程固い。バロンもなかなか噛めない。力を込めたらなんとか割れた。ペリーヌはこのパンを買ったことで無一文になってしまった。 | ||
豆摘みの農家のおばさんたち | お金に困ったペリーヌが豆摘みをしていたおばさんたちに働かせて欲しいと言ったが「あたしたちで間に合ってるよ。畑の物盗んだりしたら承知しないよ。」と罵った。 | ||
看護婦のおばさん | ペリーヌがルクリに助けられた後、運びこまれた病院の看護婦さん。 |