Minute by Minute/Doobie Brothers

あれ?ジャケットの色はこの系統じゃなかったかな?

それにしても暑い・・・この湿度は何???

さて、ドゥービーブラザーズなのである。実はそれほど入れ込んでリアルタイムで聞いていたバンドでは無いのだが、というか気に入ったらもう解散してしまっていたというバンド。このアルバムはグラミーをとった有名盤だと思うので、詳細は省略するが・・・ドゥービーで2枚選べと言われたら僕はこのアルバムと、多分フェアウェルツアーを選ぶと思う。

自分もYESに関しては(YESにはまってからドゥービーを気に入る人も珍しいかもしれない)、解散前のラインナップに拘るので、わかる気もするのだが、ドゥービーの場合は、前期(トムジョンストン中心)と後期(マイケルマクドナルド中心)でまったく別のバンドとも言える変身を遂げていて、両方とも好きというファンは少ないように思う。まぁ、無理して両方好きになることもないのでいいんだけど、どちらもそれなりに良いんだから気に入るように聞けばいいのに。僕は両方とも気に入っている。

このアルバムといえば、やはり思い出すのは "What a fool believes"。これも大学の頃コピーしてひどい目にあった。というのも、あのレコードの感じはなかなかでないのである。なぜかめちゃ売れしたし、すごく良い曲なのだが、部分部分をとってみるとなんかちぐはぐな感じがするのは僕だけだろうか?

その後のインタビューで、あの曲は4つくらいのモチーフを適当につなぎあわせて1曲にしたという話を聞いた。そう言われて聞くとそうきこえるでしょ?まぁそれはともかく、マクドナルドのあの声と、ハイトーンのコーラス。おしゃれなコード。マイケルマクドナルド時代の魅力ってそうなんじゃないかと思う。あの曲はたまたま良くなったように聞こえるだけというのか・・・

5年前カリフォルニアはシリコンバレーに居た頃、無性にこのアルバムが聞きたくなって購入したのが今手元に。実はイーグルスがもっと南の出身だったのに対して、ドゥービーはサンノゼ出身、サンフランシスコに拠点を移してそこから全米制覇したというバンド。いわばぼくはそのお膝元に居たときに彼らのCDを買ったというわけ。それだけだが、そう気づいてジャケットなどをよーく見直すと、中華街はサンフランシスコのものだし、フリーウェイを馬車で通っているジャケット写真は、実は101か280、じゃなきゃ880 あたりじゃないかって気がしてくる。だから何って訳じゃないんだけど、僕にとってこのアルバムはパロアルトの晴れた空を思い出させてくれるアルバムの1枚なのである。

え?他のアルバム?えーと・・・中島みゆきの「生きていてもいいですか?」と、カンスージーの5枚目と、先輩がやったバンドで「アブノーマルバンド」。この3つと並べられてはさすがのドゥービーも困惑を隠せまい?
 

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