Door into Summer
「ジョセフィン 虹を夢みて」を終了し、8月5日の謎のイベントに向けての準備&充電期間に入った吉野圭吾さんにお話を伺いました。 「ジョセフィン 虹を夢みて」の公演データとステージレポートはこちら
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−3ヶ月間の長い公演期間を終えられたわけですが、今回のツアーのご感想は?府中での初日からはや4ヶ月。圭吾ファンにとって今年の前半は「ジョセフィン」ツアーで占められた感じでした。観るだけでもけっこう体力の要るとんでもないボリュームのステージを83回作り続けてくださったキャスト、スタッフ、ほか公演を支えた多くの人たちに心からの「お疲れさま!」を贈りたいです。 また、各地からの公演のご感想を寄せてくださったみなさま、ありがとうございました。
圭吾:長かったですねえ…もう長すぎて、何がなんだかわからなかった(笑)。
久しぶりの演劇鑑賞会の旅で、音楽座の時にお会いした人たちと逢えたのが嬉しかったです。
−音楽座時代と同じ場所が多かったのですか?
圭吾:うん、ほとんどそう。その頃も演劇鑑賞会の旅だったから、同じところをまわったんです。行く先々で「ここへは、音楽座の時に『とってもゴースト』でお邪魔しました」とか「『マドモアゼルモーツァルト』でお邪魔しました」とか(笑)。
−後半でお芝居や踊りが変わっていったところはありましたか?
圭吾:変わったっていうか…やっぱり生物だからね。 毎回毎回、どことなく違うことは違うんですよ。 でも、一回一回大事にやりました。
−ツアー中、ハプニングなどはありましたか?
圭吾:2番目の夫のビリー・ベイカー場面で、 「影の薄い夫」って言われた時に2階の端の方でヘナヘナってなるんですけど、そこで、階段でこけまして(笑)。ひざを打ち、すりむき、グジュグジュの傷になってしまいました。
−大丈夫でしたか
圭吾:大丈夫でした(笑)。あとは台詞を忘れて飛ばしたり、踊りもちょっと間違えちゃったかな。
−ツアー中、「帰ったらこれをやろう」と思っていた事はありますか?
圭吾:でろでろしようと思ってた(笑)。誰にも邪魔されずに、ゴロゴロしてようと。でもダメですね。帰って来た直後は、なんか「まだ終わってないんじゃないか」っていう気持ちがあって。よく夢、見ましたよ。台詞忘れちゃったり、遅刻したりする夢を見て、ハッ!て起きたりして。 旅の間は見なかったんだけど、終わってから見るようになった。
−その後、少しはゆっくりできたのでしょうか。
圭吾:うん!ゆっくりしてますよー。
−最近、特に凝っているものはありますか?
圭吾:12月に車を買い替えまして、それをいじるのが好きですね。大していじらないんですけど、車に乗ったり、ドライブしたりするのが好きです。
名前は「黒姫」といいます。「黒」に「姫」と書きます(笑)。 かわいいでしょ?ブラックプリンセスって呼んでますけど。
−どんな車でしょうか?
圭吾:黒いんですよ(笑)。黒くてでかくて車高が高い。これがまた運転しづらいんだ。−個性豊かなメンバーでしたが、いい出会いはありましたか?
圭吾:うん、いい出会いでしたよ。
そうだなあ…岡さんと逢えた事もすごく良かったし、いろいろ勉強になりました。 真矢さんも、また一緒にやれたんですごく嬉しかったです。2人で「がんばるぞー!」って言って、やってました。下馬さんにもすごくお世話になったし…また遊んで下さいって感じです(笑)。 立川さんとは音楽座の「マドモアゼル・モーツァルト」以来、久しぶりにやれて嬉しかったし。やっぱりお上手だなと思いました。
−ツアー中、どこかへ遊びに行ったりしましたか?
圭吾:あんまりしなかった。 時間が空くと交流会があったりして、結構忙しかったから。散歩ぐらいかな。
−特に思い出に残った場所はありますか?
圭吾:俺、ラーメン好きなんですよ。そこそこでラーメン食べるのが好きなんだけど、今回、一番のヒットが、福岡の小倉の「一蘭」っていうラーメン屋。カウンターの一人一人の間に仕切りがついてる、隣が見えないバーみたいなとこで、とんこつなんですけど。そこのラーメンが美味かった。
あと岡山で「よってこラーメン」ってとこを見つけました。 「うわっ!うまぁ…!」と思って、「東京にもないんですか?」って聞いたら、 川崎にあるって教えてくれて。で、帰ってから早速行きましたよ。よかったらみなさんも行って下さい。「よってこラーメン」の、「たべてこラーメン」ていうラーメンがいいと思う(笑)。おいしいですよ。
結構いろいろ行ったんだけど、やっぱりその2軒が一番美味かったかな。
−ほかに、何か変わったものは食べましたか?
圭吾:変わったものね…馬刺食べに行って、たてがみを食べましたよ。 たてがみって言ったって毛の部分じゃないんだよ?(笑)下の肉の部分。 俺はいまいち味がよくわからなかったんですけど、みんなはおいしいって言ってました。俺は普通の馬刺とか、馬刺の握りとかがうまかった。
−最後に、「ジョセフィン」というお芝居のご感想をお願いします。
圭吾:何しろこういうお芝居は初めてだったんで… 前にも言ったかも知れないけど、割り台詞とか、歴史の説明の台詞とかが 覚えづらいし、いざっていう時に対処できないのが大変だったかな。 普通の会話じゃないから、例えば人が間違ってても なかなかカバーできないんですよね。それがやっぱり大変でした。
…もう、とにかく大変でしたわ(笑)。早変わりもあったし、やること多かったから。
風邪ひいた時が一番辛かったよ。引っ込んで休める時間がないから。 1月ぐらいにひどい風邪が流行ったんですよ。 それにかかりまして…何日も引きずったからその時はすごく大変だった。
そんなことがあり…でもまあ、一風変わった作品だったんで、面白かったです。よくやった!(笑)
−今回、よかったと思うことはなんでしょうか?
圭吾:83回、自分に負けないようにがんばった。 その試練ていうか…なんていうのかな、公演を83回やりとおせたこと。 それはやりとおすのはあたりまえなんだけど… 一回一回、自分に負けそうになる時もあったけれども、 とにかくがんばったよ。 俺だけじゃなくてみんなも。 …みなさんよくやりました!
美波里さんとはまた、「ワンス・アポン・ア・マットレス」でいっしょだし。楽しくやりたいと思ってます。
締めはちかごろ恒例のおまけ「謎のイベント」情報。
−8月5日のイベントですが、内容についてちょっとだけ教えていただけますか?
圭吾:マネージャーの鈴木さんも「LETTER BOX」に書いてたけど、一幕はまあ「歌って、踊って、喋って」いこうかなあと。 で、二幕でまた、ゲームしたりお芝居したり、楽しくやろうかなと思ってます。 友達誘って来て下さい。たった1日だけなんで。
…もしかしたらまたあの「お月様ブラザース」、呼びたいなと思ってます。 あいつらもねえ…いろいろ忙しいから大変なんですよ。 なんせ月だから呼ぶのも大変でさ(笑)。まず連絡がとれないし。満月の時しか会えないんだよ。 …あいつら三日月のくせしやがって。
−たまに会うと言葉通じないし
圭吾:そうそう。なんかピアノ弾いたりしてるし(笑)。
−今はどうしてらっしゃるんでしょうか?
圭吾:月で働いてるよ。バイトしてる。ツナギ着て…駐車場係とかやってるみたいだよ?ひとりは「エリザベート」の稽古してるだろうな(笑)。
−この充電期間中に、やりたいことはありますか?
圭吾:言うとやることばれるもんなー(笑)。8月のそれに向けて、いろいろ仕込みをしないといけないなと思っております(笑)。
※この辺の会話がまったくわからない方は1999年お茶会レポートをご覧ください。