SPECIAL REPORT
V a l e n t i n e o f nut

ショートミュージカル「ある男の物語」

演目のクライマックスは、今回のために圭吾さんが書き下ろしたミュージカル「ある男の物語」。

シナリオ、漢字が少ない… 主演:吉野圭吾
演出:Keigo

CAST

横井ショウイチ/吉野圭吾
月/仲村陽子
星/高橋育子
ヒロッキー/吉野裕樹
流星たち/ビンゴで当選した人々

〜物語〜

その男は昔、戦争へ行きました。 自分の生活のすべてを捨てて、ただ、お国のため、と…。 しかし、上陸した島で彼を待ち受けていたのは、敵との戦いではなく、30年間におよぶ自分との戦いだったのです。

星空の下、物思いにふけるショウさんこと横井ショウイチは、今日も一日が終わる、あの国へ帰りたい…と静かに歌っています。
ガールフレンド(て書くとなんか変だが)の月や星と踊るショウさんですが、彼のダンスにはいつものキレがありません。何か悩みがあるんじゃないの?と尋ねる月に、ショウさんは「悩みなんか10年も前に忘れたさ…」と飄々と答えるのでした。
そこへ30年に一度の流星群たちがやってきます。

ショウさん。

ショウさん勝ち誇る 流星たちの自己紹介(宮城県やら兵庫県やら、遠いところからよく流れていらっしゃった(笑))のあと、ボーイのヒロッキーさんが本日のスペシャルドリンクを持って現れました。
「お味は?」と尋ねる星に「本場・境の職人さんが、丹精こめて作った青汁でございます」とよどみなく答えるヒロッキーさんを見て、ショウさんは「あの人、芸達者だな!」としきりに感心します(吉野家、爆笑)。
このスペシャルドリンクの一気飲みを罰ゲームとして、ショウさんと流星たちによるマジカルバナナのゲームが始まりました。
5回やった結果は、流星2敗・月1敗・ショウさん2敗。「最近、野菜不足だからな…」といさぎよく一気するショウさんでしたが、後で聞いた話ではこの日は朝からサラダ一杯しか食べてなかったんだそうで…足りないのはむしろ米と肉だね(^^;)。

ともあれゲームは終わり、流星たちは「また30年後に…」と流れてゆき、 朝のにおいがしてきたので、月と星も帰って行きました。ヒロッキーさんをつれて。
一人、残されたショウさんは、「また明日…」とつぶやきながら、これまでの30年間の逃げまどう生活に思いを馳せます。
「神様、私は何なんですか…30年ですよ!もう、疲れました。もう、限界なんです。………30年ですよ神様!」

「最後に、あなたに一言だけ、言っておきたいことがあります。
この世界で発する、最後の言葉です…」
腰かけようとするショウさんは、深い、ため息のような一言をもらすのでした。

よっこい しょういち… と。

次の瞬間、ショウさんは眩しい光に照らし出されます。「敵か!」「やめて!」「助けて!」と逃げまどうショウさんを、容赦なく追いつめる光。実はそれは、偶然通りかかったヘリコプターから押されたシャッターのフラッシュだったのです。

こうして彼は、発見され、日本に帰ることができたのでした…。

−END−

…これが「BORN」と同じ頭から生まれて来るんだからなあ…。

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