平成13年観戦レース

第23回北関東クイーンカップ

こうずけ特別(準重賞)

第13回畜産杯(特優)

第26回開設記念(重賞)

第12回群馬記念(統一GV)

坂東太郎賞(G3)

高崎記念(G2)NEW!

からまつ特別(特優)

高崎大賞典(G1)NEW!

北関東クイーンカップ
21世紀初の観戦、ではありません。
実は、このクイーンカップ前哨戦「カトレア特別」を見てきたのだが、観戦記を書かずにクイーンカップを迎えてしまい、当サイトの先が思いやられる次第で、情けない限り。
さて、クイーンカップだが、今後の3歳戦線を占う上で大いに期待したいところ。しかも、今年は、あのミサトメモリーの仔、デビュタントボールが、高崎3歳NO.1牝馬としてこのレースを迎えることが出来た。
前哨戦「カトレア特別」を、好位から楽に抜け出して勝ったこの馬に期待したい部分は大きい。それは、当然ミサトメモリーの仔だから。故に、この馬を見る目はどうしても厳しくなってしまう。
カトレア特別を勝ったとはいえ、「アカギ」紙上川嶋師のコメントにあるとおり、「追って味がない」。私も平成12年
「3才優駿」で触れているが、その後のカトレア特別の勝ち方が、尚のこと不安を増大させた。
陣営は、抑える競馬を試したつもりだろうが、何のことはない、一本調子の侭、前がバテたに過ぎない。残念ながら、自ら動いてブッ千切るレースは出来なかった。今の段階では、コイノボリについていけるスピードのみが、最大にして唯一の強み。それならば、この日は、それを生かすレースをするしかない。下手に持ち味を殺して重賞をみすみす栃木の馬に持って行かれることもなかろう。
そのライバルとなる栃木の馬だが、人気は、栃木のトライアル「紅梅特別」を逃げて勝った、ファストテンション。鞍上は、一躍全国区、内田利。これと、デビュタントボールとのハナ争いが、馬券戦略の上で重要なファクターとなった。ただ、成績を見ると、大したこともないようで、高崎コースなら、デビュタントボール番手で十分だろう。これを自力で交わしてもらいたいものだ。
もう1頭、ワカオフラワー。実際、こっちの方が「紅梅特別」で人気になっていたように、その力は栃木屈指(よく知らないが)。自ら動ける脚はデビュタントボールにとっては脅威となろう。鞍上、この日好調の早川順。栃木で買うならこちら。
他は、ヒカルヒカルが出ない以上、高崎では、ワークワンダースぐらいか。フジキセキ産駒で、確かに要注目だが、実力的には、残念ながら見劣りする。この日はかなり人気になったが、私は例によって、このレースを当てないと、オケラ目前なだけに、とてもじゃないが買えない。その他は、高崎は言うに及ばず、栃木の馬も上位2頭とは差がありそうなので、馬券は、デビュタントボールが抜け出すところを、ワカオフラワーが迫る。これしかない。
レースは、内田利が思いもかけず弱気に出て、デビュタントボールがすんなりハナにたった。内田騎手といえばベラミロードだが、JRAで逃げないように、どうにもこういうところがあるのかな。まあ、これで去年の3才優駿を見る限り、デビュタントボールの逃げ残りは決まった。このレースでは、逃げもやむを得まい。ワークワンダースが続いているようだが、もう、自分の目はデビュタントボールが逃げ切ってくれることだけに行っている。3角手前で、結構後ろも動いたが、デビュタントボールも、引き離しに懸かる。おお、これは逃げ切りパターン。あとは、早川がすっ飛んでくるでしょう。馬券は当たり。
しかし、ワカオフラワーがデビュタントボールまで抜き去ってしまった。うーむ、逃げ切れずか。これは大いに不満が残る。相も変わらず、非常に淡泊なレース振り。これを直すにはどうしたものか。大概、このまま早熟スピード馬で終わるものなのだが、なんといっても、ミサトメモリーの仔。しかし、ジョリーズヘイローの仔でもあるし・・・。何はともあれ、高崎ではこの馬に思い入れのある人も多いはず。温かく見守っていきたい。
この日の前日、「青峰特別」が行われたのだが、お寒い限り。本当はこっちに行く予定だったが、あまりに寒いので、やめた。コーザンプロリーダが骨折休養してしまい、牡馬では、コイノボリの天下となっているが、それに続く馬がいない。確かに、青峰特別を制したメモリーフォーラムは、JRAでもそこそこ走っているだけに、期待はもてるが、それにしても、見る気が起こらなかった。みんなJRAに出まくっては、尻の方を走っている。これじゃあ、3歳戦線が白ける一方。牝馬にしても、デビュタントボール、ヒカルヒカル。これだけしかいないの?今年の3歳は楽しめるかと思ったが、早くも、暗雲立ちこめてきた。これを吹き飛ばす快走を見せてくれる馬の出現を願う。PAGETOP

こうずけ特別
今年もはや2月末。なかなか実感が湧かないものだが、このレースを迎えると、開設記念もすぐそこだ。
さて、このレースに触れる前に、スーパーウインザーがJRA「春菜賞」を楽勝するという快挙を成し遂げた。タマルファイター以来の勝利だが、何故かあの当時のような感激がない。確かに、スーパーウインザーのパフォーマンスは見ていて驚きだし、嬉しいものだ。それでは何故?要は、感覚が麻痺してしまっているのだろう。あれだけJRA認定馬がJRAのレースに出まくっていれば、いつかは勝つだろう。それで、殿ばかり走っていては、それこそ寒すぎる。コイノボリ、コーザンプロリーダ、メタルカラー、メモリーフォーラム、かなり健闘している部類だ。その中での勝利なので、なんだか、「お、勝ったよ」位にしか感じられなかった(ちなみに馬券は、スーパーウインザー×メタルカラーのワイドを、ハナ差外し、かなり痛いレースだった)。今は昔、JRAだけが全国に名を売る馬ではない。そう、その舞台は、全国にある。その足がかりとなる開設記念を前に、あの馬が姿を現した。
高崎大賞典馬、デルマキングオー。その馬体は、この日、見るものを圧倒するほどのド迫力。これほどまでの堂々たる馬体は、この馬の充実振りを物語る。あの、大賞典で見せた圧勝劇は、その前年の勝ち馬リキアイフルパワーを彷彿とさせる以上の、いや、それを凌駕する衝撃を与えた。大賞典の前走、
プラタナス特別の走りから、この馬の高崎最強説を感じたわけだが、その期待以上の走りを、大賞典で見せてくれたこの馬こそ、高崎所属馬初の、統一グレードレース制覇への期待が高まる。2ヶ月間が空いたとはいえ、調教は絶好。ここでは、どういう勝ち方を見せてくれるか。それが最大の焦点だ。
この馬の出走がそうさせたのか、この日の出走頭数は、7頭。老雄エムジーシューマ、サンエムキングは、翌日の足利織姫賞に出走、なんと、アラブのイーシーキングに惨敗を喫する失態を演じた。イーシーキングがお化けなら、「失態」という言葉は不適切だが、この際、高崎で上位を形成しているという(特にサンエムキングは新春杯を圧勝している)「プライド」がずたずたにされてしまったので、あえて「失態」と言う。これが厳しい現実。やばすぎ。こんなお寒い状況だが、デルマキングオーに果敢に挑んだ馬がいた。
トーホウエクストラ。お化け種牡馬サンデーサイレンスを父に持ち、JRAから移籍してきたこの馬は、その期待に違わぬ活躍で、何と10連勝。通常なら、「また移籍馬か」となるのだが、この馬の場合は、JRAでの出走がわずか3走。しかも、「何で高崎にいるの?」と思えるくらいの「良血馬」が、超低賞金の高崎にとどまって走っているのだ。これは、応援したくなると言うもの。しかも、その素質は間違いなく一級品、トップクラス。1500M1.34.7の時計で圧勝した時を見ているだけに、期待は「全国区」か。まあ、デルマキングオーもJRAからの移籍馬だし、高崎で育ったと思えば、なんということもない。昔はかなりこだわったのだが、変われば変わるものだ。
しかし、このレースに限って言えば、デルマキングオーにはとても敵うとは思えなかった。この馬が逃げる展開では、後ろにデルマキングオーに付かれてジ・エンド。1500ならともかく、2000でこの展開では、逃げ切りは無理。この馬が連に残るとすれば、大逃げするしかない。大きな賭だが。
トーホウエクストラには、もう1頭強敵がいた。エビスヤマト。高崎大好きの、新潟所属馬だ。平成11年のこの時期、高崎に出まくっていたこの馬は、その年の開設記念を制した。当時一押しのヒロベストの天敵だっただけに、本来なら敵役なのだが、高崎開設記念の看板を背負っての統一重賞行脚を見るにつけ、好感を持って迎えることが出来る。今年も開設記念に出てくれることだろう。
この馬の実力は、統一重賞での成績を以てすれば、ここでは力上位。東京大賞典では、最低人気、最後方から追い込んで、0.6秒差ですか。さすが、ワンパターンもここまでくれば、実力。みんな、この馬を知らなすぎる。確かに連に絡むのは極めて希だが、その追い込みは堅実。統一重賞から一気に高崎準重賞。このギャップ、よくよく考えてみると面白い。普通なら圧倒的な1番人気だろうが、この日のメンバーは強い。小頭数でレースもし辛いだろう。ほんと、この馬とトーホウエクストラ、どっちにするか悩みました。結局、デルマキングオーに一気に来られる立場のトーホウエクストラが、後ろから行くエビスヤマトに比べ、圧倒的に不利と言うことで、デルマキングオー×エビスヤマト1点勝負。
果たしてレースは、トーホウエクストラがスッとハナにたった。楽逃げ。と思いきや、デルマキングオーがぴったりマーク。いつでも行けるという、後ろからのとてつもないプレッシャーを受けたトーホウエクストラ、それでも淡々とペースを作り、必死にレースを運ぶ。3番手、スピンネーカー。トーホウルンルン。その後ろにエビスヤマト。追い込みに賭ける。
しかしながら、2周目向こう正面から、トーホウエクストラがペースを上げ、すんなりデルマキングオーがつける。前がかなり強い馬だけに、エビスヤマトは早めに仕掛けざるを得ない。下手をしたら、2着も危うくなる。賢明な判断だが、3番手を交わすのに手間取り、しかも、前2頭がいい感じで仕掛けているので、馬券の方が危うくなった。トーホウエクストラ、ここからが勝負どころ。
果たして、直線でデルマキングオーが、あの突き抜ける脚を惜しげもなく見せ、早くも勝利確定。あとは2着だが、やはりトーホウエクストラ、2000Mは少々長い。しかも、後ろがデルマキングオーでは、失速はやむを得まい。エビスヤマトが何とか底力で追い込んで2着。2馬身半遅れて、トーホウエクストラ3着。1500Mでの大いなる活躍に期待。この日の展開では仕方ない。それでも、後ろの追撃を許さなかっただけに、まだまだこれからだろう。他の馬は、申し訳ないが、全く別世界。
デルマキングオーがエビスヤマトにつけた差が、実に4馬身。タイム、2.10.6。何とびっくり、ロイヤルハーバーのレコードタイ記録。こ、これは。本当にやってくれるのか?なんだか、強くなる一方なんですけど。馬って、こんなに変わるものなのか。このような驚異的な成長を見せるとは。これは、開設記念、栃木から強い馬も出てこようが、エビスヤマトが高崎巧者であろうが、関係なさそう。仮にベラミロードが出てきても、これなら直線で捕まえられる。はっきり言って、強い。ここまで高崎所属馬に対し、強さを感じることはかつてなかった。開設記念、これが新生デルマキングオーの大いなる飛躍のレース。勝って、向かうは全国区。はっきり視界が開けてきた。年度を締めくくるにこれ以上ないレースとなる開設記念。見逃すわけには行かない。PAGETOP

畜産杯
前回こうずけ特別で、今年の開設記念馬が決まってしまったようだが、その前にもう1回レースを見ておこう。
それが畜産杯となったわけだが、果たして、イズミカツリュウが出走してきた。この馬に関しては、
平成1011年観戦記でかなり持ち上げてきたわけだが、その期待とは裏腹に、もろにオープン、時計の壁にぶつかり、尚かつ順調に使えない弱みもあって、言ってみれば、諦めていたわけだ。まあ、平場であっさり負けるようではそうなるだろう。
しかし、前走で不良馬場とは言え、35秒台を叩き出した。しかも、2着を4馬身千切る圧勝。ひょっとしたら、壁をぶち破ったのでは?それを確かめるのが、このレース観戦の最大のモチベーションだ。
相手は、やっかいな馬が出ている。新潟グランプリホース、エーブブレーンですか。くろまつ特別では、1500M最強クラスのエムジーシューマを下している。はあ、エムジーシューマもアラブに負けてしまった以上、もはや力の衰えは隠せまい。実を言うと、エーブブレーンが圧倒的な強さを持っているとは思えない。しかし、それに敵う馬がこの日出ていたかと言えば、それも頷けるものではない。イズミカツリュウが出ている以上の見どころがない、イマイチ盛り上がりに欠けてしまった。サンエムキングでも出ていれば面白かったかも?
あれこれ言っても始まらないので、他の馬を。ミハタワールドが出ている。今は昔、ちょうど1年前の畜産杯を勝ったのがこの馬。あんなに強かったのに。当時はそれが痛かったが、今はもうそういう感情はない。この馬の強さを知っている以上、馬券的な妙味を含め、頑張ってほしいものだ。それほど大きな思い入れはないが、新潟グランプリホースに一泡吹かせてくれることに期待。
あとは、「なんとなく」ダイワトニービン。存在感があるのかないのか。その成績は堅実なものがあるが、どうあがいても、レースにおいて上位と争うことがなくなってしまった。とても買えない。アングロアラブ、カズタカショウグン。この馬にはアラブ大賞典で痛恨のハズレを味あわせてくれたが、あれは仕方ない。全く恨んでいないし、極めて厳しい状況下におかれている高崎アラブにあっては、頑張っている。碓氷峠特別、楽勝していました。相手がズレたので馬券はとれなかったが、あれはなかなか気持ちの良いレース振りだった。ただ、ここでは無理。アラブらしい小振りな馬体がかわいいのだが、レースの勝ち負けは別。オープンでは、よくて掲示板か。
レースはエーブブレーンが逃げ、イズミカツリュウがマーク。全く以て、予想通り。そのままレースが進むが、3−4角、イズミカツリュウがエーブブレーンを交わしに懸かると思いきや、全く動けず。何でかな。その代わり、ミハタワールド、ダイワトニービンが動いた。ダイワトニービン復活か。しかし、前のエーブブレーンの脚は衰えず、そのままあっさり逃げ切り。そして何故か、直線でイズミカツリュウがミハタワールドを交わして2着という、摩訶不思議な光景がそこにあった。とっくにズブズブになったのかと思いきや、盛り返している。どこかで見たような気が。そう、ロイヤルブリッジが勝った、3才優駿。どうやら、イズミカツリュウはコーナーが下手なようだ。いつも、ここで動けずに置かれる。それとも、仕掛けが遅すぎるのか。まあ2着なのだから、スピードアレックスよりは強いだろう。ただ、あの勝負所で置かれてしまうのが続く以上、今後の見通しは暗い。まあ、それさえ克服できれば、力はあるので何とかしてくれるとは思うが・・・。まだ期待したい。
この日の勝ち時計、1分38秒0。遅い。この日は何故か、砂が異常に深いように見えた。この日、それまでのレースも全く味のない、淡泊なレースが続き、また、スピード感も全く感じられなかった。直線でのスロー感は、かつての高崎競馬を彷彿とさせた。1枠からあっさり逃げ切りのレースが続いたので、かなり頭が痛い。こういうのが、見ていてつまらないレースというのだろう。勝ちに行けよ。騎手の人間関係(縦=調教師、横=先輩騎手)について考えさせられる日になった。いくら施設改善しても、これじゃあ本当につまらないぞ。敢闘義務というのが感じられないのが残念だ。ここまで言ってしまえば致命的だが、客をつけるには良いレースを見せるしかないのだ。騎手の人には、センスを感じさせて欲しい。
最後に言いたいことを書いてみたが、ともあれ、開設記念が楽しみ。去年も、畜産杯で気分が落ち込んだが、開設記念が晴らしてくれた。今年は、デルマキングオーがスカッとさせてくれるだろう。はたまた、他地区の強い馬が出てくるのか。良いレースが見られるだろう。PAGETOP

開設記念
ついに年度を締めくくる大一番「開設記念」の日を迎えた。ここまで色々あったが、待望の「超大物」の誕生の予感に、このレースを見逃すわけには行かない。果たしてその結果は?
言うまでもなく、「超大物」とは、デルマキングオー。その強さは、全盛期のリキアイフルパワーを遙かに凌ぎ、あのブライアンズロマンすら、その域には達していまい。この馬の強さは、「プラタナス特別」に始まり、「高崎大賞典」でそれは揺るぎのないものとなった。去年の今頃は、善戦マンの域を出ず、「相手なりにそこそこ走る馬」という評価しか下せなかった。群馬記念3着に突っ込んできたときも驚きこそすれ、やはり「相手なりに」好走したという印象が一杯である。
それがどうだ。白山大賞典での惨敗をきっかけに、この馬が化けてしまった。馬というものはこんなに急激に変わるものなのか?その体付きは、パワーに溢れ、はち切れんばかり。ハードな調教を課したのは、当時の「アカギ」調教欄からもわかるが、それにしても驚異的。不思議としか言いようがない。まあ、このあたりの馬の成長に関しては、全くのド素人なのでこれ以上の言及は避けるが、とにもかくにも「凄み」十分の馬になっていた。
今年は、栃木からオリエントハンターが挑戦するはずだったが、ランニングホーマーに変わっていた。前者だったら面白かったのだが、正直役者不足。栃木の馬はオープン下位でもなにげに高崎より強い場合が多いので嫌な感じなのだが、今年は、やはりオリエントハンターが来るべきだったと思う。まあ、デルマキングオーが強すぎるので、それを嫌ったのはわかるのだが。
そして、新潟からは常連エビスヤマトではなく、グランプリホース、エーブブレーン。新潟オフ中、高崎で2連勝中。最初のくろまつ特別は見ていないが、エムジーシューマを1500Mで下しており、かなりの高い評価を得ている。しかしながら、前走の畜産杯では、そんなに強いとは感じなかった。2着がイズミカツリュウ。この馬は好きな馬だが、実力的に劣るのは認めざるを得ない。2馬身差で、タイムが38秒フラット。イマイチでしょう。それに、この日この馬に異常に人気が集中していたので(アカギ2人本命)、ここは高崎の馬に頑張ってもらおう。
ここは、サンエムキングに期待する手だ。この馬をかなりボロクソ言ってきた当サイトだが、やはりここまで来たら応援したくなる。エムジーシューマも認めるのに時間がかかったが、こういう楽しみ方も良いでしょう。
サンエムキングは、前走栃木のアア、イーシーキングに負ける失態を演じその評価はかなり落ちた。ここに来て、スピードに勝っているという見方が定着したようで、距離の壁が大きく立ちはだかるが、馬連で5−6倍の評価の馬ではなかったはず。汚名返上でやってくれるか。
この3頭が抜けて人気かと思いきや、メジロクリーガーの評価が高い。なるほど、前走交流戦の勝ち時計が、エーブブレーンよりコンマ8速い。前が早めにデルマキングオーにつぶされたときの、すっ飛んでくる馬としてのイメージがぴったりはまる。そう、大賞典のリョウマ、メジロモネのように。確かにその通りなのだが、人気になりすぎていたので、ここは嫌ってみた。
あとは、エムジーシューマの逃げ残りが気になるが、かなり無理がある。しかし、あまりにも魅力的なオッズを示しており、プラタナス特別で当てていたこともあり、買いました。トウショウコナン、JRAの実績は十分だが、全くピンと来るものがない。高崎で見たことないし。トーホウルンルンは、馬体が寂しすぎ。ミハタワールド、前走2着を外すようでは・・・。スピンネーカー、特優ならともかく、重賞では無理。これで全馬に触れたようだ。
さて、レースは意外や意外、サンエムキングが押してハナにたった。やめてくれー、聞いてないよ。出たなりの位置で勝負するんじゃなかったのか。エムジーシューマに行かせて、じっくり構えて2着に入る予定がここで崩れた。デルマキングオーを負かすには、これしかなかったようだ。仕方ない。これで後ろを封じてくれれば、馬券は当たる。しかし、そううまくいくはずもなく、番手エムジーシューマに早くもデルマキングオーが抑えきれない手応えで控えている。その後ろにエーブブレーン。あーあ、エーブブレーンが一番2着に来そうな展開。前はデルマキングオーに早めに来られて苦しくなるし、エーブブレーンは、じっくり差してくればいいので、この時点でかなりやばい。全く展開はその通りで、向こう正面で手綱を緩め、あっさり3角で先頭に立った。こんな一方的なレースになるとは。といっても、十分予想通り。はっきり言って、デルマキングオーの強さは、3枚抜けている。もはや、ここには相手になる馬がいない。あとの興味は2着争い。結構サンエムキングも粘っていたが、やはりエーブブレーンに差されてしまった。それにしても、この組み合わせで170円ですか。とても買えません。
デルマキングオーが勝つのはわかっていたので、あとは勝ち方。馬なりで3角先頭、そのままブッ千切ってつけた着差6馬身。やればやるほど強くなるね。タイムは、やはりレコード。2分18秒7。それほど驚くべき数字ではないが、ブッ千切ってのレコードなので、その価値は大きい。アカギのコピーのごとく、歴史に名を残した。
やはり、デルマキングオーの強さは本物だ。いよいよ、高崎所属馬による統一グレード制覇は目前。地元代表馬として、勇躍群馬記念に出走するのだろうか。1500Mに多少の不安があるが、かえってハイペースになってレースがやりやすくなるかも。これまでにない期待を持って、新年度のレースを楽しみたい。
PAGETOP

群馬記念
高崎競馬、年に1度の交流重賞。群馬記念を見に行くたびに、「えらい混んでるなあ」という感想を持つが、今年も相変わらず。それでも、若干去年より少ない気はしたが。
これだけ来場者が多いにも関わらず、パドックで声がかかるのは、武、岡部、石崎くらい。これでいいのか?地元馬初制覇の最大のチャンスだぞ。まあ、普段来ていない人が来るからあれだけ混むのであって、デルマキングオーのあの圧倒的な強さを見ていない人が多いだけに仕方ない。私は、デルマキングオー本命(当然)だが、とは言っても、やはり不安はあった。それは、当日の馬場状態。
5月2日に降った雨の影響が心配されたが、この日は稍重。これくらいならと思ったのもつかの間、この日のレースは判を押したような前残り。見ていて非常につまらないレースが続いた。これじゃあ、武豊ノボジャックに勝ってくれと言っているようなもの。その厳しい状況の中でも、期待はあった。
ひとつは、デルマキングオーが、ノボジャックの逃げ切りを許さないほど強くなっているのでは、という点。デルマキングオーが強いのは間違いないが、スピード競馬という点でかなり不安を残している。1500M持ち時計1.36.1がそれを物語る。やはり、ぱんぱんの良馬場でのスタミナ勝負、これがこの馬のイメージ。まあ、この点をクリアしてくれればホクトベガ級だが、ここは展開のアシストが必要だ。
もう一つ期待した点は正にこれで、幸いなことに、他の地元馬がエムジーシューマとサンエムキング。両馬とも、逃げるしかないでしょう。これで超ハイペースを生み出しての差し切り。特に、丸山サンエムキング、前回開設記念で逃げたこともあり、やってくれるはずだ。これなら現実味がある。頑張ってくれ。
さて、ここで出走馬に触れてみる。ノボジャックが一番人気。逃げ切り濃厚は十分。タマモストロング、多少終わっているようだ。リンリンスキー、愛知の交流常連。牝馬限定なら。エビスヤマト、高崎大好き。追い込み一手で着を拾うのは、グランドツアラーを彷彿とさせる。前述の展開なら、追い込みがはまるか。レイズスズラン、前に行くイメージ。ノボジャックと行ったキリが見える。ウツミダンスダンス、南関東牝馬ですか。南関東で一杯だろう。ビーマイナカヤマ、前年の覇者。何故か芝のG1を使う。頭打ちのようだが、ダートなら。なんと言っても、ディフェンディングチャンピオン。買い。メジロクリーガー、やばすぎ。開設記念で穴人気も、7着。チェイスチェイス、これまた南関東。地元で頭打ちで、厳しい。
ざっと触れてみたが、残念ながら、栃木のベラミロードは地元の八汐賞に出走してしまった。ここに出ていれば、非常に盛り上がっただろうに。まあ、JRAで惨敗しているだけに弱気になるのもわかるが、泣きっ面に蜂で、八汐賞も2着に敗れてしまった。北関東HOT競馬が聞いてあきれる。群馬記念は北関東G1の筈だが。こっちの方が適鞍でもあるし。まあいいや。
レースは、ノボジャック、レイズスズランが前に行って、それっきり。おーい、同じ展開ばかりも、ここまで続くと寒すぎ。レコードが出ただけに、ノボジャックの力が抜けていてそのままだったのはわかるが、こんなのあり?エムジーシューマは、ついていけなかったのか。それとも、アカギ紙上のコメント通り折り合ったのか。サンエムキングは?全く目論見が外されたが、その中でデルマキングオーは頑張った。
前残りの展開がわかっていただけに、じっくり行って着を狙う前年の戦法は取らず、積極的に前を狙ったレース振りには感動した。結果、スピードが足りず3−4角で置かれ、浮上することはなかった。しかし、これしかなかった。今年は、勝つ最大のチャンスだったのだ。その夢を持った私のようなファンにとって、後悔というものを感じさせないレースをしてくれた金井騎手、さすがである。北関東皐月賞では、メモリーフォーラムでうっぷんを晴らしてくれたようだ。
とは言っても、デルマキングオーが敗れ去ったのは事実。高速決着にも対応できればお化けになるのだが、さすがにそこまでは酷か。それならば、適鞍で雪辱を晴らすべきだ。ゆったり流れる長距離戦。ここでデルマキングオーは真価が問われる。もはや、高崎にはデルマキングオーしかいない。他の馬にとっては酷な評価になるが、現状これが正論だろう。今や、好素質馬が少しでも頭角を現すと、高崎の低賞金に見切りをつけ、とっとといなくなってしまう。ここは、高崎最大のスターホース、デルマキングオーの活躍に大いに期待しようではないか。
PAGETOP

坂東太郎賞
前回群馬記念から約1ヶ月。何故か結構久しぶりのような気がする。それは、高崎競馬に勢いが感じられないことが原因か。
「北関東HOT競馬」が発足したものの、相も変わらず高崎所属馬の流出はとどまるところを知らない。高崎競馬の賞金レベルは、全国でも屈指の低いもの。高崎オープンでは高齢馬の君臨もあり、まだ未来のある馬は、高崎で頭打ちになるよりは、移籍した方がよっぽど賢い選択だ。それはわかってはいたが、ここまで盛下がる高崎競馬を見るにつけ、最早どうしようもない絶望感が私の心を覆っている。
それに追い打ちを掛けるべく、今となっては唯一のスター候補デルマキングオーは、交流重賞「かしわ記念」において、まさかの落馬競走中止。正に何も得るべきものがなかった。決して適鞍ではないかしわ記念に出走したのも、そのペースを経験しておくだけでも得るべきものはあったはず。それがこの結果では・・・。高崎の騎手は遠征すると舞い上がってしまうのか?出遅ればっかり。全く以て情けない。こういうことも、ファンの興味を著しく削ぐものだということを肝に銘じて精進してもらいたい。
とは言っても、高崎に行って一日馬券に興じるのも悪くない。正に行楽気分。気楽に行こう。
さて、この日のメインは坂東太郎賞。高崎準重賞から北関東G3に格付けされたこのレース。さぞや、良いメンバーが揃うかと思いきや、たったの7頭。まあ、賞金が低すぎるので急にメンバーが揃うとは思えなかったが、サンエムキングの存在が足かせになっていたのは間違いないだろう。
この馬、以前ほど絶対的な存在ではなくなったものの、未だその威光は健在か。エムジーシューマが結構長く君臨していたのを思えば、やむを得まい。なんと言っても他が弱すぎて・・・。高齢馬がトップに君臨している状況は、結果、馬の流出を促してしまい、ますます高崎を魅力無いものにする。他で通用しなくなった高齢馬がやってきて楽にトップに君臨されちゃあ、生粋の高崎所属馬を応援するのが空しくなる。それだけ弱いという現実が、容赦なく突きつけられる。
それに敢然と立ち向かったリョウマにはかなり期待をかけたのだが、残念ながら足利に売られてしまった。事情はあろうし、それが商売なのはわかるが、あまりにも、高崎を盛り上げようという気概がない。競馬が興業である以上、レースを見せる馬にはそれなりの魅力が求められよう。それをないがしろにしている以上、浮上の目はない。競馬が興業以前に商業だという反論があれば、もうどうでもいい。勝手に衰退してくれ。
書いている内に、かなり感情的になったが、それだけ高崎がやばいということ。私自身、かなりモチベーションが低下している。はたしてこの日の坂東太郎賞は、それに拍車をかけるだけだったのか?
出走馬は、前述サンエムキングに加え、エムジーシューマ。以前だったらこれだけで「引いて」しまう。この2頭で決まりだっただろう。それに歯向かう馬、それがこの日唯一の期待馬ミハタオウジャ。
大したもので、タヤスアゲイン(JRA青葉賞)の弟が今の今まで高崎で現役です。今までトップにあと一歩の状態が続き、しかも、昨冬見たときには体調がた落ち。この馬が開設記念2着でかなりの期待をかけていたのだが、しばらく休養していたので、その存在は薄くなりかけていた。しかしながら、この日の馬体は光り輝いており、陣営は見事立て直してきた。
体調面の問題が無くなった以上、あとは力関係。前年の高崎記念では、見てはいないがかなり絶望的な差でサンエムキングに負けている。只、今となっては、かなり詰まってはいるはずだ。それは、ミハタオウジャが強くなったのか、はたまたサンエムキングが弱くなったのか。私は、サンエムキングが前走群馬記念で見せたレース振りに甚だ怒りを禁じ得ない。どう考えたって、行くしかないだろう。それを行かなかったのは、行けなかっただけだと思うようになってきた。そう、サンエムキングの衰えは隠しようがない。やはり、アラブに負けたのはヤバ過ぎた。エムジーシューマに至っては、なにをか況や。群馬記念では行っていたが、前にくっつけない。サンエムキングのおかげで、ハナに立つのも一苦労。陣営は2番手でもといっているようだが、そんな歳ではないだろう。
結果、両雄並び立たず、ミハタオウジャからサンエムキング、エムジーシューマの馬券。最初は収支的な事情からミハタオウジャ−エムジーシューマだけだったが、どう考えても、サンエムキングがハナに立てば、エムジーシューマに交わされることはあるまい。一番人気だが、押さえた。
レースは、サンエムキングがハナに立ったが、エムジーシューマは出鞭連打。それでも全くハナにはたてず、この時点で終わった。ミハタオウジャは、その直後につけた。お、積極的なレース振り。いい感じだ。予想では、サンエムキング、エムジーシューマを離れた位置から見て、という感じだったが、行きっぷりが良い。やっぱりこういうレースでなければ面白くない。あっさり前に残られたら、高崎に未来はない。ここは、自力で引導を渡すべく、ミハタオウジャは向こう正面で早くも動き、3−4角では、サンエムキングに並びかける。動ける脚があったのは大きな収穫だが、そこからがもどかしい。まあ、いつでも交わせる感じだったが、つけた着差は1/2馬身。うーむ、物足りない。
サンエムキングが思わぬ抵抗を見せたわけだが、今までの力関係からいえば、ミハタオウジャが正攻法でサンエムキングをねじ伏せたことには大きな評価が出来る。あの位置からの仕掛けだと、下手したら差し返しを喰らいかねないところだが、それはさすがに許さなかった。着差に関しては、陣営のまだ完調では無いというコメントを以て良しとしよう。
よくよく考えてみれば、高齢馬に引導を渡したレースというのをあまり見たことがない。あるとすれば、リキアイフルパワーか、デルマキングオーか。厳しくいえば、ミハタオウジャはまだその域には達していない。しかしながら、そうなる可能性も十分なわけで、今後の高崎競馬のためにも応援していきたい馬だ。
PAGETOP

高崎記念
今回も約1ヶ月ぶり。前年新設された高崎記念だが、自分にとっては今一つその存在価値が希薄であった。なるほど、群馬記念が終了した後は、盛り上がりに欠けた番組編成であったのは間違いなく、この時期に重賞を創る意図は分かる。ただ、暑さが徐々に強まっていくこの時期、JRAの宝塚記念の時期変更の例を見るまでもなく、出走するメンバーに対する不安を構造的に抱えた高崎記念は、やはり開設記念、大賞典には遠く及ばず、東国賞、スプリンターズ賞といった重賞競走よりも低い位置に見てしまう。今回の観戦も、高崎競馬公式サイトでの出走予定馬を見てから決めようというくらいモチベーションは低かった。
しかしながら、この出走予定のメンバーを見てその気持ちは吹き飛んだ。なんと、デルマキングオーがその名を連ねているではないか。この馬ほど今の私を惹きつける馬はいない。前年暮れからの豹変ぶりは過去の観戦記を参照してもらうとして、群馬記念ではスピード不足という欠点を露呈してしまい6着に終わったものの、あえて自身の欠点と真正面からぶつかるべく、決して適鞍ではないかしわ記念に果敢に挑戦。結果、落馬競走中止と、全く収穫はなかったが、その陣営の決意の程が伺えた。それを払拭すべく、なんと統一G1帝王賞に登録するという、まさに頂点への道をまっすぐに向かっていったのである。しかし悲しいかな、統一G1というにはあまりにも少ない「他地区所属馬出走枠(3頭)」の壁に阻まれ、出走はならなかった。それならばと、地元北関東を盛り上げるべく、この日の高崎記念の出走だ。
北関東を盛り上げる、この点において、出走予定メンバーの中にベラミロードの名前を見つけたときは心躍った。なぜか群馬記念に出走しないで物議を醸した北関東最強牝馬(最強馬とは言わない)、ここにきて遂に、高崎に勇躍登場か。デルマキングオーだけでも「何で?」と思ってしまうほどこのレースの出走メンバーには大きな期待はしていなかったが、それにベラミロードが絡むとなれば、いても立ってもいられない。こ、これは見逃したら一生後悔する。いや、ほんとそれくらい楽しみにしました。
まあ、予想できたとはいえ、当然のようにベラミロードは出てこなかった。どんな事情かはわからないが、一度群馬記念回避でミソをつけてしまっただけに、最初の期待とは裏腹に、落胆も小さかった。ベラミロードって、こんな軽く見られる馬なのか?なんだかその輝かしい戦歴を傷つけまくっている気がしてならない。つくづくもったいないことだ。「北関東HOT競馬」って何?
ここは、デルマキングオーが勝つのはわかっていたので、相手探し。ミハタオウジャしかいないでしょう。前走坂東太郎賞で、遂にサンエムキングに引導を渡してしまった。前年のこのレースでサンエムキングに惨敗しているだけに、因縁のレース。今年はデルマキングオーが大きく立ちはだかるが、どこまで迫れるか。実際のところは、デルマキングオーがどれだけ凄い勝ち方をするかの方に期待が行ったが、この馬とて、高崎では素質的にピカイチ。とりあえず馬券はこの1点だけ。
他は、やはりサンエムキング。目の敵とはいえ、やはり高崎で頑張っている姿は好感が持てる。キングから退位したので、気楽に見れます。ただ、デルマキングオーがいる以上、連絡みも無理っぽい。あとはタマルファイターか。知名度抜群。前走JRAテレビ愛知オープンでは穴人気になっていた。それは逆に、地元でトップに君臨できないジレンマとなっているとも言える。芝の短距離なら、という馬。私はそんな異色な存在も好きです。しかし地元の2000M、買える要素はない。他は「その他大勢」なので良いでしょう。それがあんな結果になるとは!
パドックを見た。さすが、高崎トップクラスが揃った。中でも抜けてタマルファイターは見栄えがする良い馬だ。あれだけ迫力のある、雄大な馬体はなかなかお目にかかれない。それが地元では器用さに欠けるという欠点になってしまうのだろうか。デルマキングオーも、それに劣らぬ迫力満点の馬体・・・の筈が、何、どうしたことか。全く迫力がない。今年の春先見せていた、あの筋骨隆々の、他を圧倒したあの馬体はどうしたのだろう?「アカギ」紙上、陣営のコメントを見ると、「今がベスト」らしい。これは明らかに違う。こんなしぼんだ馬体になるとは・・・。
いや、実を言えば、デルマキングオーが見せた圧倒的な強さに一抹の不安を覚えていたのだ。どこまでこの調子が持続できるのか?そもそもデルマキングオーがお化けになったのは、前年暮れから。それまでは普通のオープンクラスの馬に過ぎなかった。この手の馬って、調子良いときはとてつもなく強いけど、何かのきっかけで調子を崩すと、低迷期が続くものだ。懐かしのエイユウリマンド然り、最近ではリキアイフルパワー然り。どうしても、デルマキングオーにエイユウリマンドの影を見てしまうのだが、さて。
結論からいえば、パドックで見た、デルマキングオーの迫力の無さは、レース結果に直結した。レースを引っ張ったのは、ホリークラウン。JRA準オープン惨敗クラス。前走特別をあっさり逃げ切っていて、ホクセイバンドルを彷彿とさせる嫌な感じの馬だ。それが見事的中。番手をサンエムキング、タマルファイター。その後ろは定位置、デルマキングオー。全く安心できる展開。向こう正面であっさり一捲りだろう。その後ろにミハタオウジャ。これまたあっさりデルマキングオーに続いて2着。前は潰れる展開。いや、ほんと、誰もがそう思ったはず。
しかしながら、デルマキングオーは動くも、全く手応えが悪い。ミハタオウジャは、向こう正面手前(2角直後)から動くも、かなり早仕掛け。これは明らかにデルマキングオーを負かしに行っている。それでも、タマルファイターが自ら沈み、デルマキングオーがサンエムキングを交わしたときは、ミハタオウジャも付いてきていた。馬券は当然的中かと思いきや、ホリークラウンが粘ってしまう。なんだか、デルマキングオーの脚色も怪しい。これでホリークラウンが勝った日には、もう立ち直れないほどのショックを受けること請け合い。嘘だろ。
何とかゴール直前で頭ひとつだけデルマキングオーが前に出たが、このレース、かなりやばい。その後ろの3着はミハタオウジャだったのだが、その差何と7馬身。要するに、ホリークラウンがいなければ、いつものデルマキングオーのレースに見えてしまっただろう。レース後、水野騎手は「調子が悪かった」とコメントしていたが、パドックを見た限り、それは間違いない。しかし、それでもホリークラウン抜きにすれば、いつものレース。ここから言えることは、3着以下の馬が、ホリークラウンのレベルにはなかったということ。やはり、ホクセイバンドルか・・・。
高崎競馬を見るとき、どうしても感じてしまうこの空しさ。ほんと、デルマキングオーがホリークラウンを振り切れなかったのは、調子落ちということにしておけばいいのだが、ミハタオウジャ以下は、全く言い訳が利かない。準オープンで惨敗していた馬にここまでいい顔をされてしまって、全く情けない。高崎は何の変わりもないのだろうか。こうしてみると、やはりリョウマ、イズミカツリュウ等の流出はとてつもなく大きくのしかかる。自前でスターを育てられない情けなさ。高崎競馬場がレジャー施設として生き残るには、客の呼べるスターを育てるのが一番なのだ。それが困難なことは重々承知の上。馬はあくまでも馬主のものだから。しかしあえていわせてもらう。こんな歴史の繰り返しじゃあ、全然面白くない。全然盛り上がらない。全然応援する気が起こらない。これが本音。
このレースで、デルマキングオーの今後に、さらなる暗雲が立ちこめてしまった。本来なら、ホリークラウンの5馬身前でゴールしてレコードでしょ?それが、あの醜態、やばい。暑さに弱いとのことなので、尚のこと心配。立て直しなるか?また、ミハタオウジャの巻き返しは?3歳陣メモリーフォーラム、コイノボリの活躍は?さらに、2歳馬は?見どころは多いが、とにかく移籍馬がいきなりトップに立ってしまうことだけはやめて欲しい。そう願いつつ、夏−秋競馬を見ることになる。
PAGETOP

からまつ特別
久しく更新が滞っていましたが、ひとまず復活します。
何故ここまで手つかずの状態が続いたかといえば、このHPを支えてきた、高崎競馬に対する期待というものがここに来てプツリと自分の中で切れてしまったからです。
実際には何回かは高崎に足を運んではいたのですが、この観戦記を書く気が全く生まれてこなかった。
高崎競馬を応援していても、全く報われないというか、大いなる無力感に苛まれています。
歴史は繰り返す。ホリークラウンが移籍して以来、この馬にやられ放題。何回こんな事が繰り返されたのか。JRA準オープンで完全に底が割れた馬が、高崎のトップですか。確かに、コイノボリやメモリーフォーラム、テンリットルら、3才陣との比較は何とも言えないが、それより何より、これに対抗しうる古馬がいないというのは、全く以て情けない。
このページでいくら吠えても、実際に競馬を運営しているのは、馬主であり、調教師である。壊滅的な低賞金の高崎に有力馬をおいておく理由は全くない。この話も何度も書いているが、有力であればあるほど、トレードに出される。リョウマの移籍が決定的となって、今になって効いてきた。栃木で走っている情報を目にするにつれ、情けない気持ちで一杯になる。もう知った事じゃない、と。
しかし、私を高崎競馬に目を向けさせてくれる馬がまだいる。そう、デルマキングオーだ。
前回観戦記ではボロクソだった。その後、交流重賞3走。白山大賞典は、勝ちに行った騎乗だったようだが、ミラクルオペラの次元の違う走りの前に5着。ただ、それ以下は差がなく、この馬の力を改めて示した。
前走はGTJBCクラシックだったが、ここは残念ながら守りの騎乗で全く見せ場無し。いい加減にして欲しい。スタンド前あの位置じゃあ、夢も希望もないね。去年暮れから春の強さを以てすれば、ああは行かないだろう。問題は、その強さがもう戻ってこないのでは、という点。それを確かめに行ってきた。
この日は、サンエムキング、ミハタオウジャ、ダイワトニービンと言った常連が顔を揃え、加えてメジロクリーガー、リキアイフルパワーと言ったメンバーがレースを華やかなものにした。うん、確かに「大一番」である。これが1着賞金80万の特優というところが、涙を誘う。まあ、それはさておき、デルマキングオーがどんなレースをするかだけでしょう。相手はミハタオウジャ1点。
好発を決めたキングナムラがハナを切った。サンエムキング、エアーホースワンが続き、ミハタオウジャは早め4番手。デルマキングオーは真ん中あたり。スタンド前で見たデルマキングオーは、なんかやる気無さそう。そういえば、パドックでも、高崎記念の時に見たときと同じように、まるで威圧感無し。これはやばい。
レースも最後までこの馬らしさが見られず、直線で何とか抜け出すものの、メジロクリーガーに迫られる体たらく。やはり、旧年齢8歳では、絶好調をキープできたのはあの一時だけだった。正に高崎記念と同じ様な感じで終わってしまった。
デルマキングオーは、それでも勝った。2着がメジロクリーガー。あとは並んでサンエムキング、ダイワトニービン、ミハタオウジャ。この3頭はいいライバルだ。実力的に同じということ。はっきり言って皮肉です。
このレースを見て、デルマキングオーに関しては一区切り着いてしまった。年齢的に、これを立て直すというのは酷というもの。あの、高崎では次元の違う走りを見せていたのが早1年前。それから群馬記念まで、この馬のおかげで自分の中では最高に盛り上がっていた。今となっては昔だが・・・。
さて、本当にデルマキングオーは終わってしまったのか。もちろん、高崎の中では「普通に」強い馬であることに間違いはない。でも、それでは満たされない。「もしも」があるとすれば、大賞典。ここで去年のようなレースを出来るかどうか。大賞典と言うことでいえば、リキアイフルパワーはどうしたことか。ろくに調教できないようで、陣営の苦悩が見て取れるが、まともならリキアイフルパワーとて、デルマキングオーに引けを取る馬ではなかった。叩いて一変あれば、大晦日は面白いのだが、どうだろう。
さて、このレース以外の話題を。強いね、クロフネ。あれは馬じゃない。お化け。日本はおろか、世界を向こうに回してのあの走り。何もしなくて3角捲って7馬身。まあ、あとはいかにその強さが保てるか。いつまでお化けでいられるか、楽しみ。あと、ホオエイスペクターが勝ったのも嬉しい話題。ハナを切れず、好位から3角ズブズブだったが、奇跡的に直線で追い込んできた。こういうレースを全盛期にやって欲しかった。これを見ても、馬は走る気ひとつ、と言うこと。若いときは諦めの早い、ナイーヴな馬だったと解釈しよう。
さて、何とか書いてみましたが、次回は年末の大賞典でしょう。2才優駿は???です。全く盛り上がりに欠けているようで、残念ながら、見ても書くことがないかも。と言うことは、観戦記は今年これが最後!?来年もよろしくお願いします。
PAGETOP

高崎大賞典
デルマキングオーの全国への飛躍に期待した平成13年も、このレースを以て終わりだ。レースを振り返る前に、今年を振り返ってみることにします。
平成13年前半は、それこそデルマキングオーに尽きた。その強さは今まで私が高崎で見てきた馬とは次元が違っていた。こういう風にたとえるのは本意ではないが、1頭だけJRAの馬が混じっているような、圧倒的なモノの違いを見せていた。
こうずけ特別における、トーホウエクストラ、エビスヤマトとのレースこそは、私が見た中では今年のベストレース。戦った2頭とも、地方競馬ではオープンクラスの力があったことには、異論はないと思う。その2頭をいとも簡単に、力の違いを見せつけて下したデルマキングオーこそ、高崎所属馬による交流重賞初制覇の期待を担う、高崎のスターとなった。しかし、地元群馬記念は、その距離適性、不良馬場によるハイペースにより、力を発揮することなく敗れた。この結果は予想できたもので、以後のレースに期待がかかったが、春シーズン最終戦、高崎記念で見せてしまった調子の衰えは、秋の交流重賞連戦においても取り戻すことなく、敗戦を重ねた。この結果は残念なものであり、年齢的なところから見ても、復調は厳しいだろう。これが私のスタンスとなってしまった。
それならば、それに取って代わる馬といえば、・・・いない。テンリットルがそこそこやったが、菊花賞を取りこぼし、その評価を落とした(自分の中で)。メモリーフォーラムは、ダービー以来姿を見せず。登録は高崎にあるので、何とか復活して欲しい。古馬はいうに及ばず、ホリークラウンの天下。こればっかりはいただけない。この馬のおかげで、高崎競馬観戦が減ったというものだ。まあ、いずれは、エムジーシューマや、サンエムキングみたいにすんなり受け入れるだろうが、今はこういわせて欲しい気持ちだ。
さて、大晦日恒例、高崎大賞典。年々観客が増えているようで、高崎競馬もなかなか捨てたものじゃない。駐車場が満車で、はじめて内馬場にとめました。この大観衆に良いレースを見せてこそ、高崎競馬に未来がある。その期待を担う出走馬は。
高崎最強馬デルマキングオー。前走からまつ特別では厳しいことを書いたが、この馬の大本命は動かせない。ここで見せるパフォーマンス次第では、まだまだ、という気になるかも。近年、年齢に関係なく活躍する馬が多いので、望みが全くないわけではない。また、大賞典連覇の記録もかかる。見どころは多い。
対抗はミハタオウジャ。近走伸びるべきところで全く伸びないという、不甲斐ないレースが続き、人気がた落ち。しかし、この馬こそ、あの熱い時代を担った世代、5才馬。盟友イズミカツリュウが金沢で重賞を楽勝した今こそ、世代の強さを見せて欲しい。ブライアンズロマンの2着に来たこの馬には、それが出来るはずだ。
デルマキングオーが高崎最強馬となる前は、リキアイフルパワーが高崎を席巻していた。大賞典を圧勝で2連覇したときは、この馬、と思わせたが、故障が続き、去年の大賞典ではろくに調教も出来ずに出走。結果惨敗だが、今年は、アカギによると去年とは雲泥の差のようだ。力は間違いなくある馬なのだから、来てもおかしくない。人気も落としており、買い。ただ、単勝は2番人気だったようで、こればかりは?である。
連勝で人気があったのが、メジロクリーガー。JRA未勝利から連勝で上り詰めた、リキアイフルパワーのような馬だ。しかし、そこまでのスケールはなく、前走デルマキングオーに迫った実績が評価されていた。確かに見どころがあったが、どうもこの馬のイメージは、重賞クラスよりちょい下くらい。相手次第では重賞でも充分ありの馬だが、ここは過大評価を嫌って買わず。同様に、ダイワトニービンも。ただ、交流重賞に出たりしているように、今年は「影の薄い馬」とは行かないようで、人気を集めた。私はどうもダイワトニービンを買う気にはなれない。この馬で馬券を取ったことがないような・・・。
別の意味で高崎最強馬である、タマルファイター。高崎競馬には欠かせないスターホースの1頭。かなり貴重な存在感を示しているタマルファイターだが、大賞典では疑問符だらけ。アカギは母系に距離の克服の可能性をほのめかしていたが、JRA芝1200Mで好走する馬にとって、高崎競馬2600Mはマイナスでしかない。まあ、こういうところが貴重な存在たるゆえんなのだが。
他では、サンエムキングが顔だが、去年を見る限り好走クラス。オッズとの絡みからも買えない。エアーホースワンが、赤見騎乗で注目?って、本人が言うまで気が付かなかった。米田真で菊花賞を勝っている馬なので、ある意味面白そう。でも無理。3才唯一の参戦メタルカラーだが、JRA500万下好走はいい感じだが、ここでは勝手が違う。タフなレースに耐えられないだろう。
ゲートが開き、エアーホースワンが逃げ、ダイワトニービンが単独マーク。サンエムキングが続き、タマルファイターは予想外で行かず。もっと積極的に行っていれば、レースは面白くなったと思うのだが、これは賢明な判断か。デルマキングオーは中段。いつでも動けると行ったところ。ミハタオウジャがじっくり行っているのが好感が持てる。元々末脚に定評があり、ここ最近自ら動いて末が甘くなっていたので、一発狙い。
大賞典のペースといえば、スローペースが当然なのだが、かつてのように、最初から歩いているという展開はなくなった。今年も、淡々とレースが流れ、レースが動いたのは、2周目2角過ぎ。デルマキングオーが動いた。おお、これは久しぶりに強いレースが見れるか。これこそがデルマキングオー。いや、その前のリキアイフルパワーもそうだったが、行きたいときにすんなり動く強さこそ、本物。ただ、近走デルマキングオーらしさがなかったこともあり、最後甘くなるかも、という不安も少しあり。
ミハタオウジャも少し動いていたので、これはもらったと思いきや、前が意外に粘る。なぜかダイワトニービンがズブズブにならない。直線でミハタオウジャが一気に来るかと思っていたが、その遙か前にダイワトニービンがいた。これで馬券は撃沈。サンエムキングも先行粘りこみで、ミハタオウジャはそのあと。タマルファイターに続き、リキアイフルパワーが6着に追い込んできた。人気のメジロクリーガーは、さすがに2600Mがこたえたか。終始後方で、全く動けず。残念ながら、壁は厚かった。
勝ったデルマキングオー。2着ダイワトニービンにつけた着差は4馬身。楽勝の部類だ。タイムも、2分56秒7。大賞典の時計も、年々レベルが高くなっていてかなり好感が持てる。去年のレベルに近いものは保った。見た感じも、強かった。かなり調子を戻していた。しかし、あの全盛期の強さとは違う。どう考えても、あの強さをもう一度、というのは無理がある。デルマキングオーは、旧年例で言えば平成14年9才になる。衰えて何らおかしくない。それでも、何が起こるかはわからない。ホリークラウンを、去年のトーホウエクストラのようにあっさり交わしてブッ千切るくらいの強さを見てみたい。そうなれば、夢再び、となるのだが。
ちなみにこの日、とちぎ大賞典も売っていたので、買ってレースを見た。菊花賞馬ブラックキング、北関東の女傑ベラミロード。この1点勝負だったが、見ていて寒いレースだった。ベラミロードの逃げ足は重く、ブラックキングがひと捲りと思いきや、ブラックキングも一杯になる始末。ナルシスゼットオーなる全く知らない馬がこれらを弾き飛ばして抜け出してしまった。2着馬は、最低人気。3着も人気薄。かなりお寒い内容。ベラミロードに関しては、前走、かなり無理したのが見て伺える。北関東きってのスターホースだけに、こんなものじゃないと思いたいが、小柄な牝馬だけに、復調は難しそう。やはり、平成13年を振り返ったとき、この馬が群馬記念に出なかったことは、最大の選択ミスだったということを言わなければならないだろう。悔いの残る出来事だった。
さて、これで平成13年観戦記も終わりました。今後の観戦予定は未定だが、2才が寒そうなので、デルマキングオーが中心となるのは変わり無さそう。ただそれとは別に、年齢を重ねるにつれ、高崎から足が遠のいているのは事実。こんな、しけた気分を吹き飛ばすような、面白そうなレースがあれば、積極的に見に行くつもりです。PAGETOP



もどる

トップへ


メール