最近、先生が仕事に追われていて、各地の教室の皆さんも淋しい思いをされているのではないでしょうか。代役には到底なりませんが、先生を真似てたまには面白い話などお届けしようかと思います。先生は実話ですが、こちらはメルヘンとしてお読みください(*^_^*)
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天とひととの関係
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親しい方には話したこともあるのですが、管理人は持国天という神様とご縁があります。
持国天――ご存じでしょうか。四天王のなかで梵天の住む須弥山の東方を守る神です。
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四天王と言えば、聖徳太子の夢枕に立ったことで有名ですが、僕の夢枕には多聞天が立って、僕が持国天でした。おかしな夢ですが、何かしら持国天のエネルギーを頂いているらしいです。
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「神」と書きましたが、四天王は最初から神だった訳ではなく、元はお釈迦様のお弟子でした。お釈迦様が入滅する際「お前たちは入滅したら天界を守ってくれ」と頼まれて、四天王になったと言われています。夢の中で、多聞天は僕のことを「先生」と呼んだので、持国天の方が兄弟子だったのでしょうか。
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僕は時々激しいものが内に燃える時があって、これが持国天のエネルギーかと感じることもありますが、天と人の関係は複雑でわかりません。お釈迦様は、天と人との関係の一端を説いたようですが、僕はそのまた一端を覗いただけで頭がワヤになりました。その果てしない奥行き、どんな言葉を使っても説明できないほど、天は計り知れなく偉大です。
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夢というのは面白いもので、僕の前世が彫り師であったとも教えてくれました。この事は先生が導いてくれたので、大変助かりました。いつもいつもですが、ありがとうございます<(_ _)>
どうやら奈良の飛鳥大仏と法隆寺夢殿の救世観音は彫った憶えが微かにあります(^_^;)
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最近教えられて気づいたのですが、この二つの夢は、どちらも火の神事の当日(前夜)に見せて頂いたものでした。ひとつ目は高尾の火渡り祭、二つ目は天河の護摩焚き神事。もうひとつ面白いことを付け加えると、僕が奈良に行くと、なぜか火事が起こります。
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東大寺に持国天に会いに行くと、翌日のテレビで東大寺が焼けて「持国天が行方不明」と報じました。今度は救世観音に会いに行くと、泊めてもらった家の裏が火事です。どちらも数百mも黒煙を吹き上げるほどの大火事でしたが、誰ひとりケガもせず、不思議な火事でした。
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持国天という神は、火之神かも知れません。いまも天から見て笑っているのでしょうか。怒っているのでしょうか。そうそう、四天王と言えば鬼のような形相を思い浮かべるでしょうが、インドや中国の四天王像は普通の人型だそうです。日本に伝わって変えられてしまったんですね。
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天とひととの関係は本当に複雑で面白いようです。この辺の話は詳しく書くともっと面白いのですが、本が一冊書けるほどの長い話で、さすがにここでは書けません。そして黄金に染まった夕日を見ながら思うのは、ひとは不死鳥のようだということです。なぜ自分が生かされているか分からないけれど、今は自分のなすべき事をやっていたいと思います。
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天とひととの関係――もうじき向こうに帰れば、少しはわかることもあるのでしょうか。皆さんもおもしろい人生を楽しまれていますか。そうそう、ひとつだけ教えてもらっていることがあります。この世界に偶然はありません。自分が指一本動かすことも、天の働き無しにはできないように。起こること全てを受け入れて、日々を充実したものにしてお過ごしください。
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今日も生かされていることに感謝しながら、皆様に幸多かれと祈ります。
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