ナチュラルヒーリング研究会
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Johhny K Moritaka
2003.3.11 vol.11

もしも願いが叶うなら〜♪
あなたは何を願いますか? 管理人は最近たまにお願い事をします。ぼく自身よりもぼくを知ってくれている存在に。自然な願いは聞いてくれるような……そんな気がしています。
NO WAR
3月8日、晴れ――カモの遊ぶお堀のとなり、樹齢数百年を超すと思われる大銀杏の住む公園では、青く澄んだ冬の空に、陽光に輪郭を縁取られた真っ白な雲が浮かんでいました。
メインステージとなった日比谷野外音楽堂はすごい熱気で、前日の寒さが嘘のような暖かさです。そこで始まったピースパレードに先駆けたオープニング・アクト――友人の愈さんが仲間たちと奏でる韓国太鼓を、ステージの目の前に陣取って懐かしく聴いていました。共に富士見ヶ丘の教室で、先生にとばされて走り回ったのは、もう何年前になるのでしょうか。
「太鼓叩いて何になるんだとも思いますけど、平和への願いになにか貢献できれば」
そんな愈ざんの想いに、いまの仲間の声がだぶります。
「こっちは今日の命を守るのに精一杯なのに、一瞬にして何百人も殺せるなんて命の重さが違うのかしら?」
ぼくと同じ生まれつきの難病を抱える友です。
園内の見事な梅林には、小鳥たちがさえずり、みんなの子供たちが歓声をあげていました。
庭園風の池の噴水を見渡すベンチでは、ひとりの老婦人が「NO WAR」のプラカードを横に立てて、ただじっと日を受けて輝いた水面を眺めていました。穏やかな午後。
ピース「平和」とは何――こんな光景のことではないですか。
WAR「戦争」とは何――あなたの家族を失うことではないですか。
LOVE「祈り」とは何――愛する者たちを守りたいと思うこころではないですか。
昔よく何かのイベントが終わって一息ついたスタッフの輪の中で「私たちは家族のようなものだね」と先生がおっしゃったものでした。ぼくには、この会場にいる目の前の何万人もの一人ひとりが「家族」のように映ったのです。そして、このなかの誰一人として、弾丸の前に立たせるようなことをしたくないと思うのです。それはおかしなことかな。
自分のやることが見えてきましたか。やることが見つかって、動き出したら、きっと楽しくなると思いますよ。私たちの知らないどなたかは、いろいろなものを用意して与えてくるようです。動かなければ何も変わらない。ぼくはなぜかひとを泣かせています。みんな泣きながら「ありがとう」と言うけれど、「よかったね」とだけ応えます。
「よかったね」が増えていくと、この世から争いがひとつ減っている気がします。前回も書きましたが、ゴミをひとつ拾うと、きっと世界中の罪がひとつ消えている気がします。
「きょうは犯罪が5つ減った」って数えるの、イヤな気分じゃありません。ゴミを拾いながらニヤニヤするのはおかしなことかな。
「NO WAR」
それは遠い中東の物語ではなく、あなたたたちのこころの問題だ――そんな声が聞こえてきました。
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