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Johhny K Moritaka
2008.1.11 vol.46

皆さん、あけましておめでとうございます。新年の刑部先生の掲示板への書き込みを見て、
「あー、先生もやっとエコに目覚めてくださったか」
ということで、今回はエコ特集です(*^_^*)
エコプロダクツ2007
先生は今になってやっと「コンビニ弁当が温暖化を加速して〜」「飛行機がCOを〜」とエコの大切さに気づかれたようですが、実は日本の企業の多くは、もう何年も前からその問題に取り組んでいました。僕が毎年やっている仕事にエコプロダクツという仕事があります。
オンラインガイドブックの出展者一覧を見てみてください。
皆さんご存じのこの企業、その企業、えーあの企業があ!?とみんなエコをやっています。それもかなり熱心な取り組みです。
(C)エコプロダクツ2007
例えば、サントリー。この会社は、工場での廃棄物を全く出しません。オールリサイクル。なんとゴミゼロなのです。シンジラレナーイ! 飲料会社では、あのコカ・コーラ(どのコカ・コーラ?)でさえ水質保護や配送でのCO抑制に励んでいます。
先頃、社名を松下電器からパナソニックに改めた松下グループは、テレビの配送を車で行うのをやめて、電車を利用するようにしました。それによりCOの排出量は10分の1に抑えられたといいます。
ダンボールはダンボールから作られているって知ってましたか? 佐川急便のユニフォームはペットボトルのキャップで出来ています。TOTOは取り替えたトイレの便器を再利用して文房具を作りました。YKKのファスナーは土に還るんですよ。
シャープの太陽光発電はもう世界的なものですね。携帯から金を取り出すことで有名なDOWAエコシステムのリサイクル装置は世界に3台しかないものです。日本製紙は紙を作るための木を自社で植えています。
今やどの企業もリデュース、リユース、リサイクルは当たり前。エコをした上で、どれだけの実績を上げられるか、どれだけCO削減に貢献しているかを競っているのです。
会場を見学に訪れた子供たちは、自分が1年間に食べ残す量を実際に目の前に見せられて、その重さに愕然として帰るそうです。会場内には自転車で発電する装置もあって、1Wの電気を作るのにどれだけ大変かを身を以て体験することもできます。
「お父さん、車で旅行するのはもうやめようよ。電車を使おう」
「お母さん、ペットボトルはイオンに持っていこう。粉々にする装置があるからね」
「うちの窓ガラスをエコガラスにしようよ。そしたらエアコンもいらなくて、COも減らせるんだよ」
家に帰った子供たちは、そんな風に家族に話しかけています。今や一番エコが遅れているのは、企業ではなく個人なのですから。一人一人が目覚めないと、取り返しのつかないところまできているのは、もう誰もが気づき始めていることですね。
「地産地消。エコクッキング。エコ製品を買う。エコ旅行。節水・節電。植林。食べ残しをしない。あなたは何をやっていますか?」
皆さんは、子供たちにそんな風に聞かれていませんか。
話は変わって、中国で鶏インフルエンザがひとに感染したことで、にわかに日本に危機意識が芽生えつつあるようです。外資系企業は新型インフルエンザ感染時の対策マニュアルをすでに作っているとか。
エコは自分たちで何とかできるけど、新型インフルエンザは困るな〜。みんなのこころ次第で、抑えられるんでしょうけどね(*^_^*)
〜以下、1.17加筆
上記に書いた日本製紙が古紙の配合率を不正のNEWS。同様の不正をしていた王子製紙もエコプロダクツに出展していました。日本製紙のブースでは多くの子どもたちが紙を作る体験をして、古紙をリサイクルすることを学んだはず……子どもたちはどう思うんでしょうね。
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