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Johhny K Moritaka
2009.6.22 vol.49

まずお詫びです。富士山以来の10ヶ月ぶりの掲載です。世間的にも、先生的にも、自分的にも様々なことが起こっているように感じています。
神がかりの人
先生のメッセージをもう読まれましたか。「神がかりと憑依現象」というものです。たぶん先生もご存じないことを補足させて頂こうかと思います。
メッセージの中で、先生が知っている「神がかりの人」は天理教祖、中山みきさんだと書かれていますが、僕はもうひとり知っています。二代目天理教祖、井出国子さんです。
ただ先生が言うように「この100年で数十人」はいなかったのではないでしょうか。参考までに言うと、国子さんによると「神がかりの人」はこの世が始まって75人しかいないそうですから。
僕の師である芹沢光治良の兄、真一さんは、井出国子さんに出会って以後、多くの時間を国子さんと行動を共にしていたようです。その真一さんに国子さんはこう言っています。真一さんは科学の書物を勉強していて高度な質問をしていますが、まだ戦前の話です。
「芹沢さん、この宇宙には、なんにも、ないぜ。在るのは、振動だけや」
「なんにも無いという意味は、宇宙は、からっぽ、だということでしょうか」
「そうや、からっぽや」
「それでは、物質というものは、存在しないということでしょうか」
「そうや」
「それでは、物質の元である、素粒子の先の、微粒子の、その先は、振動だということでしょうか」
「違う。学問が、どんなに進歩しても、人間にわかるのは、微粒子までや。その先は、人間が、どんなに偉くなっても、わからんぜ」
かなり難しい話です。つい最近、益川博士がこの素粒子(クオーク)でノーベル賞を取りましたが、そのレベルではありません。ただ理解しようとは思わないので、スルーします。国子さんは常々「神は人間にはわからない」と言っていますから。わかろうとするのはムリなのでしょう。
ところで、国子さんやみきさんは、自分自身が常に振動していて、周りの者に、その振動を伝えていたといいます。国子さんの場合、信者に触れると、その信者の体内が振動し始め、終には1尺も飛び上がったり、吹き飛ばされたりしたそうです。
この振動に関して、国子さんはこうも言っています。
「この振動が、わしが、神であるしるしや。この振動だけは、人間にはないぜ。長い間、神様の代理をつとめる人が、たびたび現れたが、そして、このわしで、七十五代目やが、これから後、神と名のるものが現れても、振動がないから、にせ者だと、すぐわかることになる」
国子さんに助けられた経験があるので、この言葉を信じますが、これからは「神がかりの人」かどうかを知りたい時は、その方が振動を持っているかどうかを調べればいいのではないでしょうか。お弟子さんたちも、そういう明確な基準を持っていれば、騙されることもありませんね。
「神がかりの人」ならぬ「憑依現象」の方はよくわかりませんが、先生は昔、変だなと思うような場所に入ったら、親指を内側にして握り拳を作るようにおっしゃってましたね。完全ではなく簡単な防御法らしいですが、今でも時々そうすることがあります。
この世に生きて、神の用木であることは、想像を絶する大変さのようですが、こちらは不自由な身体でありながら、何の不足もなく、あらゆるものに納得でき、一日一日が精一杯で充実して、ありがたいと感謝しながら生きられるから、ただ頭を垂れています。
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