本文へスキップ

○○○○○○○○


 KYOTO


両手をしっかり握りしめ

父と母の間に挟まれ歩く遊歩道

足元の松ぼっくりを蹴りながら

どこまでも歩きたかった散歩道

海の匂いがしていた

クルクル橋が回ってた

プラッシーを飲んでいた

幼き頃の小さな思い出

あそこはどこだったんだろう

年老いた母に尋ねてみた

「さぁ…天橋立かな?須磨かな?覚えてへんわ…」

うん

それで良い 

それが良いのだ
CONTACT U