菊花賞

(1998年11月8日 京都競馬場 芝3,000m)

 

(ごくごくかんたんなレースの説明)

 イギリスのクラシックレース「セントレジャー」を模範としてつくられた、3冠レースの最終戦。1938年12月11日に「京都農林省賞典四歳呼馬競走」という名称で行われた第1回で優勝したのはテツモン(騎手:伊藤正四郎)。以降、昭和23年に「菊花賞」という名称に改められて、今日に至る。昭和54年に1回だけ阪神競馬場で行われた以外は、京都競馬場、芝3,000mは不動。本場のセントレジャーが衰退の一途をたどっているのに対して、京都唯一のクラシックとして、また、3,000mの長丁場と2度の坂越えというハードなレースで、数多くの名勝負を生み出し続けている。
 3冠レースの最終戦ということは、もちろん3冠馬誕生の舞台となるレースなわけである(笑)。そのなかでも圧巻だったのは、2着のヤシマソブリンを7馬身ちぎって圧勝で3冠を決めたナリタブライアン(1994年)。また、シンボリルドルフは、史上唯一の「無敗の3冠馬」である(1984年)。92年にミホノブルボンは史上2頭目の「無敗の3冠馬」に挑んだが、ライスシャワーの2着に敗れて達成はならなかった。
 牝馬の優勝は2回。1943年のクリフジ(騎手:前田長吉)と、47年のブラウニー(騎手:土門健司)。95年にはオークス馬ダンスパートナーが牝馬としては久々に挑戦し、1番人気に推されたが、マヤノトップガンの5着に敗れた。昨年は、2冠馬サニーブライアンは骨折リタイアで不在。シルクジャスティス、メジロブライトというダービー2、3着馬が人気を集めるなか、神戸新聞杯、京都新聞杯とトライアルを連覇したマチカネフクキタルが制した。「マチカネ」の冠号を持つ馬のGT制覇は初めてのこと。

(過去5年間の勝ち馬)

年度 優 勝 馬 性別・
年齢
重量 騎 手 人気 タイム 馬場
状態
1993 ビワハヤヒデ 牡4 57 岡部幸雄 R3.04.7
1994 ナリタブライアン 牡4 57 南井克巳 R3.04.6 稍重
1995 マヤノトップガン 牡4 57 田原成貴 3.04.4
1996 ダンスインザダーク 牡4 57 武豊 3.05.1
1997 マチカネフクキタル 牡4 57 南井克巳 3.07.7

  ★タイムの「R」はレコード

    

(Ryuの予想)

   ◎ 17.スペシャルウィーク
   ○ 4.セイウンスカイ
   ▲ 7.ダイワスペリアー
   △ 11.メジロランバート

 どっちを本命にしようか迷ったんだけどね。より不安要素が少ない方を上位に取りました。スペシャルウィークの不安要素は前走の内容だけで、それも「勝つには勝ったんだけど、スペシャルウィークにしては内容的に不満…」というくらいの微々たるもの。叩き2戦目ってところも魅力の1つ。ますます良化が望めそう。ただ、若干馬体が重め残りだそうで、その辺がどう出るでしょうか…。
 セイウンスカイは、メジロブライト、シルクジャスティスなどの古馬陣を完封してみせた前走京都大賞典の内容は完璧。一旦引きつけておいてさらに突き放すなど、柔軟性も披露してみせた(これは横山典弘騎手が巧かったのかな?)。ただ、3,000mの距離となると、血統的にどう出るものか…。「天皇賞に回る」という事前の話もあったみたいだし。3,000m逃げ切りを決めることができるかどうかについては、ひとえにその1点にかかっているといえよう。イレ込みについては…このウマって、イレ込んでた方が強いんだよな、なぜか(笑)。
 あとは、リアルシャダイ産駒で長距離戦には自信のダービー3着馬ダイワスペリアーを▲。あえて鞍上強化して臨む気合を買う。配当的においしいメジロランバートを押さえ。前走、前々走はふるわなかったが、ボチボチ、か。キングヘイローはもういらない。エモシオンは素質馬には違いないけど、気性的に3,000mで折り合いつくかどうか…。だったら、ボールドエンペラーの方が面白いと思うけど。

(Ryuの買い目)

   (馬連)
    4−17 3,000円
    7−17 500円
    11−17 500円
    4−7 400円

   (合計) 4,400円

(レース結果)

   天候:晴 馬場状態:良 

順位 枠番 馬番 馬名 性別・
年齢
重量 騎手 人気 タイム・
着差
セイウンスカイ 牡4 57 横山典弘 R3.03.2
17 スペシャルウィーク 牡4 57 武豊 3 1/2
15 エモシオン 牡4 57 松永幹夫 クビ
11 メジロランバート 牡4 57 吉田豊 アタマ
キングヘイロー 牡4 57 福永祐一 ハナ
ダイワスペリアー 牡4 57 蛯名正義 2 1/2
ボールドエンペラー 牡4 57 河内洋 3 1/2
カネトシガバナー 牡4 57 秋山真一郎 1/2
レオリュウホウ 牡4 57 江田照男 12 1 1/4
10 18 グリーンプレゼンス 牡4 57 的場均 13 1 1/2
11 シンボリクラウン 牡4 57 田中勝春 1 1/4
12 ミツルリュウホウ 牡4 57 南井克巳 11 3/4
13 13 タヤスメドウ 牡4 57 土肥幸広 16 クビ
14 14 サンプレイス 牡4 57 熊沢重文 15 3/4
15 10 シンコウシングラー 牡4 57 四位洋文 10 1 3/4
16 12 テイオージャ 牡4 57 藤田伸二 14
17 16 エプソムダンディー 牡4 57 池田鉄平 17
コマンドスズカ 牡4 57 上村洋行 (取消)

  ★タイムの「R」はレコード
  ★ 5.コマンドスズカは左前球節炎のため出走取消。

   (単勝)4.430円
   (複勝)4.160円 17.110円 15.390円
   (枠連)2−8 460円
   (馬連)4−17 510円

 稀代の逃げ馬がこの世を去った後に新たな歴史を刻んだのは、やはり逃げ馬だった。先週の府中での悪夢を振り払う逃亡劇。完勝。レコード勝ち。文句のつけようがない内容だった。クラシック2冠。これからはセイウンスカイの時代が来るのだろうか…そう思わせるレース内容だった。
 一方のスペシャルウィーク。1周目の3〜4コーナーで若干行きたがっていたみたいで、それが最後に影響したのか? いや、上がり34秒1の足は17頭中トップだったし。じゃあ、何が悪かったのか? 馬場の悪いところを通らなくてはならなかった? 鞍上ユタカの精神的なダメージ? それも少しはあるのかもしれない。が、僕はこう思う。「スペシャルウィークが悪かったのではない。セイウンスカイがよすぎたのである」。結局、夏を越しての成長分でダービー時の力関係が逆転してしまったということなのだろう。もちろん、スペシャルウィークにも挽回の余地は残されているだろう。ただ、サンデーサイレンス産駒は基本的には2,200m前後の中距離が最も得意とする範囲だと言われているので、来年春の天皇賞での雪辱というと…どうなのかねえ。
 他の馬のことにもふれないと…。でも、ほとんど印象ないよなあ(笑)。3着のエモシオンは「ようやく来たか」という感じの超良血。トニービンとアドラーブルの子と聞けば、期待せずにはいられなかったはず。これくらいは十分走れる素材であることは間違いない。あとは気性面がどうなるかだね。キングヘイローは…だから言ったでしょ、この程度よ、この程度。…ファンに恨まれそうだな(笑)。「今の時点ではこの程度」ってことなので、勘違いなきよう。古馬になって大バケしないとも限らないし。個人的には、母のグッバイヘイローにはすごい思い入れあるから(いや、ダビスタでめっちゃお世話になったんで…(爆笑))、GTの1つくらいは取らせてやりたいんだけどね。ただ、現時点での上位2頭との力の差だけは歴然としてることは間違いないけどね。
 最後に、4−17、気持ちよくいただかせていただきました。美味しうございました。1点勝負しようかとも思ってたんだけど、連敗スタートだったので、弱気にいくつか他の馬券も押さえてしまいました。これで負け分完済。気持ちよく「思い出のレース」エリザベス女王杯に臨めます。

(最終収支決算)

   (支出)−4,400円 + (収入)+15,500円 = (合計)+11,100円

   <今秋の合計> +100円(1勝2敗)

 

  

「天皇賞・秋」に戻る

「エリザベス女王杯」に続く

 

トップページに戻る