朝日杯3歳ステークス

(1998年12月13日 中山競馬場 芝1,600m)

 

(ごくごくかんたんなレースの説明)

 日本で3歳馬のレースが行われるようになったのは、戦後に入ってから、1946年秋の東京競馬が最初だった。これ以降、各競馬場でも3歳戦が番組のなかに組まれるようになり、49年には3歳シーズンの最終戦として東西で新たに2つのレースが創設された。関西の「阪神3歳ステークス」と、関東の「朝日杯3歳ステークス」がそれである。
 朝日杯は、関東馬の3歳チャンピオン決定戦として、1949年12月3日に中山競馬場で第1回が行われた。初代王者に輝いたのはアヅマホマレ(騎手:八木沢勝美)。翌年の第2回の優勝馬は、後に無敗で皐月賞、日本ダービーを制したものの破傷風のために世を去ったトキノミノル(騎手:岩下密政)。これ以降も、優勝馬のなかからクラシック戦線で活躍する馬を多数輩出している。1962年以来、距離は1,600mで不変。負担重量も71年から変わっていない。
 1984年のグレード制導入時にGTに格付けされ、その後、91年に阪神3歳ステークスが1週前にずらされて牝馬限定戦に変更されたのに伴い、朝日杯は牡馬・セン馬限定戦へと変更され(GT20戦のなかで牝馬が出走できないレースは朝日杯のみ)、東西の牡馬・セン馬が一堂に会する実力ナンバー1決定戦となった。牡馬・セン馬限定戦となって最初の勝ち馬は、後に皐月賞、日本ダービーの2冠に輝いたミホノブルボン(騎手:小島貞博)。
 91年以降、1番人気馬が連をはずしたのはわずかに1回、96年のみ(クリスザブレイヴ、15着)で、1着5回、2着1回と堅実な結果を残している。また、3番人気以下の馬が優勝したのもわずかに1回、92年のエルウェーウィンのみで、そのエルウェーウィンも3番人気であった。以上のことから、荒れやすい阪神3歳牝馬ステークスとは対照的に、非常にカタく収まるレースということができる。
 連対馬の名前を挙げるだけで、ミホノブルボン、ビワハヤヒデ(93年2着)、ナリタブライアン(93年1着)、フジキセキ(94年1着)、バブルガムフェロー(95年1着)、グラスワンダー(97年1着)…とそうそうたるメンバーが名前を連ねている。特に、昨年のグラスワンダーは、3歳馬としては驚異的な1分33秒台のレコード勝ちを果たし、翌春の活躍が期待されたが、骨折で春シーズンを棒に振った。
 クラシック出走資格のない外国産馬を除けば、このレースの勝ち馬は、そのまま4歳の3冠レースでも活躍を見せる傾向が強いようである。

(過去5年間の勝ち馬)

年度 優 勝 馬 性別・
年齢
重量 騎 手 人気 タイム 馬場
状態
1993 ナリタブライアン 牡3 54 南井克巳 1.34.4
1994 フジキセキ 牡3 54 角田晃一 1.34.7
1995 バブルガムフェロー 牡3 54 岡部幸雄 1.34.2
1996 マイネルマックス 牡3 54 佐藤哲三 1.36.3
1997 グラスワンダー 牡3 54 的場均 R1.33.6

   ★タイムの「R」はレコード。

    

(Ryuの予想)

   ◎ 8.アドマイヤコジーン
   ○ 7.エイシンキャメロン
   ▲ 11.オースミブライト
   △ 3.マチカネテルテル
   △ 13.リザーブユアハート

 負けがこんできたので、弱気にいきます。
 上位2頭、いずれも甲乙つけがたく、どちらを◎にしたものか迷いに迷ったのですが、アドマイヤコジーンを◎に取りました。前走の東京スポーツ杯3歳ステークスで見せた末脚の鋭さに魅力を感じての選択です。1,800mで勝鞍をあげていることから、マイル戦も問題ないでしょう。
 一方のエイシンキャメロン、桁外れのスピードはやはり他の馬を圧倒するものがあります。そのまま押し切るか、あるいはあえて控える競馬をするか、どちらでも対応できると陣営は自信を持っているとか。○にはしたものの、アドマイヤコジーンとはほとんど差はないはずです。
 次に続くのはオースミブライト。やはり長いところで勝利を収めている経験があり、ここはいいはずです。マチカネテルテルも同様。しかし、このレースは固く収まることが多いので、あくまで「押さえ」程度ですけど。
 最後に、リザーブユアハート。函館3歳チャンピオンも、新潟3歳ステークス3着、京王杯3歳ステークス5着で早く底を見せ始めたように言われているけど、復活をかけるのならここ。人気落ちになっている今回は狙い目かもしれません。逆に、ここでダメなら先の見通しは厳しいのではないでしょうか。

(Ryuの買い目)

   (単勝)
    8.アドマイヤコジーン  1,000円
   (馬連)
    7−8 1,000円
    8−11 400円
    7−11 400円
    3−8 400円
    3−7 400円
    3−11 400円
    8−13 100円
    7−13 100円
    11−13 100円
    3−13 100円

   (合計) 4,400円

(レース結果)

   天候:晴 馬場状態:良 

順位 枠番 馬番 馬名 性別・
年齢
重量 騎手 人気 タイム・
着差
アドマイヤコジーン 牡3 54 M.ロバーツ 1.35.3
エイシンキャメロン 牡3 54 武豊 クビ
バイオマスター 牡3 54 田中勝春 3 1/2
マチカネキンノホシ 牡3 54 岡部幸雄 ハナ
12 エイシンルバーン 牡3 54 熊沢重文 13 1 1/4
マチカネテルテル 牡3 54 後藤浩輝 11 アタマ
クリスタルトウジン 牡3 54 的場均 14 クビ
ケイアイハリケーン 牡3 54 柴田善臣 10
14 ロサード 牡3 54 高橋亮 クビ
10 11 オースミブライト 牡3 54 武幸四郎
11 アストラルブレイズ 牡3 54 加藤和宏 12
12 13 リザーブユアハート 牡3 54 四位洋文 3/4
13 10 ケイアイジョン 牡3 54 吉田豊 3/4
14 トウカイナンバー 牡3 54 藤田伸二 大差

  

   (単勝)8.330円
   (複勝)8.120円 7.140円 5.220円
   (枠連)5−5 610円
   (馬連)7−8 620円

 ちょうどこのレースが行われてる頃には「20世紀クイズ王」の予選に出かけていたので、簡潔に…。
 アドマイヤコジーン、最後エイシンキャメロンを捕らえるや突き放した末脚の鋭さは期待以上のものでした。「モノが違う」と言ってもいいでしょう。春のクラシック戦線はこの馬を中心に回っていきそうな予感がします。あとは、無事にいってくれれば…ね。なにせ、フジキセキも、バブルガムフェローも、グラスワンダーも故障しちゃったし。ま、昨年のように「4歳デビュー組」が3冠全てシメてしまうということもままあるので、いずれにしても来春のトライアルに注目ですな。鞍上のマイケル=ロバーツは「短期免許の外国人騎手が日本の馬に乗っての初のGT勝利」というエポックメーキングを達成。しかし、ロバーツはイギリスに戻っちゃうわ、南井克巳は調教師に転向しちゃうわで、このウマ来春は誰が乗るんだろう?
 エイシンキャメロンは先行力は期待通りだったものの、並ばれて以降はちょいとばかしダラしなかったような…。外国産馬なので春の大目標はNHKマイルカップということになるのでしょうが、距離的にはあってそうな気がするので、そちらの路線では無敵になるかもしれません。
 やっぱりこの2頭でカタく決まりましたね。おかげでこれまでの負け分をちょっと回復。さあ、来週はRyu杯…じゃなくて、タイキシャトルのラストランです。

(最終収支決算)

   (支出)−4,400円 + (収入)+9,500円 = (合計)+5,100円

   <今秋の合計> −4,300円(4勝4敗)

 

  

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