桜花賞

(1999年4月11日 阪神競馬場 芝1,600m)

 

(ごくごくかんたんなレースの説明)

 春GTの本格的到来を告げる桜花賞。クラシック・レースの第1弾であり、「オークス」「秋華賞」へと続く「牝馬3冠」への第1関門でもある。イギリスの牝馬クラシック「1000ギニー」をもとにして作られたこのレースは、1939年に中山競馬場で距離1,800mで初めて開催された「中山四歳牝馬特別」が前身。その第1回の優勝馬はソールレデイ(騎手:石毛彦次郎)。
 1947年の第7回から、京都競馬場に開催地が移り、同時に距離も1,600mへと短縮された。「桜花賞」という名称が使われるようになったのもこの年から。その後、1950年に舞台は阪神競馬場に移り、今日に至っている。
 もともと「魔の桜花賞ペース」という言葉で語られたように超ハイペースになることが多く、「スピード優先」のレースであると言われていた。しかし、阪神競馬場の改修に伴い、現在では「スピード・パワー兼備」の馬が勝つというようにレースの性格が変化してきている。
 また、阪神1,600mコースは、悪名高き「大外不利」のコースとして知られていて、枠順も勝敗の重要なファクターとなっている。しかし、ここ10年で、大外18枠からも優勝馬が3頭誕生している。ただ、その3頭も、阪神大震災の影響で京都開催だった95年のワンダーパヒューム(騎手:田原成貴)を除くと、89年シャダイカグラ(騎手:武豊)、97年キョウエイマーチ(騎手:松永幹夫)は、いずれも1番人気馬だった。大外18枠のハンディを乗り越えるには、それなりの実力、人気を伴った馬でなくてはならないという言い方もできるだろう。
 騎手別に見ると、4勝をあげている騎手がトップ。河内洋、田原成貴(現・調教師)、武豊の3人。河内はゴッドインチーフ、武豊はフサイチエアデール、と、ともに人気を背負いそうな馬で今年のレースに臨む。この2人のどちらかが勝って「新・桜花賞男」の名称を戴くのか、それとも…。

(過去5年間の勝ち馬)

年度 優 勝 馬 性別・
年齢
重量 騎 手 人気 タイム 馬場
状態
1994 オグリローマン 牝4 55 武豊 1.36.4
1995 ワンダーパヒューム 牝4 55 田原成貴 1.34.4 稍重
1996 ファイトガリバー 牝4 55 田原成貴 10 1.34.4
1997 キョウエイマーチ 牝4 55 松永幹夫 1.36.9 不良
1998 ファレノプシス 牝4 55 武豊 1.34.0

    

(Ryuの予想)

   ◎ 6.ゴッドインチーフ
   ○ 16.トゥザヴィクトリー
   ▲ 8.スティンガー
   △ 2.ハギノスプレンダー
   △ 14.プリモディーネ
   △ 4.フォルナリーナ

 私事で恐縮ですが、桜花賞は20あるGTレースのなかで1番好きなレースです。桜の花のもと、まだうら若き乙女がその覇を競う、というシチュエーション。なんとも優美ですね。「桜花賞」って名前の響きもいいですよね。
 …とまあ、そんなこと言ってる場合ではない。予想だ、予想。明日の朝しか買うチャンスないから、もうソッコーで決めてしまうぞ。
 ◎はゴッドインチーフ。阪神3歳牝馬のときにも言ったように、本当はオークスでこそ狙いたい馬ではあるんですけどね。最後に伸びてくる鋭い脚はやはり随一だと思います。マイルには不安なし。前走が「チューリップ賞」だったのもよし。ただ、馬場が渋りそうなのだけが不安要素。稍重以下になると、その鋭い末脚が不発に終わってしまう危険性も…。
 ○はトゥザヴィクトリー。優先出走権が取れなくて抽選待ちだったのを「ナイス運」で乗り越えたこのウマではあるけれど、実力はやっぱりあると思いますのよ。武豊が最後までこのウマに未練を残していたことからも分かる通り。調教もいいし、人気落ちになった今回こそ狙い目と見て、重い印を打つことにしました。鞍上幸英明もそろそろ出てきていい騎手だと思います(彼は吉田豊と同期)。
 そして、スティンガー。本当はもっと重い印つけるべきなのかもしれないけど、正直、▲が精一杯ってところ。阪神3歳牝馬からぶっつけってのは確かに予定の行動かもしれないけど、「ここまで調教で1度も一杯に追ってない」って話だし。過信はちょっとコワいと思うんです。心情的には「岡部さんに悲願の桜花賞を」とも思うんだけど(岡部幸雄は、桜花賞を勝つと、保田隆芳、武豊に次いで3人目の「8大競走(クラシック5レース+春・秋天皇賞+有馬記念)完全制覇」を達成することになる)、心情だけじゃ、ねえ…。確かに強いウマだってことは阪神3歳牝馬でよく分かっているので「切る」までには至らないけど、評価はここまでですな。
 そして、△の前に、「切った」ウマを1頭。フサイチエアデール。「風来坊」の方ではさんざん持ち上げてきたウマではあるが、消し。理由は「これまでは相手が弱かった」と思うから。前走「報知賞4歳牝馬特別」の勝ち時計が1分23秒0。2年前に同レースを勝った桜花賞馬キョウエイマーチの勝ち時計は1分21秒4。1秒6も遅くちゃー、ね。やっぱレヴェル低いなかでの勝利だったんじゃないの。そうなると、「4歳牝特組は消し」と考えても不思議はないだろう。去年の日本ダービーで「青葉賞組は消し」と考えたのと同じ理屈。まあ、△くらいならつけておくテもないことないんだけど、どうせこのウマなら他のウマとの組み合わせでは配当低くなるだろうし、だったらいっそのことスッパリと消してしまいましょう。さあ、「Ryuが買わない武豊は来る」の格言、今回もそうなってしまうのか?
 最後に、△を打ったウマについて少しだけ。ハギノスプレンダーには未知の魅力を感じずにはいられない。勝負根性あるって話だし、道悪の実績もあるし。プリモディーネは叩いて2戦目の上昇を期待して。ゴッドインチーフにも先着したことのある力を信じたい。大穴狙いとして、フォルナリーナ。「4歳牝特組は消しって言ったくせに、1着のウマ消して3着のウマ残すとはなんて了見だ。アホかRyuは」とあきれ果てたみなさんもいるかもしれませんが、道悪巧者ぶりを買ってのチョイスです。反対に、道悪がよくないだろうと思って消したのはウメノファイバー。調教はよかったらしいんだけどね。ローテーション的にも疑問符がつくので消し。

(Ryuの買い目)

   (複勝)
    6.ゴッドインチーフ 1,000円
    16.トゥザヴィクトリー 1,000円
   (馬連)
    6−16 1,500円
    6−8 1,000円
    8−16 1,000円
    2−6 700円
    2−16 700円
    2−8 700円
    6−14 500円
    14−16 500円
    8−14 500円
    2−14 300円
    4−6 200円
    4−16 200円
    4−8 200円

   (合計) 10,000円

(レース結果)

   天候:晴 馬場状態:良 

順位 枠番 馬番 馬名 性別・
年齢
重量 騎手 人気 タイム・
着差
14 プリモディーネ 牝4 55 福永祐一 1.35.5
17 フサイチエアデール 牝4 55 武豊 1 1/2
16 トゥザヴィクトリー 牝4 55 幸英明
ゴッドインチーフ 牝4 55 河内洋 1 1/2
ハギノスプレンダー 牝4 55 熊沢重文 3/4
11 ウメノファイバー 牝4 55 蛯名正義 クビ
10 スタートマーチ 牝4 55 柴田善臣 クビ
15 クリムゾンクローバ 牝4 55 高橋亮 13
12 エイシンルーデンス 牝4 55 野元昭嘉 1 1/4
10 13 ゴールデンベル 牝4 55 松永幹夫 16 1 1/4
11 18 アドマイヤゴールド 牝4 55 横山典弘 17 アタマ
12 スティンガー 牝4 55 岡部幸雄 アタマ
13 タヤスブルーム 牝4 55 藤田伸二 15 クビ
14 カシノリファール 牝4 55 四位洋文 18
15 ビューティグロー 牝4 55 後藤浩輝 14 1/2
16 ワンダーガール 牝4 55 加藤和宏 11 アタマ
17 ステファニーチャン 牝4 55 田中勝春 10
18 フォルナリーナ 牝4 55 角田晃一 12 ハナ

  

   (単勝)14.890円
   (複勝)14.260円 17.170円 16.310円
   (枠連)7−8 1,180円
   (馬連)14−17 1,940円

 プリモディーネ、いいいいとは聞いていたけど、ここまでいいとは思わなかった。キレる脚だったね。ただ、大川慶次郎さんも言っていられたように、これだけキレる末脚があるからといってイコール「府中の2,400mはなおいい」とするのは早計ではないかと。距離的に2,400はどうかなという気もするので、オークスまでじっくり考えてみたいと思います。強いウマだとは思うんですけど。
 さて、またやってしまいました。「Ryuが買わない武豊は来る」。フサイチエアデール2着。もう、ビデオ見てて「やめてくれー!」って絶叫しちゃったよ。トゥザヴィクトリーの前残りで決まりだと思ったんだけどなあ。ちょっと軽視しすぎました。ただ、この2着は「武豊が取らせた2着」だと思うんですよ、僕個人的には。だから、ここで2着に来たからといって、オークスでそんなに重要視しすぎることもないと思うんですけどね。
 トゥザヴィクトリー、やはり実力はあるんでしょう。見せ場は作ってくれました。むしろオークスでいいのはこういうウマなのかもしれません。今回は多少前半でかかってしまったために最後100mで脚色失ってしまいましたが、先頭でじっくり折り合ってスローペースに持ち込めれば「2,400m逃げ切り」も可能ではないでしょうか。ま、展開はエイシンルーデンス次第なんですけど。この3着でオークス優先出走権を確保できたのは何よりでしょう。
 ゴッドインチーフ、いや、僕はいまだにこのウマが1番強いと思ってるんだけど、このまま「イマイチちゃん」で終わっちゃうのかなあ…。今回は伸び切れなかったね。河内騎手も原因不明みたいだし。とにかく、僕は最初からこのウマは「オークスでこそ狙いたいウマ」と明言していたので、やっぱり樫の舞台ではこのウマ中心に考えてみたいと思います。あとは無事にそこまで進んでもらうことだな。
 無事にといえば、スティンガー。相当イレこんでたみたい。やっぱり、結果論だけど、4歳牝馬に長期休養明けでいきなりは酷だったってことなのでしょうか。スタート出遅れた時点で終わっちゃいましたね。1叩きして次はどうでるか、ですな。血統的には2,400mはギリギリこなしそうだけど…出るの、オークス?
 そして、僕の馬券。1着も、3着も、4着も買ってたのに、2着切ってて全てパー。トゥザヴィクトリーの複勝は思ったより配当ついたけど、焼け石に水。このまま去年みたいにオークスまで6連敗でいっちゃうのかなあ…(結局、去年春の最終的な勝敗は1勝9敗)。来週の皐月賞は…なおのこと自信ないっす。

(最終収支決算)

   (支出)−10,000円 + (収入)+3,100円 = (合計)−6,900円

   <今春の合計> −21,700円(0勝2敗)

 

 

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