安田記念

(1999年6月13日 東京競馬場 芝1,600m)

 

(ごくごくかんたんなレースの説明)

 春のマイル王決定戦「安田記念」。東京優駿(日本ダービー)の創設に寄与するなど日本競馬の発展に尽力した日本中央競馬会初代理事長の安田伊左衛門の功績を称え、1951年に「安田賞」として第1回が開催された。このときの勝ち馬はイツセイ(騎手:保田隆芳)。その後、58に安田が死去した後、「安田記念」と改称され、今日に至っている。
 当初は4歳以上のハンデ戦として、ダービーと同開催の最終日に実施されていたが、1984年のグレード制導入にともないGTに格付けされ、新設された秋のマイルチャンピオンシップに対して、春のマイラー系古馬のNo.1を決するレースとなった。
 93年には国際競走に指定され、外国馬の出走も可能となった。翌94年には、早くもUAEのハートレイク(騎手:武豊)が「外国馬初V」を飾っている。96年から開催時期が以前と同じダービーと同開催の最終日に戻され、4歳馬の出走も再び認められるようになった。
 かつては、92年の馬連導入以降3年連続で万馬券決着となった「荒れるレース」だったが、95年以降は1番人気馬は4年連続連対、3連勝中。

(過去5年間の勝ち馬)

年度 優 勝 馬 性別・
年齢
重量 騎 手 人気 タイム 馬場
状態
1994 ノースフライト 牝5 55 角田晃一 1.33.2
1995 ハートレイク(UAE) 牡5 57 武豊 1.33.2
1996 トロットサンダー 牡8 58 横山典弘 1.33.1
1997 タイキブリザード 牡7 58 岡部幸雄 1.33.8
1998 タイキシャトル 牡5 58 岡部幸雄 1.37.5 不良

  

    

(Ryuの予想)

   ◎ 7.グラスワンダー
   ○ 3.アグネスワールド
   ▲ 11.シーキングザパール
   △ 12.エアジハード
   △ 13.エガオヲミセテ
   △ 8.ムータティール
   △ 5.キョウエイマーチ

 …まあ、ここはグラスワンダーに逆らうテはない。前走京王杯スプリングカップでの勝ちっぷりを見はべるに、「エルコンドルパサー不在の日本では、このウマが軸となっていくのではないか」という気にすらさせられてしまう。スペシャルウィークやセイウンスカイは宝塚やJCでぜひ「それは違ーう!」と強く主張してほしいと思っている次第で…。
 となると、問題は「相手探し」ってことになるんだけど、筆頭に挙げたいのは、人気になりそうなシーキングザパールではなくて、あえてアグネスワールド。あの「デブ」ことヒシアケボノを兄に持ち、3歳時にはメチャクチャ期待されてた良血馬だったんだけど、脚部不安から不本意なレースが続いていた。しかし、ここに来てようやく、本当にようやくまともに使うことができるようになったとのことで、調教すごくよかったみたい。というわけで、相手その1に指名。
 シーキングザパールはその次。確かに強いし、末も切れるウマだけど、やっぱり…マイルは長いよ、このウマ。昨秋からずーっと言い続けてるけど。金額は同額買うけど(そうしないときっと配当低くて赤字になっちゃうだろうし)、あくまで評価は▲まで。
 次に、もう1頭、雰囲気よさげなウマを相手に指名。エアジハード。なんか、特に理由はないけど、いいねえ。「遅れてきた大器」って感じ。マイルも向いてそうだし。案外こういうウマがきっちり2着に入ってくれて、「いい仕事してますねえ…」って結末になるのかもね。
 あとは、人気薄だけどヒモになってくれるとかなりおいしいエガオヲミセテ。このウマは典型的なマイラーなんでしょうな。安田の舞台なら「2着に飛び込んで大波乱」なんてことも十分ありそう。93年に14番人気の牝馬イクノディクタスが2着して馬連68,970円のド万馬券を炸裂させた再現といきたいもんですね。外国馬のなかからは、オリエンタルエクスプレスではなくてムータティール。オリエンタルは疲れ気味に見えたので消し。最後のキョウエイマーチは…ま、心情馬券ってヤツです。ここで2着はちょっと無理でしょうな。
 消したウマの代表格は…キングヘイロー。確かに、4歳時に比べたら強くなってきているとは思うけど、人気になりすぎ。オッズほど強いウマだとは思いません。ゆえに消し。

(Ryuの買い目)

   (枠連)
    5−5 1,000円
   (馬連)
    3−7 2,500円
    7−11 2,500円
    7−12 2,500円
    7−13 1,000円
    5−7 500円

   (合計) 10,000円

(レース結果)

   天候:晴 馬場状態:良 

順位 枠番 馬番 馬名 性別・
年齢
重量 騎手 人気 タイム・
着差
12 エアジハード 牡5 58 蛯名正義 1.33.3
グラスワンダー 牡5 58 的場均 ハナ
11 シーキングザパール 牝6 56 武豊 2 1/2
14 ツクバシンフォニー 牡7 58 横山典弘 10 1/2
ムータティール(UAE) 牡5 58 W.サプル クビ
13 エガオヲミセテ 牝5 56 河内洋 11
タイキブライドル 牡5 58 岡部幸雄 1 1/2
アグネスワールド 牡5 58 武幸四郎 2 1/2
キョウエイマーチ 牝6 56 秋山真一郎 3/4
10 ヒロデクロス 牡8 58 吉田豊 13
11 10 キングヘイロー 牡5 58 柴田善臣 1/2
12 オリエンタルエクスプレス(香港) セン7 58 E.サンマルタン 3 1/2
13 シンコウウインディ 牡7 58 後藤浩輝 14
14 ホーリーグレイル(香港) セン6 58 K.ユー 12

  

   (単勝)12.1,770円
   (複勝)12.190円 7.110円 11.190円
   (枠連)5−7 320円
   (馬連)7−12 650円

 ちょうどこのレースが行われていた頃、僕はクイズ部6月例会に出席していました。そういうわけで、レースの結果は五里霧中。そこで、企画の中休みの時間を利用して、関口の家に電話して結果を聞いてみることにしました。電話に出たのは新妻あすか。こんなしょうもない電話に付き合わせてしまって、ほんますんませんでした。以下、そのときのあすかとのやりとりを、可能な限り再現。

 R「…で、安田記念なんだけど」
 あ「Ryuさんは何から入ったんですか?」
 R「いやあ、さすがにここはグラスワンダーに逆らうテはないんじゃないかと」
 あ「単勝なんて買ってないでしょうね?」
 R「いや、馬連でグラスワンダーから何点かなんだけど」
 あ「あ、それならよかったですね」
 R「え、負けたの、グラスワンダー!?(血の気が引くRyu)」
 あ「はい。2着ですけど」
 R「(ホッと一息)じゃあ、組み合わせによっては安心だ」
 あ「相手は何買ったんですか?」
 R「アグネスワールドと…」
 あ「…(無言)」
 R「シーキングザパールと…」
 あ「…(無言)」
 R「エアジハードと」
 あ「あ、おめでとうございます」

 いやあ、そりゃ、いい、いいとは聞いてたし、僕もそう思ってたけど、まさかこのウマがグラスワンダーに勝つとは夢にも思わなかった。しかし、言っちゃ悪いけど、エアジハードが強かったというよりは、グラスワンダーがポカをした、って印象。本当に強いウマなら、こんなところでコロッと負けちゃーあかんよ。いくらハナ差といっても。ま、「マイル適性」という点でエアジハードが勝ったのか、はたまた乗りに乗っている蛯名正義がまたまた好騎乗を見せたのか、府中の長い直線で最後の脚がハマったのか、勝因はそんなところでしょうかね。もっとも、そういう「実力を100%発揮できる」ような状態に仕上げた関係者の努力には頭下がりますけど。
 グラスワンダー、ここで下げた評価は、ぜひ宝塚できっちりと取り返してください。ただのGT馬ならともかく、グラスワンダークラスのウマだと「簡単に負けが許されない」と思うんですよ。真の名馬って、そんなもんじゃないかと思うんです。だから、エアジハード陣営には大変失礼な言い方なのを承知で言わせてもらうけど、「あんまり格下馬に負けないでよ」って感じ。宝塚ではスペシャルウィーク、セイウンスカイ以外のウマに負けるのは許されんよ。
 シーキングザパールは、むしろ「よく頑張った」と言えるでしょう。距離が長いかなと目されていたのを克服しての3着は、やっぱりウマの持つ地力の高さに他ならないでしょう。
 さて、馬券勝負は…あんま挽回できなかったなあ。こりゃ、宝塚は大勝負カマすしかなさそうですな。

(最終収支決算)

   (支出)−10,000円 + (収入)+16,250円= (合計)+6,250円

   <今春の合計> −33,890円(4勝5敗)

 

 

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「宝塚記念」に続く

 

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