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《3月22日(月)》

 まぁ、歩いて、気合い抜いて、歩いて、休み入れて、歩き続ければ、
 いつかは会える。

 だって、そういうもんだよ、大抵。この世の距離は。

〜「謎」中村一義〜

 本日、旅行に出発なのである。行き先は群馬。なぜか群馬。なぜなんだ群馬。

 とりあえずは京都にていったん集合である。

 だがしかし、雪なのだ。3月も終わりなのにさー。どうなってんだー。こないだの天橋立旅行の時も雪だったしなぁ。雪男?

 まあ、そんなわけでゴーゴーゴー。車で。10時間。

 軽く言うけど、10時間。疲れた。

 わたしゃ運転はしてないんだけどね。ご苦労様であります>運転手様々。

 そんなわけで到着はもう夜も遅く。丑三つ時(嘘。本日は特に何をするわけでもなく、就寝。

《3月23日(火)》

 ちょっち寝坊。つうか同行者の一人がやたら早起きなんだ。そりゃ早過ぎだわ。それが普通か。どうか。

 とりあえず近辺をうろうろとドライブ。一部で噂の馬車道へ行く。………なるほど。噂になっただけのことは………あるのだらふか?

 あいかわらずドライブ。あくまでドライブ。でも近所。
 今日は私も運転したんやけども、ひとの車だし、しかも最近買った車だっちゅうから神経使うわな。

 地元の学校の運動場に潜入。怪しい大人達を不審気に遠巻きに見守る地元の小学生。今日の出来事は彼ら彼女らのトラウマとなって残ることでしょう。えぇ、そうなることでしょう。

 鍋ったり? どうだったり? わかんねえや。

《3月24日(水)》

 でかけるぞー。

 富弘美術館へ。綺麗な花の絵などなど。ビデオを見続ける人も。よござんすねぇ。よござんすねえ。

 昼飯は焼き肉。昼間から。もう閉店だというのに迷惑な客人である。

 ぶーんとヘビセンター。名は体を表すとはよく言ったもので、まさしくここはへびのセンターなのだ。やたら親しげな自称「大阪通」のおっさんを後目に観光。
 まだまだ寒いせいか、ヘビは全然動かないのである。さすがは爬虫類なのである。自然の神秘だねこりゃ。

 あやしげな洞窟を見つけたのだが、なんでも落石するとかで閉鎖中だそうで。しかたなく記念写真を撮るにとどまる。
 いやぁ、記念になりました。

 ヘビが卵をまるまる一個飲み込むビデオを鑑賞する。だらだらと15分ほど。カメラの担当が素人なのかやたらとぶれる画面。見たいところを映してくれないアングル。結局最後はぐだぐだなのだった。

 あーでもないこーでもないといいながら、ミルクランドへ。なるほど、なかなかに牛乳はおいしゅうございました。

 で、帰る。明日の予定などを話し合うが決まるわけもなく、夜は更けていくのであった。

《3月25日(木)》

 外泊ダー。ってこれまでも外泊だったんだけどさぁ。目指すは那須の国民休暇村。

 東北自動車道を突っ走る。いやー、道が空き空きでさー、気持ちよかったよー。大阪だとかの高速とはやっぱチガウネ。某レボレボなんか聴きながら。聞き流しながら。

 乗馬。俺は乗らなかったんだけどね。あたしゃ写真係さ。しがないオヤジさ。あとで「撮り過ぎ」って怒られたのさ。そんなこと言われても、暇だったんだからしょうがない。そうなんだからしょうがない。

 しかしあれだね、那須ってなんか凄いな。観光スポットが多すぎ。つうか那須と関係ないところが多すぎ(^^;。なんたら博物館だとか美術館だとかが意味不明にあるのだ。よーわからん。
 そのなかでも非常に私の気を惹いたのが、「私の美術館」。妖しすぎるネーミングだ。結局行かなかったんだけど。

 馬の後に向かったのは、ファミリー牧場とかいうところ。牧場とはいっても、一種の遊園地みたいなもんで。なんだかんだと遊ぶ人達。ワタシハダラダラト。

 閉園までいた後、山道を飛ばしつつ、飛ばせなかったけど、宿に到着。
 や、なかなかでかいし、綺麗ぢゃん。許可許可。

 飯もそれなりに。しかし「精神場」ってなんだー! いや「精進揚」のことなんだろうけどぉ、メニューには「精神場」って書いてるんだな。
 どれだけ「精神場下さい」って頼もうかと思ったけど、小心者で善人の私たちはそういう意地悪をするわけもなかったのだった。

 その後ちょっとした問題が持ち上がったのだが、それはまた別のお話。

 入浴。

 夜は持ち込んだお酒で、だらだらと。つうか、柿ピーの柿の種しか食わない奴がいて、やたらとピーナッツばかり食べさせられた記憶が。まったく、なんなんだっ、このやろー。世の中どうなってるんだ?! 社会が悪いんだー。

 今日はもう寝るぞっ。

《3月26日(金)》

 群馬に帰るさ。

 その前に朝風呂。

 とりあえず、道すがらの「殺生石」を見物。しかし岩がたくさん転がってるもんで、どれがその「殺生石」か不明。全体か?
 ずらっと並んだ地蔵菩薩が壮観。

 南ヶ丘牧場とかゆう所へ。牛乳とか飲んだり。なんかそんなんばっかり。
 馬見たり、釣り人見たり、ピロシキ食ったり、古いコテージ見たり。

 続いてちょー妖しげな「戦争博物館」を発見。軍歌かかりまくり。約一名を潜入させる。戦争系には造詣の深いそいつですら、出てきた後はブルー入ってたのだった。おそろしー。ブルブル。

 ビール屋によって、さっさと帰る。

 んで、向かったのは宇都宮。餃子を食う。そんなベタな、キミ。でも、食ったんだから仕方がない。

 地図がよくわからんかったりして、迷いつつ帰る。しかし高速の入口までがやたらと渋滞だったんだ。壊れるか、オレ? ダるすぎ。

 真っ暗な高速を疾走。

 無事到着。ガス入れてぇ、飯食ってぇ、眠くなってぇ。

《3月27日(土)》

 長かった群馬旅行も本日が最終日なのである。これから東京に向かうのである。

 雨の中駅まで送って貰う。おみやげまで持たされる。どうもお世話になりました。二度と会うことはないでしょう。

 所変わって、東京は上野。

 カプセルホテルにチェックインして、荷物置いて、吉祥寺へ。某氏とその友人の某さんと合流。
 中古レコ屋へ。なんだかんだとだらだら買ってみる。ジャケ買いとかしてみる。それらの感想はまた後日。

 で、飲み。つぼ八だっけ? なんだか「このなかで誰が一般人か」ということばかり話してたような気がしなくもない。ちなみにオレ的には宇多田ヒカルはオッケーですってば。

 その後、さくっと別れて、ワタシハ渋谷へ移動。というのも映画を見るためである。その名は「シックス・ストリング・サムライ」。レイトショーでしかやってないんで、こんな時間からなんだな。

 ま、映画の感想はまた後日。

 しかし、こんな時間なのに渋谷には人が多いのー。まー、土曜の夜だからって事もあるんだろうけどさー。そうそう、はじめてハチ公像を目撃す。なんだ小せぇなぁ。こんなものなのか。

 再び上野へ。ふろ入ったりしつつ、就寝。しかし暑いな………。

《3月28日(日)》

 本日は帰る日なのだ。

 その前に東京観光。上野だけやけど。

 上野の森美術館でやってた、ピカソ展を見に行く。いやはや、「ギターを持つ男」を見れたのは良かったにゃぁ。混んでたけど。
 まぁ、仕方がないことなんだけど、もうちっとボリュームが欲しいなぁ。それとなんか芯がない展覧会だった気はするな。

 その後は上野公園&アメ横をぶらぶら。西郷像はハチ公と違ってでかいね。桜もぼちぼちってところか。アメ横ではお買い物。

 おや、もうこんな時間じゃないですか。ということで、東京駅へ向かい、新幹線に乗ったのです。

 これにて旅行記、一巻の終わり。ご静聴ありがとうございました。(パチパチパチ)

《3月29日(月)》

 旅行に行ってた期間中の日記を書きながらなんだけど、これがめんどくさい。完成はまだ先のことになりそうだなぁ。

 うちの車がリコールの対象になっちゃってさぁ、車屋まで。まぁ、作業自体は30分ほどだったんだけど。なんだかなぁ。

 レコードプレイヤーがいまいちな調子なんで新しいのを買う。ついでにサザンのシングルもアナログ盤で買う。いや、この曲がなかなか………どうだろう?

《3月30日(火)》

 ようやっと22日〜28日までの日記が完成。まぁ、暇な人は見てみて下さいな。

 今日はパソコンの調子が悪いとかで、友人の家まで呼び出される。めんどくせー。わしに何さすんじゃい。

 某ビョークのページを見たらしく、ロシア人からのメールが届く。そのページは長いこと更新してへんから、おどろいたぜ(^^;。
 ついでに添付ファイルで、妖しげな写真が付いてたのにも驚いたわね。

 で、内容は「ワタシハロシアジンナモンデ、フランスゴハワカリマセンネン。エイゴカロシアゴカニヤクシテクンナイ?」ってもの。どうやらフランス語と勘違いしてる模様。
 しかし、どう返事をしたもんか。めんどくさいにゃ〜。

《3月31日(水)》

 最近は改編期で。TVもスペシャルで。ラジオも変わって。

 日本−ブラジル戦。うーむうーむ。………柳沢をもっと早く出して欲しかったにゃぁ。

 で、先日見た映画『シックス・ストリング・サムライ』の感想をば。

 まずは、ストーリー。

 1957年核弾頭投下。荒廃した世界でアメリカはソビエト軍に占領されていた。ロックンロール・キングになるためにギターと刀を振り回す荒くれ者どもは最後の「自由の楽園」ロスト・ベガスを目指す。
 黒縁メガネの“バディ”もその一人。命を助けたキッドと一緒に廃墟を進むことになった。そんな2人の前に様々な刺客、食人家族、ぽんこつソビエト軍などが立ちふさがる。そして暗黒のサウンドを世界に響かせようと企むトップハットを被った悪魔“デス”との死闘!
 2人はロストベガスまで無事にたどりつけるのだろうか?

 てな感じのお話なんだけどぉ、ね、これ読んでもわかるとおりおばかでしょー。マッドマックス&子連れ狼&スターウォーズ&香港アクション&ギターを抱いた渡り鳥って感じかね。つまり、オレのツボだって事だ。

 しかし、そのおばかも徹底されてるもんだから、チープでありながら、めちゃかっこよくおもろい。主演のジェフリー・ファルコンつう人はもともと香港のアクション映画に出ちゃったりしてる人なもんで、アクションを非常に「魅せてくれる」んですな。

 で、全編高いテンションと、間抜けな敵キャラにすっかり麻痺させられてしまって、最後のバトルなんか感動すら覚えてしまうんだ(笑。

 かつてここまでかっこいい「メガネ」がいただろうか? かつてここまでかっこいい「ギターバトル」があったろうか? かつてここまで「痛快無比」という言葉が似合う映画があったろうか?

 そんなわけで何かと熱いこの映画。拾い物でした。


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