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《4月21日(水)》

 今日は大変っす。

 何が大変かというと、深夜3時からはワールドユース・日本−ウルグアイ、3時半からはチャンピオンリーグ準決勝・ユベントス・マンチェスターU。
 なんで、この2試合の時間がかぶるの?(;_;)

 とりあえず、この日記を書いている現在、前半終了>日本−ウルグアイ。がんばれよっ。

 さて、今日は映画を見てきたのであります。『シン・レッド・ライン』

 近くの映画館がリニューアルオープンしてから初めて行ったんだけど、いやあ綺麗になってまちた。しかもワンフロアーに8つもあるし。
 完全入れ替え制で立ち見がないってのが良いよね。

 今日はすいてたけど。

 で、映画。監督のテレンス・マリックは20年ぶりの作品になるそうで。さすがに美しい映像です。

 思ったこと。

 これまでの戦争映画の中で、最も戦争を描いていない映画ではないだろうか?
 この映画を「戦争映画」と言うのは、タイタニックを「パニック映画」、アルマゲドンを「SF映画」と呼ぶようなもので、確かにそうなんだけど本質と微妙に外れてしまう。ジャンルわけの限界か。

 では、何を描いているのか? それは自然である、と言ってしまうと身も蓋もないのだが。
 それだけこの映画で描かれる「自然」は圧倒的である。『こんな大自然の中では、人間の営みなんてちっぽけなものだ。戦争ですら例外ではない』などという卑俗な思いにとらわれてしまう。

 しかし、本当にそうなのか? 雄大な自然を描くことによって、戦争という行為の矮小さを、醜さを表出しているのか?
 そうではないのだろう。自然−人間の2項対立ではこの映画は捉えられない。まして、自然の人間を包み込む母性というものでもない。

 ただそこに“ある”のだ。山も、川も、海も、空も、鳥も、虫も、人間も、兵隊も、戦闘も、狂気も。

 それはそこにあり、そして全てにある。そういうもんだ。

 そういうことで、『シン・レッド・ライン』は娯楽作品としてみると問題外だが、思索のための作品としては一級である。

《4月22日(木)》

 よーっし!! もう最後の方は心臓ばくばく。胃が痛い。でも夜中なんで騒げない。

 ワールドユース決勝進出。

 やぁ、久々に「ほんまに」しびれた試合だったなぁ。ジョホールバル以来?
 しかし、ほんまようやる子らですな。誰かが言ってたけど、もはや彼らは我々の代表じゃねぇな。しっかりしすぎ。終盤も妙に落ち着いてたしさー。見てるこっちの方が、おこちゃまで。

 ハーフタイム以後の選手交代のごたごたにもさほど動揺もせず、守りきった君らはえらい☆

 とゆーことで、最近読んだ本の感想。

広瀬正『鏡の国のアリス』(集英社文庫)

◇あらすじ◇
 ひとりの青年が銭湯につかっていた。ふと気がつくと、そこはいつの間にか女湯になっていて、追い出された彼が迷いこんだのは、左右が逆になっている“鏡の中の世界”だった。
 ………美容整形医の私のところに、性転換手術の相談にきた青年が語る奇妙な体験。すべてがあべこべの世界で彼が遭遇した出来事の数かずは………。

 他に短編三作品を収録。

(文庫カバーより)


 表題作は、ちょっち理に落ちすぎなのと結末がどうも気に入らない(結婚するしないってとこね)ってのが評価を下げるんですな。
 広瀬正だけあって、光る部分は多々あるんだけど。

 で、それよりもなによりも「遊覧バスは何を見た」だ。これはよかったにゃぁ。
 こういうノスタルジックなのには弱いんだよなー、オレ。
 ストーリーの「キモ」部分は具体的には描かず、時間の経過でみせるあたりがうまいよねー。結末もそうくるかー、と。
 しみじみするよなー。

《4月23日(金)》

 むー、小野だけじゃなくて、高原に遠藤まで出れないのか………。

 でも、もういいや。ファイナルまで進んだんだからね。あとはもう自分たちの好きなようにやってほしい。
 最後に笑顔を見せてくれれば、それでいい。

《4月24日(土)》

 郵便局へ。やっと出せたわ。

 部屋の整理。ポップに、ポップに。

 寿司。カレー。

 えー、フジロック事務局から封書が。FRF'99のお知らせでした。
 今回は苗場でやるんだねぇ。場所が場所だけに、交通手段も含めたチケットになってるようで。

 3日間。全日行ったら39000円。1日だけだと15000円。たけ〜。

 で、出演者はレイジとか、ブラーとか、ジョンスペとか、OCSだとか、ハッピーマンデーズとかはちょっち気になるけど。
 でも、そんな金払ってまで見てーとはならないんだな。

 あえて言うなら奥田民生か。ああいう場で民生がどういうステージを見せるのか? 果たして客はモッシュをするのか?(笑
 それは興味はあるにゃ。

 でもやっぱ、昨年ほどは触手は伸びないよなー>出演者。

《4月25日(日)》

 うん、完敗だったね。

 でも、ホント、君たちにはお疲れ様と言ってあげたい。

 あなた達はチームでした。

《4月26日(月)》

 ローカル話なんだけど。

 うちの近所には近鉄電車が通っている。
 近鉄と聞いて多くの人が連想するのは、「近鉄バファローズ」だろう。僕もそうだ。最近チーム名に「大阪」がついたらしい。「近鉄“大阪”バファローズ」なのか「“大阪”近鉄バファローズ」なのかはよくわからない。

 今となっては唯一の在阪球団だからそれをアピールしているのだろう。
 それはそれでいい。地域密着は何もJリーグの専売特許ではない。

 近鉄電車は当然、バファローズの試合の中吊り広告がよく出される。
 今回は西武戦のポスターだった。

 さて、このポスターである。少々惹かれたんだ。

 手前に近鉄のユニフォームを着た選手。実際の選手なのかどうかは寡聞にして知らない。その選手がバットを持ち前に突きだしている。
 そのバットの先には寝そべったライオン。そしてキャッチコピーが「一発でしとめたる」。

 ほー。思わず唸ってしまった。センスがいい。

 近鉄にしては。

 だからといって、球場まで試合を見にいくわけじゃないんだけど。

 だからといって、この文章にオチがあるわけじゃないんだけど。

《4月27日(火)》

 やー、暖かいねー。つうか暑いぞ。早くも春は過ぎ行くのか。そして梅雨か? 今年の夏は涼しいか。不作か?

 駅構内に突如現れた、CD売場。まぁ、よくある風景ではあるけども。「直輸入盤・490円」という怪しいのぼりに誘われてふらふらと。

 在庫整理なのか。輸入盤やけど、中古ではなし。
 たいがいはどうしようもないのだけど、丹念に見ていくといくつか。購入。

EAGLES「GREATEST HITS Vol.2」

 その名の通りイーグルスベスト。

 内容もその通り。

10CC「DECEPTIVE BENDS」

 うーん、これはいまいちか。

 聴きこめば変わるかもしれへんけど。少なくとも現段階の印象は、すっきりしないにゃ。

BEN FOLDS FIVE「WHATEVER AND EVER AMEN」

 なぜか突然ベン5。

 ちらほらと聴いたことあるものも。ま、ふつーっす、ふつー。

BEASTIE BOYS「CHECK YOUR HEAD」

 ビースティーズのこれは3rdになるんですかね?

 いやぁ、いいっすね、ビースティーズ。「パンク」的なモノが根底にあるせいか、聴きやすくかつのりやすいんだよね。

《4月28日(水)》

 ところがどっこい、今日は涼しかったね。うむうむ。

 フジロック98の再々放送(?)を見ながら書いてるんだけど、やっぱBECKはたいしたやつだね。好き嫌いは別にしても、このステージングはプロっしょ、プロ。

 さて。

 某週刊誌の記事によるとポップジャムで司会の爆笑問題に「ビジュアル系、ビジュアル系」と何度も言われたことに怒ったラルクアンシエルの誰かさん。名前はよくしらんけど。
 怒って2曲の予定を1曲しかやらないで帰っちゃたそうで。

 まー、週刊誌の記事やからどこまでホントかどうかはわからんけど、ラルクが「ビジュアル系」と言われるのをいやがっているのは確かなことで。
 そりゃ、勝手にカテゴライズされるのはいやだろうけどさー。どう見てもビジュアル系ですぜ、あなた達。

 それと音楽の善し悪しは別だけどさ。

《4月29日(木)》

 みどりの日です。いずれは青の日とか赤の日とかもできるのでしょうか。赤の日って、オイ。

 車も洗ったりしてみたり。結構今日は涼しいんだよね。つうか寒い?

 で、東京から友人が来まして、一応大阪案内なんかを。でも今日はなんばあたりでウロウロしただけなんだけど。

 まずはキホンのお好み焼き。千房っすちぼー。ちぶさと読んでくれるな。まー、私はこの店には何度か来たことあるんで、それなりに安定。
 つうか自主性無いぞ(謎。

 ぶらぶら大阪の町を歩く。グリコで記念写真。
 ドラちゃんと遭遇。ドラちゃんて何かって? それはここでは書けないよ………。公に出来ないことなんで。身の危険を感じます。ブルブル。命は大切に。

 その後中古レコ屋に行ったらしい。謎のブラジリアンプログレバンドのアルバムを買って喜んでる某氏。僕は何も買わなかったけどね。明日も行くし。
 んでもって、道頓堀の飲み屋へごーごー。ゴールデンウィークだもん☆。

 でぇ、解散。

 しかし某氏はモバイラーなので、帰宅後なぜかネットで再び会う。東風荘。なんで、大阪に来てまで東風?
 それはモバイラーだから。それがモバイラーだから。

《4月30日(金)》

 大阪案内2日目。つうか最終日。

 昼飯ってことで自由軒に向かう。が、「臨時休業」。ガーーン。

 気を取り直して歩き始める。NGKで修学旅行生の群れと遭遇。最近の学生は花月とか行くんだねぇ。つうか、邪魔だよおめぇら。大阪のルールをわかっちゃいねぇ。とりあえずよけろ、急ぎ足で。

 うどん屋へ行った後、日本橋へ。
 途中でレコ屋へ。何枚か買ったけど感想はまた後日。

 某ヒスブ批判をだらだらとしながら日本橋を抜けて新世界へ。当然、通天閣へ。私も行ったことないんだよねー、通天閣。登る。
 妖しいよ。まー、一番上はさー、普通のさー、展望台なんだけど、ビリケン様なんかはあるけどさー。

 降りてきたところ(2階?)の、おみやげコーナーがイカスよ。なんであるんだ手品グッズ。かんけーねーぞ。サイコロを3つ使うらしい手品があったんだけど、その名前が「ダイス3兄弟」。
 ………。パクリ過ぎ。わかりやすすぎ。訴えられろ。

 で、まだ通天閣の中なんすよ? 塔の中なんすよ? それなのになんで卓球台があるんでしょうか? 高いところでやりたいんでしょうか? 僕はやりたい。

 さて、気を取り直して新世界を抜け、天王寺公園へ。途中で青空カラオケと遭遇。友人はいたく感銘を受けてた模様。
 ま、俺にとっちゃ日常の光景だけどね。ウソ。

 続いて向かったのは、大阪城。きゃー、観光客っぽいじゃん。いいねぇ。

 天守閣の中には入らなかったけど、公園でほわほわ。いい天気だし、木陰は心地良いし、噴水はマイナスイオンだしで気持ちいいっす。

 んで、なんばへ戻る。たこ焼きを食おうということになって店をさがすも、いい感じのとこ見つからず。いい加減疲れたところで目に入った店で食う。なかなか。

 んでもって、飲み屋へごーごー。ゴールデンウィークだもん☆。
 ………昨日と一緒じゃん。

 なんか今日は疲れたせいか、妙に酔いが回るんだ。つうか、ただのソフトドリンクだぞ!>ブルーベリーヨーグルト&抹茶カルーアミルク。

 なんかいろいろしゃべってたと思うんだけど、結局印象に残ってるのは、「TIMEは義務」ってことぐらいか?
 結局、店出た後「TIME」買っちゃったんだけどね。酒の勢いって怖いねー。いやー、怖い怖い。まんじゅう怖い。

 解散。


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