《5月21日(金)》
ニコニコ。
とうとう明日なんである。
何がか。そう、サザンのライヴなんである。
苦節何十年(嘘)、一日千秋の想いでこの日を待っていたことか。
大袈裟だけど。
そんなわけでニコニコなんである。
ところでさー、大阪ドームであるんだけどさー、音の方はどうなんかねー。東京ドームよりはましという話も聞くけどさー。
でもさー、明日はさー、スタンド席だからさー、米粒だろーなー。「全体を見渡せて良い」となぐさめてみよう。
明後日はさー、アリーナ席だからさー、それはそれでいいよねー。
さて、チケット忘れないようにしなくちゃね。
《5月22日(土)》
ということで、今日はサザンのライブだー。
ライブ自体の感想は明日も行くんで、また明日。
今日は、今日あったことだけを書いておこうっと。
というわけで、ライブ開始4時間ほど前に集合。大阪ドームの上のレストランにて、食事。そん時のメンバーはなんと20人以上にもなったんですな。誰が誰やら。
飯後、ほろ酔い気分で、グッズを買ったり、ぶらぶらしたり。
入場。今日はスタンド席さ。スタンドと言っても、大阪ドームではコンサートとかするときは、いわゆるファールゾーンのへんまで仮説スタンドを伸ばすんですな。で、私の席はベンチの前のあたりでさー、印象としてはアリーナな気分。
中略
ライブ後は難波へ移動。カラオケ屋へ。4部屋ほど占拠。朝まで。
眠すぎ。また夕方にドームに行かなきゃ行けないと思うと気が重いぜ(おぃ。
《5月23日(日)》
***** 注意!! *****
今日の日記には昨日と今日に大阪ドームで行われたサザンオールスターズのコンサート内容のネタバレが多分に含まれております。
といったわけで、2日目だっ。今日はアリーナ席だぜっ。7列目だぜっ。昼過ぎに目を覚まし、いそいそと大阪ドームへ向かうのだ。
さて、昨日今日といったライブの感想などを少々。
昨年の夏、渚園ではヒット曲のオンパレードのライブを行ったサザンオールスターズ。自ら、ライブにおける黄金パターンをこのライブを最後に「封じた」と言っていたわけで。
そんななかで行われた今回のツアー。初のドーム公演も含まれるという事もあって、何やら複雑な期待を抱いていた私だったのです。
そして、端的に言ってしまうと、ある意味期待以上のものでした、はい。
とにかくかっこいいんである。「ロック」であり「ロックンロール」なステージだったんすね。つまりそれは、レディオヘッドでありローリングストーンズであるというような。って、レディオヘッドにせよストーンズにせよ、実際にライブ見たこと無いんだけどね(^^;。
スケール感を非常に感じさせる演奏が多かったのも確か。いや、まじで今まで見たサザンのライブではなかった感覚だったなぁ。それでいてドームという空間でありながら親和力の強い演奏もあってさ。
変なたとえだけど、フジロックにサザン関係で出るとしたら、去年のコステロみたいに、桑田ソロで「歌の力」で押すしかないかなーと思ってたんだけど、これなら「サザン」でも全然いけちゃうでしょー。 J-POPにありがちな観客とのドメスティックな関係から今回は大きくはみ出してたもんなぁ。もちろんいい意味でね。
レコード収録時とのアレンジが大きく変わっていた曲が多かったのも、最近のサザンでは珍しいな、と。01ではスパイ大作戦をモチーフにしてたりしてねー。でも、個人的には01はもっともっといじって欲しかったなぁ。観客がぽかーんとしてしまうくらいのリミックスを聴いてみたいなー。
「踊れるロックンロール」だったり「聴かせるプログレ風」だったり「和なロック」だったりといろんなパターンを特に無理せずに演れてしまうのは、20年間の積み立ての証しなんでしょうか(^^;。
実際はどうかしらんけど、妙な余裕を感じたステージングだったんだなぁ。
ビジュアル面ではドームという事もあってか、非常に大きな展開でなかなかよかったねぇ。エロもあったし。
音については、思っていたよりは悪くなかったすねぇ。ドームっていうと音は極悪ってイメージがあったんだけど、それは東京ドームだけなのかな?
そんなわけで、燃えた私。でも泣けたよ。
《5月24日(月)》
雨でしたね。久しぶりで結構降りましたね。
雨は雨でいいんだけどねー、むしむしするのがイヤでござんす。夜なんかもう、大変ですわ。
でしょう?
ペルージャ残留決定。いやー、冷や冷やしたけど、結局ミラン優勝&ペルージャ残留決定という何だかよくわからない試合になったんですねー。
ハーフタイムにやたらと物が投げ込まれてるのを見て考えてしまうのは、優勝できないorB降格とかなってたら、どうなってたんでしょ>レナトクーリ。
《5月25日(火)》
「人気者で行こう」は最近芸能人格付けクイズが多すぎないかい?
とゆーことで、最近読んだ本の感想。
- 法月綸太郎『法月綸太郎の新冒険』(講談社ノベルス)
- ◇あらすじ◇
全編、これぞ本格推理!
「あの男」がついに最前線へカムバック!!
アヴァンギャルドな謎。アクロバティックな推理。
アメイジングな解決。そして、胸を打つ余韻。
あらゆるページに本格ミステリの現在と未来が宿る!
法月綸太郎を超えるのは、やはり法月綸太郎だった!!
(カバー裏より)
5+1編収録の短編集。
しかし、なんだいこのあらすじは(^^;。講談社節だねぇ。さすがにここまで「ごっつい」作品ではないっす。
全体的に、かちっとまとまった感じの作品が多かったですねぇ。
「うげげっ」というのはなかったけど、その姿勢は好感は持てますね。最近は「本格」な新本格は少なくなったからねぇ。
とはいえ、法月綸太郎が登場しない、やや変化球な「身投げ女のブルース」が気に入ってしまうんだけどね。
《5月26日(水)》
ふー、雨ですなー。かなり。
なんばあたりをふらふらとしてみた。買い物したり、なんだったり。
ライオンキングの写真展をやってたんだけど、どーみても気持ち悪いぜっ。
《5月27日(木)》
映画「39」を見てきたのだ。
39とは刑法第三十九条のこと。「一、心神喪失者ノ行為ハ之ヲ罰セス 一、心神耗弱者ノ行為ハ其刑ヲ減軽ス」ってやつですね。
ストーリーは簡単にいってしまうと、被告人は果たして心神喪失なのかどうか? という話しなんですね。
どんでん返しのようなものもあり(といってもミステリ的にはさほどなんだけど)。
この間読んだ『永遠の仔』と結構通ずるところが結構あったわね。
で、それをやたらと凝ったというか、脅迫的なカメラワークでねちねちと描いていくんですな。これはやっぱり「映画館」でみないと、だめかもねぇ。
映像だけを見なきゃいけないわけじゃん、映画館って。だからこそこういう映像でがんがん頭振り回されてもついていけるんですよねぇ。これが家でTVで見たらどうでしょう?
まぁ、少々狙いすぎの感もあるんだけど。
俳優達の演技もなかなかよかったすねぇ。主役(?)の被告人の役者の演技はちょっとアレかなとも思ったりしたんだけど、それも最後には納得。
しかし、江守徹って最初は役所広司に見えたぜ(^^;。
で、この映画を見るとですねぇ、メッセージ性の強い映画ですからねぇ、死刑についてやら39条についてやらにですねー、それぞれ考えてしまうんですよねー。
「精神鑑定で被告人を無罪にしてしまうのは、被告人の人権を守ることになるのか?」とかゆうセリフがあったんだけど、なかなか響きましたねぇ。
法律ってのはもともと人間が作った物だしさー、それに人を裁くのも人だとかってさー色々問題になるけど、それが非常によくあらわれているのが39条なんですかねー。
なんだか風邪気味でさー、語るのがしんどいんで、このへんで。バイバイ。
《5月28日(金)》
今日は雨もあがってよかったですねぇ。
盗聴法案、って正式名称は知らないけど、通りましたねぇ。
MP3をUPしてた子が捕まったそうだねぇ。
何だか苦しい世の中だねぇ。
そんなわけで、最近はほとんど書いてなかったCDの感想とかでもささっと書いてみようか。最近買ったものもあれば、そうでないものも。
- THE RENTALS「Seven More Minutes」
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レンタルズの2ndですね。しかし、「レンタルズ」って日本語だとマヌケですけど、英語圏ではどういう感覚なんでしょうな。
マヌケ名と言えば「スポーツギター」なんてバンドも、私の感覚からしたら微妙に抜けてると思うんだけど、どうか。
さて、このアルバムは何だかよく聴きますねぇ。なかなか飽きない。さほどひねってるわけでもないんだけどねぇ。
なんでしょう、やっぱ曲が良いんでしょうか。
女性コーラスもいいっすね。
- SAILOR「THE VERY BEST OF」
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セイラーはずーっと探しててようやく見つけたんだよ。でぇ、このアルバムは一応ベスト盤なんだけど、セルフカバー集みたいっすね。
オリジナルを聴いてきたリスナーにはうれしいんだろうけど、いきなりこれから聴くオレの身にもなってくれよ(^^;。
それはともかくとして、メンバーはなにやらカルチャークラブと一緒に仕事してたりしたそうで、その影響なのかなんなのか、なんだかニューウェイヴ。
しかしながら、なかなかに幅の広い曲調だったりして楽しめるんだなあ。うーん、ますますオリジナルが聴きたくなったぞ。
- THE MOVE「THE COLLECTION」
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ELOもろくに聴いてないのに、なんでムーヴなんて聴いてるんでしょうか、オレは(^^;。
中古盤屋に落ちてたからしゃぁないんじゃよ。これもフォースのお導き。
で、これはベスト盤になるのかな? なんだかよくわからんけど、メイドインフランスとか書いてるからフランス編集盤なんでしょう<そのまんま。
ジャケットにはやたら怪しい人達が写ってるけど、こ、これがムーヴ? そりゃそうか、彼らのCDだもんな。
しかしいくら60'Sとはいえ、こんな怪しくていいのかよ。
ジェフリンが何年くらいにバンドに参加したのかは知らないけど、収録曲にはジェフリンの曲はない模様。なんだか途中にライヴ収録の曲もあったりなんだかよくわからん。
けども、や。
いいっすねぇ。気に入ったよ、結構。ELOよりもいいかも(おぃ。
特にさー、えーとなんて曲だっけな。うーんと「CURLY」か。この曲はつぼっすねぇ。60'Sの曲とは思えんよ。
この1曲だけでも十分元とれちゃったなぁ。いや、他の曲もグーよ、グー。
- SOPHIA「マテリアル」
-
なぜか突然、日本のバンド。しかもソフィア。ビジュアル系っすよ、兄さん。どうしたんだ一体。
某ロッキングオン方面でやたらとプッシュしていたり、シングル曲が結構気になったりしてたりしたんで、聴いてみまちた。
なるほど、ロッキングオンが気に入るはずだわ。とりあえず、詞が内蔵えぐってます系だもん。
俺的にはボーカルがいやだー、ってのはこういうビジュアル系に共通していえることだから、ともかくとして。
演奏とかに関しては「歌に尽くしている」感があって気にいったよん。
その点に関しては「ビジュアル系」ではないよね。音づくりとか演奏とかが「歌」に収れんしてる感じ。
その他には技術的にいまいち舌足らずなもんで、パンクとはまた違った意味で「いっぱいいっぱい」な感じだよね。
それもまた逆に魅力だと思うんだな。
《5月29日(土)》
ところで、なんでドラゴンアッシュは売れてるんですか?
とゆーことで、最近読んだ本の感想。
- ケン・フォレット『針の眼』(ハヤカワ文庫)
- ◇あらすじ◇
連合軍を嘲弄するかのごとく、英国内で活動を続けるドイツ屈指のスパイ<針>。彼がかつてない重大機密を入手したのは1944年の春だった。
フランス進攻を狙う連合軍のカレー海岸攻撃準備は偽装であり、陰ではノルマンディ上陸が企図されていたのだ。<針>はこの情報を手ずからヒトラーに届けることを決意、彼の動向を探知した英国軍情報部の追撃をかわしつつ祖国へ向かう。
が、途中たどり着いた北海の孤島に待つのは、危険な愛と思わぬ運命の変転だった!
鬼才がアクションとロマンスを満載して贈るアメリカ探偵作家クラブ最優秀長編賞受賞作!
(文庫カバーより)
はい、ケン・フォレット好きなんですよ。と、公言している私ですが、実はそれほど多くの作品を読んでるわけではなかったりするんですな。
だってぇ、もったいないじゃん。一気に読んじゃったらさー。
とゆーことで、普通の人はこの作品からケン・フォレットに入るであろう『針の眼』を今頃読んでみまちた。
一応デビュー作になるんですね。一応、というのはいろいろ事情があるわけで。そのあたりの経緯は本書の解説でどうぞ。
そんなわけで感想はというとちょっといまいちだな。もちろんその後の彼の作品の雛形は非常によくあらわれてるんですけどね。
アクション、錯綜するプロット、ラブロマンス、つまりはエロ(笑)などなど。
ただ、やっぱ後の作品に比べるといまいちこなれてない、というかあっさりな感じなんですね。これは視点がはっきりしていないって事もあるのかなぁ。
追われる側のフェイバーに対して、追う側の視点がちょっと混乱してますよねん。
それと結局話が動き始めるのは、それぞれのストーリーが絡み合いはじめてから、つまりはフェイバーが島にたどり着いてからってことも単調さを感じさせるのかな。
《5月30日(日)》
ちょっと風邪気味なんだよねぇ。薬飲んでるからぼーとしてます。。
で、なんだか知らないうちに話題になっていた「ファービー」。偽物騒動をこんなタイミングで持ってくるなんてちょっとあざとい気もしますけど。
今日初めてファービーのCM見ましたっす。CMなんて流してたのね。
見た目はギズモですが。がんがん売れてるらしいし、実際「売れ切れました」って張り紙も店頭なんかにはってあるのも見たりして。
このニュースを見て誰もが思い出すことでしょうけど、「たまごっち」のブーム。なんだか現在は無かったことになってしまってるようなたまごっちですけど、このファービーもあれほどのブームになるんでしょうかねぇ。
トミーは当然当て込んでるやろうけど。
たまごっちと同様、「現代若者は現実的な対人関係をさせていて云々………」とかほざいたりする御仁も出てくるんでしょうなぁ。楽しみですな。
それはともかくとしても、ちょっと生々しいわね、ファービーは。飽きても捨てるに捨てられんだろうし………
あぁ、エコロジー………
《5月31日(月)》
なんでかな。
混んでる電車やらバスとかで、ぽつんと空いた席があるっしょ。
でぇ、その目の前に立ってる人がなんでか座らないときがあるんだよねぇ。
ちょっと離れてるところで見てる私としては、かなりむかつくんですけど。ひとり座ってくれたら、その分車内にスペースが出来るのにねー。
なんで座らないんすかねぇ。まわりにさー、お年寄りとかがいたら遠慮するのはわかるけどさー。とくにそーゆーわけでもないんだけどなー。
で、そういう人って中途半端に若いんだよな(^^;。「座ること=年寄り」とか思ってるのかね。
まー、ただ遠慮しあってるだけなんだろうけどさ。
それならそれで誰かさくっと座りない、よね。
つうことで、この日記を読んだ人はそういう状況になったら、是非座ってくださいな。小さな事からこつこつと。
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