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《6月11日(金)》

 ということで、今日映画を見にいったのである。

「ペイバック」

 メル・ギブソン主演なのである。久しぶりに、アクション映画が見てぇ、という気分でゴー。
 なるほど、なかなかに面白かったっす。とはいえ、不満もありまして。

 なんつっても、敵の「組織」の大きさがいまいちわからないってのが痛いね。やっぱ敵は大きくないと燃えないぢゃん。それでこそ、「7万ドル」にこだわるポーターのかっこよさが生きるんだからねぇ。

 メル・ギブソン演じるポーターがなかなかかっこよかっただけに残念。

《6月12日(土)》

「ONEDAY(here,there and everywhere?)」作詞・作曲 をれ

そろそろ日が暮れる るるる
 今日もお疲れ様ぁ
手紙を書いてみる るるる
 君に届くかな〜?

今日は何を食べたの?
誰とどこへ行ったの?
キミノコト ゼンブ ボクハ シッテル

One day 君をみつけたんだ
 毎日揺れる人の群れ 奇跡っていうのかな?
everywhere 君を見つめてるんだ
 今日も明日もいつでもどこでも

電話をかけてみる  トゥルル
 君はいないみたい
留守番してあげる るるる
 鍵は持っている

君をはじめて見たあの日のことは忘れない
神様の気まぐれに感謝してね

そんで 君と暮らしてるんだ
 部屋の掃除もしてあげる いらないもの捨ててあげる
someday 君もすぐわかるんだ
 だからギター抱えて歌ってんだ

One day 君をみつけたんだ
 毎日揺れる人の波 奇跡っていうのかな?
everywhere 君を見つめてるんだ
 今日も明日もいつでもどこでも
春夏秋冬でも
いつもそばにいるよ君を見つめてる

《6月13日(日)》

 今日はラジオでついに中村一義の生歌声を聴くことができたのだー。3曲だけだったんだけどね。
 「ここにいる」「オレンジジュースブルース?(高野寛の曲なのだそうで。歌ったのも高野さん自身だったのでちた)」「永遠なるもの」

 いやー、よかったなー(T_T)。うんうん。是非、ワンマンライヴをやって欲しいねぇ。うんうん。万難を排して行きまっせ。

 とゆーことで、最近読んだ本の感想。

折原一『冤罪者』(文藝春秋)

◇あらすじ◇
 連続暴行殺人事件の容疑者、河原輝男。恋人をその事件で失ったライター、五十嵐の元に河原からの手紙が届く。それは自分の無罪を訴える内容だった。
 はたして河原は冤罪だったのか? 調査を進める五十嵐の前に意外な事実があらわれて………


 これが直木賞の候補作だったとは信じられません(^^;。やっぱ前半の冤罪問題ってのが選ばれた理由でしょうか。
 でも、さすがに折原一。そんな社会性なんてかんけーねぇ結末。選考委員の残念がる顔が目に浮かびます(笑。所詮は彼にとっては「材料」のひとつに過ぎないわけで。

 折原一だともう読む前から「叙述トリック」だとわかっているわけで、そう身構えて読んでいるんだけど、やっぱりかわされちゃうんだなあ(^^;。
 まぁ、「小谷ミカ」の正体は読めたけどさ。

 というわけで、作品自体は変化球ではあるけれど、「本格」への愛は直球な楽しい作品でありました。

《6月14日(月)》

 ふー、疲れたー。

 「チェリビダッケの庭」とかゆう映画がやってんですね。大阪ではこれからやるんですけどね。
 もちろんあの指揮者のチェリビダッケが出てる映画なんですわ。

 なかなか興味深い映画だけど、モーニングショーってのがちょっとねぇ。朝っつっても11時くらいからなんだけど。

 さて、どうしたもんかな。

 つうか、どんな内容やねん?

《6月15日(火)》

 コカコーラのCM曲って川村結花が歌ってたのか。某岡本さんかとずっと思ってました、ええ、思ってましたとも。

 とゆーことで、今日読んだ本の感想。

京極夏彦『嗤う伊右衛門』(中央公論社)

◇あらすじ◇

 京極流四谷怪談………


 なぜか今頃読了でござる。

 しかし、さすがなのである。うぬぬのぬ。面白かったっすぅ。
 四谷怪談つっても、わたしゃそれほどくわしぅないのであーるけれどもね。

 お岩が非常に現代的なのが印象的ですよねー。それでいて、それだからこそ絡めとられる運命のあや。身捨つるほどの家はありしか? ああ、恨めしや。

 京極堂という「解説役」ともいうべき登場人物がいないぶん、静謐なラストは印象的。

《6月16日(水)》

 今日は〜、久しぶりに〜、アメ村なんかで〜、中古レコ屋に〜、行ったり〜。
 スマパンに、ELOに、CSNYに、ブー。ああ、メジャーどころばかりじゃないか。冒険しなくなったのは歳をとった証拠。やれやれ。

 とはいえ、楽しく聴かせていただきました。

 セブンイレブンでのこと。おにぎりと雑誌を買ったら、なんかくじを引いてくれと言われたんですな。最近CMとかでもやってるけど、スクラッチを削って出てきた商品をプレゼントってやつらしく。
 店員が「めくりますよ〜」といってきたので渡してめくってもらったら。いちごオ・レを手渡されました。

 いや、別に嫌いではないんだけどね。でもおにぎりなんだけど………。しかも飲み物もうあるし………。やれやれ。

 とはいえ、おいしくいただきました。

《6月17日(木)》

 ちゃらっちゃ〜。

 さて、昨晩「放送禁止歌」つう番組をやってたんですよ。深夜。ローカルだと思うっすけど。

 これが、面白かった。

 「放送禁止となった歌」を紹介するにとどまらず、誰が禁止したのかも探っていくわけです。当然出てくる同和問題についても臆することなく取り上げるという、なかなか硬派な番組でした。

 結局「誰が禁止したのか」っていうのがはっきりしないんですね。まさしく官僚的な組織で。取材をする相手みんな「自分たちじゃない」「今ではわからない」とかおっしゃるんで。
 一番の要因はTV局が気をまわして、というか抗議がくる「かも」とおそれてやったっぽいんだけどね。
 とはいえ、真実は闇の中………。

 しかしまぁ、こんなにあいまいなもんなんですなー。規制する側は全然シリアスにとらえていないんだ。表現する側はきわきわの所でさー、精一杯の所でやってるのにねー(ってそうじゃないのも腐るほどありますけど)。
 「あー、規制しとくー?」「やばいよねー」「やめとこ、やめとこ」ってなもんだ。
 当事者意識が薄いんだな。それはよーくわかった。

 まったく規制なしにすべき、とまでは思わないけどさー、なんだかなー。

《6月18日(金)》

 かっこいいねー、THE WHO。いやホントかっくいい。from NHK-BS。

 ようやく探していたピックが見つかったので、ちょっとうれしい今日この頃。

 やっぱ、ほら、楽器を高いの買うよりもよっぽど音が変わるぢゃん、ピックって。
 で、オレが使ってるピックってなんか最近全然売ってなかったんだよねえ、どこの楽器屋行っても。

 といっても、ギターをもうちょっとはまともに弾けるようにならないと、こだわっても意味無いか(^^;。

《6月19日(土)》

 うーむ、まいった、まいった。夜の部のチケット取れなかった。まいったまいった。うーむ、しゃあないんだけども。
 見込みが甘かったよなー。店頭に行けば良かった。近所にあるのにさ。

 つうか、寝過ごしてるんだから意味ねぇけどよ。

 とゆーことで、最近読んだ本の感想。

奥田英朗『最悪』(講談社)

◇あらすじ◇
 町工場「川谷鉄工所」社長………川谷信次郎
 「かもめ銀行」の女子行員………藤崎みどり
 パチンコ通いの小悪党………野村和也

 3人の“最悪”な人生が一点で交わるとき、“最悪”な事件が巻き起こる。

「あかん………。最悪や」
「こんな不幸な男がどこにおる」


 「おもしれぇ」と各地で少々話題な本書。

 私は今回は購入したわけではなく、図書館で借りたんですな。でも、予約してからひと月くらい待たされたんだな。つうか、私のひとつ前の人がどうやらやたらと延滞してこんなに待たされた風なんだけど。
 まったく、期限はしっかり守りましょう(自戒。

 さてさて、そんだけ待たされたにも関わらず一気読み。やー、確かに面白い。

 考えてみれば、人物造形が少々類型的、ラストの展開はどうなんだろう、とか色々と思い浮かぶわけですけど、やっぱ読ます力はたいしたもんだよねぇ。テンポがいいんで、なかなか書を置くにあたわず。

 とまあ、ぐいぐい読まされてしまったわけだけど、私的には川谷信次郎のパートのような話って嫌いなんだよねぇ。嫌いっつうか、苦手なんだ。
 なんていうの、こういう「真意が理解されない」っていうか「報われない」っていうのは辛いんだよね。ゴロゴロしてしまう。

 そんなだからこそ、話の落ち着く先を読みたくて一気読みだった、という事もあるんですけど。

 ところで、この奥田英朗ってひと、新人かと思ってたら、そうじゃなかったんだね。浅田次郎が絶賛したっていう『ウランバーナの森』も気になるところ。

《6月20日(日)》

 起きると15時でした。いやはや………。

 そんなわけで今日は出歩かず、部屋の片付けに尽きるわけです。

 おかげですっかり綺麗☆ 机の上がやたらと片付いちゃったわ。こんだけ広々とした机だったのかぁ。
 これならアレもコレも置けちゃうじゃん。

 ということで、またもやちらかっていくのでありました。


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