現在の湯零し草庵をみる?
昔の湯零し草庵を見る?
音楽取調掛亭に戻る

《6月21日(月)》

 この日記を読んでいるあなたに質問です。

「さよならを繰り返し〜 君は大人になる〜」

 とゆう歌詞の曲をご存じではないでしょうか?
 なんかのCMで使われてた気がするんですけどねぇ。

 やー、なんかこの曲が頭をぐるぐる回っちゃってさぁ、気になって気になってしゃあないんですよ。

 というわけで、ご存じの方はご一報下さいませませ。

《6月22日(火)》

 本日は雨なり〜。

 そういえば、テニスのウインブルドンやってますな。私はノボトナが好きなの(はぁと。

 なんとなく。

 足の怪我が心配だけども、頑張って欲しいものであ〜る。

 って書いてたら、ノボトナは順調に1回戦を突破したようで。うむうむ。

《6月23日(水)》

 むむむ、ヒンギスが負けましたか。前回の敗戦が尾を引いてるのかねぇ。彼女くらいのレベルになればそんなことないと思うんだけどねぇ。
 ダブルスも棄権するそうで。楽しみがひとつ減りましたねぇ

 さてさて、本日は映画を見に行ってきたのであーります。

「ハムナプトラ/失われた砂漠の都」

 つうか「ハムナプトラ」ってなんやねん。タイプもしにくいっちゅうの。ちなみに原題は「THE MUMMY」。ミイラっすね。
 まぁ、たしかにミイラっちゅう直訳タイトルではちょっと映画のイメージと違うけどねえ。ホラー映画じゃないから。
 ちなみに「ハムナプトラ」っつうのは映画の舞台にもなる“死者の都”のことなんですけど。

 さて、この映画。何度か見たCMやら、雑誌なんかでのスチールをみるとB級臭さがぷんぷん匂ってきてました。
 だいいち日本版のタイトルロゴなんかやりすぎ。まんまレイダースぢゃん。これはB級以外の何ものでもないぜっ。

 と思って見に行ったんですが、いやぁ、これが予想を遥かに超えるB級映画だったんだわ(^^;。うーん、ここまで直球ど真ん中とは思わなかったなぁ。
 「トレマーズ」を見たときの感覚に近いというか。

 まったくもってストーリーの先読みができちゃうんだよねぇ。お約束のオンパレード。初登場のシーンでその人物が生き残れるかどうかわかっちゃうもんねぇ。んでもってヒロインが妙に可愛い、と(^^;。
 まさしくB級、である。

 ちなみに何か意味があるのか、の飛行機のシーンは気に入ったぞ。あの飛行機ネタのオチはイカス!!

 とはいえさすがは天下のILM。映像はやたらと凝っています。いや、B級だからこそかな。B級映画ってのは、サービス精神が過剰になりすぎておバカになるもののことだからねぇ。

 こういうタイプの映画を見るのは「アルマゲドン」以来かな? ちょっと久々だねぇ。でも「アルマゲドン」と違って「ハムナプトラ」はB級であることを自ら引き受けている潔さがあるぶん、すがすがしいよね。

 もう少しひねりのあるトリッキーな脚本だったら、いい映画になったろうになぁとは思いますねぇ。結局はミイラ軍団とのバトル話がメインだったからなぁ。
 力押しだけでない展開もあったら、レイダースに迫れたかも? そりゃ無理。だいたい相手がミイラだもーん。脳みそなくなってるもーん。

 劇場を出て10歩も歩けば内容を忘れるといった映画ですけど、スターウォーズの露払いにはちょうどいいかも。
 ILM繋がりだし。

《6月24日(木)》

 先日TV放映されていた「タイム・リープ」をビデオに録っておいたんで、今日みた。

 「タイム・リープ」つっても知らない人が多いでしょうな。でも説明するのがめんどくさいから、自分で調べやがれっ! なんのためにインターネットやってんだこの野郎っ!

 それはともかく、この映画の原作が無茶おもろいんだ。ジュヴナイルなんだけどね。軽いんで気軽に読めるし。興味ある人は読んでみて下さいな。

 映画の方は、まぁ、原作を踏まえた上では割といいんじゃないか、と。ぇぇ。主演は佐藤藍子なんですけどね。まぁ、彼女は良かったんですけどね。耳隠れてたし(おぃ。
 ただ、他の出演者がいまいち掛ける二十。特に相手役の男がねぇ。

 それと、エヴァンゲリオン劇場版(笑)のようなラスト〜スタッフロールの演出意図は意味不明。

 とゆーことで、最近読んだ本の感想。

山口雅也『マニアックス』(講談社)

◇あらすじ◇
 「Maniacな人々が登場する」短編集。

 「孤独の島の島」「モルグ氏の素晴らしきクリスマス・イヴ」「《次号につづく》」「女優志願」「エド・ウッドの主題による変奏曲」「割れた卵のような」「人形の館の館」 収録


 山口雅也らしく実験性の強い「ミステリー」短編集ですよね。ホラーに近いとは本人もあとがきで書いてますけど。

 べろーんとひっくり返った感じ。いわゆる「どんでん返し」とはまた違った感覚なんですけど、そういう本格の「意外性」を突き詰めていくとこういう異形性にたどり着くのでしょうか。

 冒頭にわりと入りやすい「孤独の島の島」を持ってきたり、似たパターンが続いたところで「割れた卵のような」が来たりという構成もさすがではあります。

《6月25日(金)》

 今日、電車に乗ってると何やら後方が騒がしい。車掌も出てきて一時騒然な雰囲気。どうやら人が倒れたらしい。

 「ただいま車内に急病人がおられます。お客様の中で医師の方がおられましたら、ご連絡下さい」

 なんて放送が流れて。やー、ほんまにこんな事言うんやねー、とか無責任に思っていると途中の駅に臨時停車して、御病人は運ばれていきました。
 無事だといいんやけどねー

 さて、今朝の新聞記事によると女子中学生がネットの掲示板に名前と電話番号を書かれて、いたずら電が殺到したとか。
 それを書いたのは同級生の男だってさ。悪意があったのか何だか詳しくはよくわからんけど、とにかくバカなやつなのはたしか。

 しかしそれよりもなによりも、記事に「ドリキャス」ってでっかく載ってるのが問題じゃねぇか。
 ホントにセガも痛いよなー。せっかく値下げして、さぁこれからって時にね。「通信機能標準装備」ってのが大きな売りなのに、それを封じられかねん。つうか、叩かれるんだろうな。
 ドリームキャストを持っていない私ですけど、こりゃかわいそうだぜ>セガ。

 これは他社の陰謀か?(おぃ あまりにもタイミングよすぎだもんなぁ。

 たしかにネットでのドリキャスユーザーはネチケットを知らない人が多いって聞くけどさー、それとこれとは別の問題だと思うんだけどなー。「ドリームキャスト」だから起こったわけじゃないはずだもんねー。
 新聞社も悪意がねえか、この書き方は?

《6月26日(土)》

 梅田某所のチケットぴあに行ったんだけど、そこの店員が態度悪くてさー。なんかそいつ常に半ギレなんだよね。なんだありゃ。
 おれの前にいたおばさんへの態度もなんか悪かったしよー。

 で、決定的にむかつく事やられたらさぁ、こっちも文句言えるんだけど、微妙に神経にさわる態度で、文句もつけれず終始いらいら。

 もうあそこにはぜってぇいかねぇぞ>阪急プレイガイド三番街店

 とゆーことで、気を取り直して、今日読んだ本の感想。

小泉喜美子『弁護側の証人』(出版芸術社)

◇あらすじ◇
 八島財閥の放蕩息子・杉彦に見初められ、玉の輿に乗った売れっ子ストリッパーミミイ・ローイこと漣子は、悪意と欲望が澱む上流階級の伏魔殿で孤軍奮闘していた。
 そんな折、八島家当主・龍之助が殺される。だが、まさか犯人が愛する夫の杉彦だったとは!

 死刑の判決を覆すべく、必死の調査を続ける漣子と仲間たち。新たな弁護側の証人は、果たして見つかるのか?

 驚異のトリックでミステリ史上に残る不朽の名作、ついに登場! ほかに単行本未収録短編「深い水」を併せて収める。

(本書カバーより)


 名前だけはうわさに聞いていた作品。そしてそれに値する作品であります。

 なにを言ってもネタバレになりそうなんだけどねぇ。
 とりあえず言えることは「もだん」な作品だったな、と。「もだーん」でも可。決して「現代的」という言い方ではないんですよ。

 いうなれば品の良さ? 時代的なものなのかなぁ。この時期の特に女性の作家に多い感じですよねぇ。 クリスティの諸作品にも感じられる古い「もだん」。

***(以下ネタバレ部分有り。読みたい方は反転して下さい)***

 でも、このネタがわからない人もいるんでしょうねぇ。確かに最初から漣子が捕まってると読んでしまったらなんのオドロキもないっすよね。
 それと、このあらすじがネタバレしてるって怒ってる人もいるみたいだけど、それは早計なり。めっちゃ考え抜かれたあらすじだと思うなぁ。読んだ後にもう一度このあらすじを見たら、にやりと笑えるでしょう?

 「深い水」もなかなかに味わい深い、幻想的なミステリでした。

《6月27日(日)》

 シェンムーのビデオを見る。

 シェンムーっつうのは、10月に出る予定のドリームキャストのソフト。いわく「超大作」で、とにかくセガが社運をかけて制作してるゲーム。

 とにかくこれにかけるセガの意気込みは大したもので、金もかけまくり、人数もかけまくり。
 おかげでセガの他のソフトのラインに影響が出てくるってほどだそうで。

 で、そのソフトのプレビュー的なビデオなんですが、いやー、たしかに凄いわ>シェンムー。いろんな意味で。
 とにかくバカっぽいのが良いね。この圧倒的な、一種偏執狂的な「量」はバカ以外の何者でもないぞっ。

 これは任天堂には作れねーだろーなー。任天堂だったらもっと面白そうなものを………(おぃ。じゃなくて、この「意味不明な勢い」はやっぱセガだよなぁ。

 ソニーなら………こんな無駄な金は使わねーだろー(笑。

 で、凄い画像なのはわかるんですけど、肝心のゲーム部分が現段階では意味不明。なんか画面に表示されたボタンをタイミング良く押していく、ってだけ?
 それって懐かしのLDゲーム?(^^; やっぱ実際にさわってみないと何とも言えないよなぁ。

 でも、それでこそセガっぽいのかも。

《6月28日(月)》

 梅雨の合間の晴れ間なり。

 本日の日本代表マレーシア戦は、どーもすっきりせんかったなぁ。彼らの試合で久しぶりにもやもやしたものが………。
 なんか荒れた試合だったしなぁ。

 PUFFYの9/1のチケットを取りに行ったっす。席は最悪だったっす(;_;)。一緒に行く人に申し訳ないっす。

 しかし、今回のぴあの店員はいい人だったわ。よかったよかった。やっぱ店によって全然違うね、うん。

《6月29日(火)》

 雨。

《6月30日(水)》

 「スターウォーズ」をみる。

 つっても、エピソード1じゃなくてぇ、《新たなる希望》(つまりエピソード4ですな)をビデオをで見ただけなんだけどね(^^;。
 いやー、やっぱおもろいわ。

 さて、今日は何の日だか皆さんわかりますか?

 ………

 そう、6月最後の日なんですよ。つまりはもう7月。
 1999年7の月。

 いよいよですねぇ、フフフ。
 なんかえらいことが起こるということは、この日記も書けなくなるということ。いつ最後の日記になるかもわからないので、思い残すことなく一回一回を気合い入れて記していくことにしましょう。
 嘘。

 基本的にノストラダムスは笑い話でおもろければ良いんだけどさー、「予言」つうもんはどうしても拭い切れない漠とした不安を呼び起こすよねぇ。正味の話。まぁ、人間だったら当然のことなんだけど。
 その不安感も含めて楽しんじゃえってのが、世紀末に生きる咎人の正しいあり方ってもんなんでしょう。


<<<前       次>>>