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《7月1日(木)》

 はーい、7月でっす。

 6月21日の日記で書いた曲が判明しました。メール下さった皆さまどうもありがとうございました。

 それは、鈴木雅之の「ガラス越しに消えた夏」。
 メールでの情報は以前から頂いていたんですけど、ようやく本日CDで確認できました。

 やー、ほんま、すっとしたっす。

《7月2日(金)》

 ちょっと古い話題ですけど。

 ノボトナが負けたかぁ。
 TVでやってたかどうかは知らないけど、私は見れなかったわけで。うーん、結局今回のウィンブルドンで彼女の試合を見れたのは一試合だけだった。残念無念。

 ダベンポートとあたるって聞いたときに嫌な予感したんだよなー。そしたら案の定。しかもストレートでだそうだし。

 さて、ヒンギスもそうそうに負けちまったっし、ベッカーも見事に負けたし、なんだか興味が半減なわたくしですが、こうなったらニューカマーの活躍に期待じゃ。

《7月3日(土)》

THE BEATLES「HELP!」

 When I was younger
 So much younger than today

 「ヘルプ!」という叫びに続くこのフレーズ。
 これがロックの全てであり、本質なのだ。

 このフレーズが奏でられたときに、ビートルズの口から流れたときに「現代」のロックがはじまったんだろう。
 「彼ら」のものから「我々」へ。

 過去を想うこと。それは現在の自分を見つめ直し、未来への道を望むことなのである。

 と、まぁそんなことはどうでもよろしいんですけど、とにかくこのフレーズが気にいったんすよ。このリズムにぴたっと収まるこの歌詞ののせ方。
 メロディがつけられることによる詞の内容の増幅。

 うーん、これこそ音楽の至福でしょう。

 まぁ、そのぶん2番とかのがいまいちと思ってしまうんですけどね。

《7月4日(日)》

 本日のNHKスペシャル。薬害エイズ問題についての、川田君と郡司元課長との対話。

 しかし、まぁ、これがかみ合わない話で。朝生以上。

 この問題については、法的な問題は別として、原因が「視聴者側」にははっきりしてるから、対立する立場同士、つうか当事者同士ではもとからかみ合うわけないんだけど。それにしても、ねぇ。
 逃げをうつにしても、もっとやり方があるだろうに。悲しそうな顔して論点をすり替えようとしても効果無し。つうかマイナス。

 さて、今からWOWOWでサザンのライヴ見て、んで寝ようか。

《7月5日(月)》

 小野が3ヶ月の怪我だって? そのシーンは見てたけど、確かにきっついファールだったけど、そこまでとは………。
 五輪最終予選は微妙らしいけど、それよりも彼自身の将来が心配だなぁ。怪我持ちにならないといいんだけど。

 昨夜のサザン@WOWOW。
 ビデオにも録ってたんで、最初の方だけみて寝ようかと思ってたんだけど、結局最後までみてしまったわけだ。

 なんつうかさぁ、カメラワークがいまいち納得できないんですけど。「ここはこっち撮っとかなぁ」っていうのもあるんやけど、それ以前の問題で。
 中途半端に凝ろうとしてるのか、妙にカメラを揺らしたりするんだよ。サイケのつもりかい?
 みてて落ち着かない、つうか酔うわ。ポケモンショックだわ。

 で、TVみてて思ったのは、音のバランスが好みじゃないなーって。もっとギターいっとかなってところもあったしねぇ。
 でもでも「愛無き愛児」のエンディングはめちゃめちゃかっこよかったっす。
 いや、実際にライヴで見てもかっこよかったんだけど、あそこは。

 しかし、こう改めてみると、ダレ場がほとんどない、サザン近年まれにみるツアーだったにゃあ。
 あえていうなら「みんなのうた」か(^^;。あとアンコールがなければほぼカンペキ。

 でも、そこまでは求めまい。求めまい。

《7月6日(火)》

 今日起こったこと。

 スズメを自転車でひきそうになりました。

 広末涼子にそっくりな男子中学生を見かけました。

 ところで、Mr.ビーンは今何やってるんでしょう?

 あと、マッスルも。

 以上。

《7月7日(水)》

ヤマガタヒロシの懐疑主義でいこう!!☆ Ver.1.01作詞・作曲 をれ

個人主義だとか言ったって いつでもどっかに属したいくせに
愛されたいけれど 愛したくはないよ

神はいないと叫んでみたって 救済だけをいつも求めてる
ほっておいてほしいけれど 束縛されてたいんだ

 いいんだっ

何が自由で 何が不自由で
 生きてんのかも死んでんのかも………わかんないけれど………
ヤツがどうで あの娘がこうで
 他人の視線は自分の未来への道行きなんだろ?

どこまで来たんだい?

子供時代に飛ぶ夢を見た なんて嘘っぱちで人をだます
夢なんて何も見なかった ただ闇

なんて自虐的みたいだけど 自信過剰で自意識過剰のオレさ
有名な人になりたい 200万円欲しい

 いいねぇ〜

肌は黄色くて、髪は黒くて、、、 たいした主義や主張なんてないけれど
駄目な僕だ 人生とは何だ? 転がり続ける生き方に憧れてみたり

どこまで行こう?

《7月8日(木)》

 つうか、ヤマガタヒロシって誰だよ?

 さて、昨日は七夕だったんだぜ。棚からバタ子さん。

 晴れたっつっても、夜空を見るの忘れてたわ。つうか、そんなんべつに7日じゃなくてもいいんだよっ、踊らされてるんじゃないよっ、とかいう筋の通った人もいるでしょうが、僕はそんなんじゃありません。忘れていただけですとも。

 ところで明日はブライアン・ウィルソン@フェスティバルホールなんだな。めっちゃ楽しみだわ。
 噂ではあの曲やらあの曲だとか、意外なところではあのインストナンバーなんかもするらしいけど、想像するだけで、じゅるじゅる。でも、本当に来日するのかまだ疑ってたり(笑。

 とゆーことで、久々に最近読んだ本の感想。

デヴィッド・アンブローズ『覚醒するアダム』(角川文庫)

◇あらすじ◇
 「幽霊は人間の想念が造り出す」

 心理学者サムの説に雑誌記者のジョアンナは興味を抱く。サムの提案で、幽霊を科学的に造り出す実験に参加するジョアンナ。

 そして架空の人物「アダム」のイメージが参加した八名の意識の中で生命を持ち始めたとき、実験室でポルターガイスト現象が起き始める。
 すべては科学的に記録され、実験は成功を収めたかに見えた――参加者が一人ずつ不可解な死を遂げ始めるまでは………。

 ページを繰る手が止まらない、ノンストップ超自然スリラー。

(文庫カバーより)

原題:SUPERSTITION


 最近にしては珍しく、まったく予備知識無しで読み始めた作品。帯の「最後に待ち受ける衝撃的な幕切れと、同時に浮かび上がる伏線の数々。ただただ拍手を送るしかない」っつう言葉にひかれたんですけどね。

 たしかになかなか面白い作品ではありました。僕が予想していた展開とはちょっと違ったんだけどね。
 もっと「激しい」かなと思ってたんやけど、随分静かなお話で。

 どうもサムの描写が一定じゃないな、とは思ったり。短期的な視点ではその方が面白いとは思うんだけど、全体で見るとどうも整合性がとれてないんじゃないかなと思ったり。

 あと、ラストの展開をどう見るかで評価はかわるでしょうねぇ。
 なぜジョアンナだけが「あんな目」にあうのか? その疑問を除けば、ぼくは結構好きです、はい。

 それはやっぱり愛?(^^;

《7月9日(金)》

 ブライアン・ウィルソンのライヴに行ってきたのです。

 感想はまた明日。

《7月10日(土)》

 朝帰り。

 つうことで、昨日のブライアン・ウィルソン@大阪公演の感想だとか。

 やはりというかなんというか、観客の年齢層は高いっすねぇ。そうそう、音楽評論家の萩原健太も来ていました。大阪にまで来るなんてさすがっすねぇ。

 さて、ブライアンの半生をつづった(?)妙に長いVTRを見た後、ついに御大の登場。うーん、おやじだ。つうかじーさんだ。
 でも本人なんですなー。

 影武者が来るんじゃないか、口パクなんじゃないか、ブライアンと声がよく似た人が裏で歌ってんじゃないか、とかいろいろ言われてたけど、そうじゃない模様(笑。

 ライヴの内容はヒット曲総まくりといった感じで。ビーチボーイズのベストといった趣き。グッドバイブレーションがうならせましたねぇ。

 しかし、うわさでは聞いてましたが、ドラッグで喉を潰したとかで、ほんまに高音が全然出ないっすね>ブライアン。
 ほとんどの高音パート(つうか、ボーカル全般?)は他のメンバーに歌わせたりしてたんですけど、キャロライン・ノーとかの「ひとりで」歌う曲はめちゃ苦しそう(^^;。

 そのバンド(含ワンダーミンツ)はなかなかにレベルが高く、よしですな。そうそう、ギタリストが途中ホルンを吹き始めたのにはちょっと意表を突かれましたな。

 この人はどうも音楽を披露する事に興味はなく、創ることに喜びがある人みたいですね。じゃあ、なんでライヴなんかするんだとか言われそうですけど(^^;。
 間奏だとかの時もそうだけど、特にそれが顕著だったのは、ペットサウンズからの2曲のインストナンバーを演った時。
 彼は舞台中央でキーボードの前に座ったまま、何をするでもなく、腕を組んでじっと聴いてるんですよ、演奏を。そん時が妙に幸せそうなんだなぁ。

 あと、観客はほとんど座って身じろぎせずに聴いてたけど、そういもんなんすかねぇ。ふらふら踊ってた私はちょっと浮いてましたけど(^^;。
 でも一音も聞き逃すまいというその姿勢こそが、ポップおたくの正しいあり方なのかも知れませぬ。

 まだまだ修行が必要な私であります。


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