《8月1日(日)》
関西以外でどれくらい知名度があるのかしらんけど、今日はPLの花火があったんすよ。
わりと近いんですけど、この日は毎年すんげぇ混むんすよねえ。電車も、道も。とにかく人、人、人。なんでみんなこんなに来るねん。
でも、それだけに見応えあるんですけど。
この間ビデオに録っておいた、「ピースメーカー」をみた。
うーん、手堅い造りなんだけど、それだけにいまいちぐっと来るものもなし。主人公が「組織」なのが問題なのか。
TVでGLAYの20万人のライブの模様がちらっと放送されてたけど、これはもはやギャグっすね。笑けまっせ。
好きとか嫌いとか以前に、ここまでやったらあっぱれっすね。実際に参加した人はどう思ったんかはわからへんけど、こんだけバカやれるってのはイカすでしょう。願わくば、音楽でももっとバカやってほしいところ。
《8月2日(月)》
大阪に「茨木」ってゆう市があるんですけど。それをついついシェンムーと読んでしまう最近の私です。
さて、本日はフットサルをしにわざわざ京都まで。疲れた。
《8月3日(火)》
いやいや、暑い日が続きますな。
今日は大阪の各地で忌野清志郎がゲリラ(風)ライブをやっていた模様で。ボクは残念ながら行けなかったんだけどね。
今日の「人気者で行こう」はなんだありゃ。
とゆーことで、最近読んだ本の感想。
- 甲賀三郎『緑色の犯罪』(国書刊行会)
- ◇内容紹介◇
戦前本格派の巨匠として知られる甲賀三郎は、独創的なトリックに加えて、ユニークなキャラクターを自在に駆使したエンターテインメントの名手でもあった。
本格推理の名作「誰が裁いたか」「羅馬の酒器」をはじめ、トリッキイな犯罪計画に探偵と怪盗の知恵比べと絡めた「ニッケルの文鎮」、難事件を解決して犯罪者の上前をはねる悪徳弁護士手塚龍太のユニークな探偵譚「ニウルンベルクの名画」「緑色の犯罪」「妖光殺人事件」、殺人者の異常心理を鋭く抉った「悪戯」、あわて者の掏摸気早の惣太の粗忽ぶりをユーモラスに描く「惣太の経験」、甲賀自身をはじめ、横溝正史、水谷準ら、探偵作家の面々が変名で登場する「原稿料の袋」など、その多彩な才能を結集した全11篇。
付・著書目録。
(カバーより)
前回の小酒井不木に続いて探偵クラブより。戦前ですな。
物理トリックをメインにしたストレートな本格短編なんですけど、それだけに現在読むのはちとつらいかなぁ。
古くささがどうしても鼻につくんですな。
そんななかで少し毛色の違う「悪戯」なんかは面白かったですけど。読み終わってから考えると、「悪戯」って題名がなかなかに感じ入るものがあったり。
しかし、とにかくこの短編群のなかでおもわず「うげげ」と声を上げてしまったのが、「羅馬の酒器」のラスト3行。
まさしく衝撃のラストっす(^^;。いままでいろんな「衝撃のラスト」がうたい文句の小説があったけど、これはほんまにのけぞったぜ。
こんな結末あり? これだけでも読む価値はあるかも。ないけど。
《8月4日(水)》
今日は映画の日だったんですな。1人1000円。
そんなわけで「交渉人」と「アイズワイドシャット」を観てきたのです。ほんとは「アイズワイドシャット」だけのつもりだったんやけど、混んでて次の次の回の券しか買えなかったんよね。
そんなわけで、それまでの時間つぶしに「交渉人」をみることに。こっちも混んでたんだけどね。
面白かったっす>交渉人。いい評判はきいてたんだけどね。
もうちと頭脳戦ががんがんされるのかなと思ってたけど、銃撃戦もけっこうあるのね。
宣伝文句の「IQ180」ってのがなんだかよくわからんけどね(^^;。
で、「アイズワイドシャット」だけど、これがなんといえばいいのやら。
「キューブリックの遺作」やら「18禁」やらの話題で本質が見えなくなりがちだけど、それなりストレートな作品だとは思うんだけどね。
これまでのキューブリック作品をごちゃ混ぜにしたようにも思うんだよねぇ。やっぱり遺作なのか。
中盤の幻想的なシーンよりも、ラストのおもちゃ屋のシーンでの冷徹なリアリズムがさすがにキューブリック。あのラストはなかなかに感銘を受けました。ええ。
《8月5日(木)》
昨日の夜中、BIGLOBE落ちてたみたいだねー。おかげで昨日の日記アップできなかったすよ。
今月号のロッキングオンで初めて知ったんだけど、今度のビートルズはリマスターつうか、ミックスもやり直したそうで。
これはなかなか興味深いっすよねぇ。世のビートルマニアとしてはどうなんでしょうなあ。
ソニックユースの機材がごっそり盗まれたらしく。いやはや、普通のロックバンドの機材ならともかく、ソニックユースだからねぇ。金出しても最早買えないものだろうし。
実際これで「再現不可能」となった曲もあるっていうし。
いやはや。
《8月6日(金)》
近所に最近(つっても結構前だけど)新しい市民プールができまして、今日行ってきたのです。
今年の泳ぎ初め。さすがに新しい施設だけあって、綺麗っす。広くはないけど綺麗なのはいいっす。それに結構夜遅くまでやってるんで、なにかと便利っす。
開閉式の天井なんで雨天でもオッケーなのも便利っす。冬は温水になるのもグーっす。
でも、となりがゴミ焼き場なのでダイオキシンが心配っす。
ふらふら泳いでいると夏って実感しますなー。あとはTUBEとビーチボーイズがあれば完ペキ。
ところで最近のプールはどこでも帽子&ゴーグル必携なんでしょうか?
《8月7日(土)》
カミングアウトしますと、私はサイキッカーだったんすよ。ええ、そうなんです。これまで日記ではほとんどふれませんでしたけど。
って、知らない人には全然わけわからんとは思いますが。まぁ、知らない方が幸せともいえますねぇ………。
そんなわけで、本日は万博でのサイキックのイベントに行って来たんです。しかし、昼の部だけだったんだけど。夜の部はとれなかったんだよなぁ。
思ったよりは濃くはなかったかなぁ(^^;。江口洋介ネタが笑えたけど。
こないだ観たときは、「肖像権に関する重大な問題が発生したため、発売を延期」していたアイズワイズシャットのパンフを本日購入。
どこらへんが問題だったんかなぁ。後半部分のキューブリックのこれまでの作品について書いてるあたりのんかなー。
18禁なシーンが載ったせいかとも思ってたんだけど(^^;。
《8月8日(日)》
あっさり、北陽は負けてしまいました。
んー、特に書くことがない。
ASAYANをみた。
モー娘の新メンバーはみんな若い子なのね。太陽とシスコムーンの中国人が日本に帰化したらしい。なんか勢いで帰化したようにも思えるがホントにいいのか? つうかそれよりも「本多」っつう日本名でいいのか? みょうに笑えるけどさ。笑っちゃいけないんだけど。
とゆーことで、最近読んだ本の感想。
- フィリップ・マクドナルド『Xに対する逮捕状』(国書刊行会)
- ◇あらすじ◇
シェルドン・ギャレットはふと立ち寄った喫茶店で二人連れの女の奇妙な会話を耳にした。どこかで、何か恐るべき犯罪が計画されているらしい。
この雲をつかむような事件を持ち込まれたゲスリン大佐は、残されたわずかな手がかりをもとに推理と探索を積み重ね、知られざる犯罪者を一歩一歩追いつめていく。
しかしゲスリンの懸命の努力を嘲笑うかのように関係者は次々に姿を消し、あるいは殺され、やがてギャレットにも魔の手が迫った。
はたしてゲスリンは事件を未然に防ぐことが出来るのか?
サスペンスに富んだ発端、中盤の論理的な展開と緊迫のクライマックス。エラリー・クイーンら多くの評者が推賞した、幻の本格派マクドナルドの代表作。
(カバーより)
「幻の本格派」なんてあらすじに書いてるけど、この作品に関していえば本格じゃないんだなぁ(^^;。
さくさく読めるんだけど、それだけになんか軽いんだ。この感じは、そう、小学校の頃に読んだ子供向けのリライト作品な感じ。
うーん、あの当時読んだ「マギル卿最後の旅」はおもろかったなー。後で本物を読んだけどいまいちだったなー。
なんて思い出話はどうでもいいんですが。
そんなわけで、物足りなかったなー。一直線に解決に向かっちゃうからさー。もっとひねりが欲しかったよね。
《8月9日(月)》
映画「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」(なげー)を観ました。
いやー、コレがよくできたクライムコメディで。
いかさま賭博で多額の借金を抱えた4人組。マリファナ強奪を計画するも、そこに様々な人間の思惑が絡んで二転三転つうお話し。
序盤は少しテンポが悪いかなと思えたりするんだけど、一通り登場人物がでそろって話が動き始めるとこれがおもしれーんだ。
ラストでかちかちとはまって、ばたばたと人が死んでいく展開はタランティーノを彷彿とさせますな。もっと笑いの要素が大きいけど。
しかし、やっぱ脚本が重要だよにゃぁ、映画って。映像美だけでもってくやつもあるけど、オレはひねりのある脚本が好きなんだー。もちろんテンポのいい映像だとかで本の魅力は増すんだけど、やっぱお話がしっかりしてないとだめっしょ。
ここらへんが最近の日本映画の弱点なんだよなぁ。とかいってみたり。うそうそ、面白いのもたくさんあるっすよ>最近の日本映画。メジャーでないだけだよねー。
ま、それはそれとして。
音楽もオーシャンカラーシーン、JB、ストーンローゼスだったりといかにもUKっす。とりあえず、人間に関する深い考察なんてしゃらくせーって人は見るべし。人間性について考察したい人はアイズワイドシャットを(^^;。
映画の後は「ぴあ」が企画した、デビューまもないアーティストが出演するライヴにいく。
友人と行く予定だったんだけど、そいつがダメになってさ、他を当たるも見つからず、結局1人で行ってきたっす。チケットが1枚無駄になったなー。まぁ、招待券なんで金はかかってないんだけど。
出演は、SNAPPERS、こだまさおり、Cymbalsの3組。しかし、この人達のこと全然しらんのです私。曲を聴いたことはおろか、名前すら初耳。それだけに新鮮に聴けたけど。
感想はまた明日。
《8月10日(火)》
今日はなぜか高野山へ行ったのです。ご存じの通り天候は悪く、山道が霧で大変だったっす。そのぶん、しっとりしとしとと幽でしたが。
夕食は焼肉。
昨日のライヴの感想など。簡単に個別に。
- SNAPPERS
- キャッチーなメロになかなかにスケール感のある演奏。ライブハウスよりホールのほうが似合いそうだ。
いかにもUK好きそうだけど、配られたフライヤーをみて納得。好きなアーティストはプライマルズ、キンクス、ラーズ、オアシス、ザ・フー等々。オアシス好きなんだろうなーと一番感じたのはギタリストだったんだけど、どうやらサポートメンバーのようで(^^;。
若手ロックボーカリストにしては珍しく、音程の合うボーカリスト。声質もいい感じだし、ルックスもオッケーでこりゃブレイクの可能性アリですな。
個人的にはもうちとひねりの欲しいサウンドですが、完成度は高し。
- こだまさおり
- モータウン風だったりタンバリン風だったりと、最近のR&Bでないアイドル的女性シンガーソングライター(この人がソングライターかどうかは知らないけど)系っすね。
こういうのは音以上に歌い手の魅力(歌声から外見まで含む)が重要だと思うんだけど、オレ的にはどうものれないままでした。変な客もいたし。
- Cymbals
- 3組の中では最も好み。ひねれたポップ。ピチカートチルドレンではあるんだけど。
いかにもポップおたくっぽいベーシストの暴れっぷりがイカスっす。MCも変なテンションだしさ。
レコードも少し追っかけてみようかなと思ったり。だけども、ライヴでのあの微妙に壊れたバランスが、レコードではスポイルされてる可能性もありそうだよなー。
|