現在の湯零し草庵をみる?
昔の湯零し草庵を見る?
音楽取調掛亭に戻る

《8月11日(水)》

 昨日は日記を書いたところで力尽きてしまい、アップできず。しかし1日アクセスしないだけで、ずいぶん時間がたったように感じるよなー。

 昨夜はめちゃめちゃ雨やったねー。WOWOWでウッドストック99みてたんだけど、雨&風&雷のせいでアラニスモリセットが全然映らなかったわ(^^;。

 そういえばウッドストックでさっき流れてたEVERLASTとかゆうバンドは、なかなかにかっこよろしかったな。初めて聞くんだけど、ウッドストックに出る位なんだから、有名なんでしょうなー。

 しかし、女性の観客がやたらと裸なんで笑けるよな。こんだけ乳見せられると麻痺してきますな。アメリカ人はよくわかんねーや。
 前回のウッドストックの時も、NHKが中継してたにも関わらず、やたらと裸が映ってたのを思い出します。あんときは生中継だったのかな? ヘアーもバッチリだった(笑。NHKなのに………。
 その点今回はまずいところにはちゃんとモザイクが。これもどうかと思うんだけど。めちゃめちゃ不自然だ(^^;。

 とゆーことで、最近読んだ本の感想。

芦辺拓『探偵宣言森江春策の事件簿(講談社ノベルス)

◇あらすじ◇
 血塗られた時計塔の惨劇は序章にすぎなかった。
 飛翔する死体、消失する山荘、謎めく血文字、殺し合う死者たちなど、素人探偵・森江春策に突きつけられた奇妙奇天烈な七つの謎。

 起こった時代も場所もバラバラの不可能犯罪を解き明かすうち、世界は一変する!?
 驚愕と衝撃の芦辺ワールドに奇想のタネは尽きまじ。

(カバー裏より)


 私は本格にあわなくなってきているのだろうか、つう最近の疑問を更に深めることとなった短編集です。

 どうも面白くないんだなー。本格では禁句の「なんじゃそりゃ」っつう突っ込みをどうしてもいれてしまうんだな。それも好意的なものではなくて。

 わりと類型的なトリックが多いのも原因なんだけどねー。

《8月12日(木)》

 大阪市立博物館での「幻の宮・伊勢斎宮 〜王朝の祈りと皇女たち〜」展をにいく。

 5月1日の日記にちらりと書いたんだけど、もともとは伊勢に斎宮歴史博物館つうのがあるんです。それが改装中って事もあって、こっちで特別展示みたいな事やってるわけですな。

 斎宮とゆうのは、その昔、斎王がつとめた宮。斎王つうのは天皇が即位したときに伊勢に遣わされる皇女のこと。天皇がかわったりするまで、遣わされた斎王は斎宮で暮らすわけです。
 まぁ、詳しいことはご自分で調べて下され。

 で、この展示はなかなかに興味深いものではあったんだけど、いかんせん全体のボリュームが少ないんだなぁ。
 やっぱ改装が終わったら、斎宮歴史博物館に行かなくてはなるまいて。

 そのあとはなんばで久しぶりに中古レコ屋へ。さがしてたレコードが入手できて喜んでる私です。

《8月13日(金)》

 昨日買ったレコードの中にロイ・ウッドのソロアルバムがあるんだけども、その中の一曲でジョン・ボーナムがドラムをやってるんですな。
 なんつうか、こういう繋がりもあるんですねー。

 ビデオで「身代金」をみる。中盤が妙にたるいのは、ディレクターズカット版だからだろうか?

 とゆーことで、最近読んだ本の感想。

西澤保彦『ナイフが町に降ってくる』(ノン・ノベル)

◇あらすじ◇
 <謎が解けなければ時間は永遠に止まったままだ>

 何かに疑問を抱くと時が停止するという奇癖を持つ青年末統一郎の言葉に、女子高生真奈は逆上した。
 二人以外の全ての人間、物体は静止状態。そして謎とは、眼前でナイフを腹に突き立てて固まっている男。誰が、いつ犯行を?

 だが真相を探る二人は、町中でナイフの犠牲者を次々に発見。ナイフの雨が町を襲った? 迷宮に陥ちた二人。はたして、“時間牢”から脱出できるか………。

 前代未聞の設定で読者を翻弄する新本格推理の書き下ろし傑作!

(カバー裏より)


 うーむ、久しぶりの西澤なんだけどー。

 ネタ、バレバレぢゃん。

 「そのまんまだから、まさかそのネタじゃないだろ」つう真相だもんなぁ。

 いや、まいったまいった。まぁ、中盤のころころ転がるお話は、西澤らしく楽しめたからいいけど、やっぱ結末がなー。
 もう一枚上手を行ってほしかったね。

《8月14日(土)》

 最近気になるもの。本上まなみの眉間のしわ。

 さて、お墓参り。お盆ですから。

 帰ってきてWOWOWで「LAコンフィデンシャル」をみる。

 去年に映画館で観てたんだけど、やっぱいいっすね、この映画。非常に良くできてる。だけど「よくできた映画」だけで終わらないってあたりがただものではないんだなぁ。
 破綻ギリギリの終盤の展開がとってもスリリングなんだよなー。

 難点は話がややこしいことか(^^;。今回でやっと全体像をつかめたっす。ただ単にこっちの頭が悪いだけか………。

 とゆーことで、最近読んだ本の感想。

柴田よしき『炎都』(徳間ノベルス)

◇あらすじ◇
 木梨香流は上賀茂の地下水を計る水位計をみて首を傾げた。数値が急激に下っている。京都の地質調査会社の技師をして7年。香流が感じた異変は予兆のひとつにすぎなかった。

 京都府警捜査一課の村雨祐馬は京都御苑で発見された変死体を前にとまどっていた。4時間前まで生きていた男が、全身のあらゆる体液を抜き取られ、カラカラに干からびきっている。
 そんな異常殺人が人間に可能なのか?
 ミイラ化された変死体はこれで2件目。ところが、それはその後、京都中を恐怖と絶望にたたきこんだ大災厄ののほんの序曲だったのだ。

(カバー裏より)


 京都に住んでいながら、この作品を読んでいなかったというのは、いけませんな私。

 日本の小説は東京が舞台なのが多いのは当たり前なんだけど、それだけに自分の知ってる土地だとぐっと来てしまいますな。東京の人はいつもこういう感覚を味わっているのでしょうか。

 基本的にキャラクターで読ませる作品だと思いますし、それには成功してるといっていいでしょうねぇ。濃い割にはさくさく読めるし。

 ただそれだけにもう少し幅のあるストーリーがあればなぁ。
 あと2作くらい続編が出てるみたいなんで、そこらへんはカバーされてるんでしょうけど、単体としてみるとあっけないんだよねぇ。ラストもすっといっちゃうし。でもそれをやっていくと、もっと分厚くなってしまうんだろうしなぁ。

 うーん、もったいないなぁ。

《8月15日(日)》

 焼肉。

 石で焼いたんだけんども、いまいち違いがよくわからんの。

 TVで「バトルランナー」やってますね。見てないけど。昔に何回も見たもんで。バカ映画だけど、ついつい見てしまうんだな。
 シュワルツェネッガーといえば、ターミネーターよりもこの映画のイメージの方が強かったりする私。ダメ人間ですね。

《8月16日(月)》

 今日はプールに行ったっす。

 夜になると屋内プールになるんです。しかし、結構人が多いっすね。皆さん近場でレジャーを済ませているのでしょうか。オレもそのひとり。

 ところで、ソウルキャリバーってすごいっすね。かゆいところに手が届く届く。

《8月17日(火)》

 スイカとカボチャをもらいに友人の家まで行く。友人の実家でとれたものそうで。

 でかいっす。電車で行かなくてよかったっす。

 そんなわけで車だったんで、お酒は飲めずにまわる寿司のみ。その後、ボウリング。久しぶり。はやくも手がだるいっす〜。

 ところで例のキャンプの事故。
 ニュース映像を見ていたら、「早く見つかって」と花束を川に投げ込んでいたおばさんがいましたが、そのまえに花束のビニールを取った方がいいんではないかいね。

 不謹慎か? そんなことねぇ。

《8月18日(水)》

 忌野清志郎の「君が代」問題。詳しく見てみると、ちょーつまらん理由で発売中止なんですなー。さて、キヨシローはどうするんかいな。彼のことだから、ただじゃすまさへんやろーな。
 でも発売されたとしても、リトルスクリーミングレビューの音はあんま好きじゃないから、買わへんやろうけど(^^;。

 ………タイマーズは動くのか?

 さて、昨日貰ったスイカ。早速頂きました。大変甘く、おいしゅうございました。この場を借りてお礼の言葉にかえさせていただきます。

《8月19日(木)》

 NHK-BSでジェフベックのライヴをみる。動くジェフベックを見るのは初めて(?)のような気がするわけですが、若々しいですなこのおっちゃん。なんつうか、隠遁者のようなイメージがあるだけに、意外なもんで。
 しかしまぁ、自在っすねぇ。自在ギター。一部になってるよにゃ。

《8月20日(金)》

 TVで「ゴジラ」をみる。去年やってたハリウッド版のやつですな。

 いやはやいやはや。なんつうかツボをおさえたパニック映画ですな。お約束も多いしねぇ。
 みためはまんまエイリアンだし、「ゴジラ」ってのを意識しなければ………つうかさぁ、日本の大抵のゴジラ映画よりも面白かったよコレ。手慣れたつくりではあるけどね。
 やっぱ、怪獣の造形云々よりもその見せ方が問題なんだよなぁ。

 ゴジラ自体による損害より、軍の攻撃によるものの方が大きそうなのがおもろいっすね。

 定番のラストはかえって安心できますな。


<<<前       次>>>