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《10月21日(木)》

 うぐぐ。背中に突然痛みが。
 屈伸、じゃねーな、前屈するとめちゃいてー。つうか、できねぇ。いあ、まじでさ。

 人間健康が一番ですわ。

 そんなわけで、今日の日記はこの辺で。

《10月22日(金)》

 やっとこJAPAN11月号購入。

 やー、林檎姫いいっすねー。まだ全部はみてへんけど、今月号はなかなか読み応えがありますわ。

 とゆーことで、本日読んだ本の感想。

芦辺拓『十三番目の陪審員』(角川書店)

◇あらすじ◇
 こんなはずじゃなかった………

 鷹見瞭一にもちかけられたあるプロジェクト―――《冤罪計画》。それは、「無実の罪」でわざと警察に捕まり、その後起こった出来事………取調べ、留置場、マスコミ………をルポルタージュするというものだった。
 順調に進んだかと思った計画は、しかし思わぬ展開を見せる。

 『陪審制』が導入された裁判に注目が集まる中、弁護士・森江春策は事件の真相を見抜くことが出来るのか?!


 前半部分は倒叙もの。後半は法廷もの。
 なんですけど、架空の事件をでっち上げて、そしてその事件を「陪審制」(いちおー、架空の日本という設定だそうで)で裁くという、ひとひねりもふたひねりもある小説です。

 最初は「無理に陪審制度もってこんでもー。でも、やっぱその方が本格なんかなー」とか思ってたんですけど、それが主眼だったわけね。

 なかなか力が入った作品なんだけど、力入りすぎやろって感もありますね。作者の「主張」が全面に出過ぎているんですな。登場人物に主張させるんではなくて、作者自身の主張が余りに直接的に出てるんだよなぁ。そこはさらっと書いた方がかえって効果的だと思うんだけどねー。

 トリック自体はともかく、なかなかひねった結末は好感が持てますな。
 ところで、実際問題「陪審制」ってどうなんでしょうな。

《10月23日(土)》

 今日は「シックス・センス」の先行オールナイトに行こうかと思ってたんだけど、諸事情で行けなくなっちまった。うーむ、残念っす。

 映画といえば、「もののけ姫」がアメリカではU-14だとか。
 アメリカってレート厳しいっすからねぇ。まー、内容からいっても妥当なところでしょうかねぇ。しかし、この作品をアメリカ人はどう感じるんでしょうねぇ。反応が興味深いところでし。

 ペルージャ−ベネツィア戦をみる。
 いやー、すんげぇ天気。せっかくの試合なのにねぇ。笑っちゃうくらいボールが止まる止まる。

 中田はいうまでもないとして、名波も結構がんばってたのでは? まぁたいして目立たなかったけど。あの位置じゃあんなもんでそう。
 特にああいうピッチの状態だったら、名波のパスって結構有効そうすよねぇ。

《10月24日(日)》

 フェラーリの失格が取り消しだって?

 いやいや、なにがなにやら。これで次の日本グランプリまで興味が繋がったのはいいけど、なんだかドタバタしてますなぁ。
 詳しいことはまだよくわからへんのやけど、「違反行為」はしてなかったという事なのか? じゃあ、この騒動は結局何だったんしょうねぇ。

 さて

 昨日ビデオにとっておいた「わらいのじかん」をみる。松本人志がついにピンでやる「バラエティ番組」ですね。

 感想としては「こんなん全国ネットのゴールデンでやる番組か?」といったところでしょうか。いや、内容はともかく出演者がね。めちゃ関西ローカルじゃん。わたしはもちろん楽しめたけど。千原とかFUJIWARAとか全国ネットでそう見られへんもんねぇ。

 しかし、あとは松本人志と普段からまない芸人との共演ってなんだかスリリングすよね。ロンブーとの絡みなんて、こっちの方が緊張するわ(笑。

 今後、からんで欲しい芸人といえば、個人的にはやっぱ月亭八方ですわ。なんつうか、予想がつかないっすよね、この組み合わせ。それだけに見てみたい。

 これからこの番組どう転んでいくかわからへんけど、いい流れになってほしいっすねぇ。

《10月25日(月)》

 HEY^3にチャゲアスが出てましたね。

 ワタシにとっちゃ特に好きでも嫌いでもない歌手なんですけど、今日歌った「WALK」はなぜか心に残ってるんですよねぇ。
 思い出の曲ってヤツでしょうか? って特にこれぞという思い出はないんですけど、なんとなく青春時代がプレイバックなんだなぁ。

 でもでも、今回はアスカは調子が悪かったのか、高音が出てませんでしたねぇ。好きな曲だけに残念ですねぇ。

《10月26日(火)》

 知ってますか? 今日は原子力の日なんです。

 とゆーことで、本日読んだ本の感想(かんけーねぇ。

森博嗣『そして二人だけになった』(新潮社)

◇あらすじ◇
 巨大な海峡大橋を支える<アンカレイジ>内部に造られた建物に集まった男女六名。
 海水に囲まれ完全な密室となったこの部屋の中で、次々と殺人が起きる。最後に残ったのは、盲目の天才科学者とアシスタントの二人。
 この密室でいったい何が起きたのか? そして、二人を待ち受けているのは―――。

 知的罠を張りめぐらせた<森ミステリィ>単行本初登場!

(カバーより)


 久方ぶりに読んだ森博嗣っす。って、わたしゃ萌絵シリーズすらも読破してないんですけどね。

 そんなわけで、「クローズドサークル」ものです。ええ、真っ向本格ネタっすね。

 二人だけになってからが結構長くて、どういう風にまとめるかと思ってたら、こう来ましたか。まぁ、ネタ自体は割と予測がつくものなんだけどね。

 ストーリー自体とは直接関係ないですけど、各章末にある天才科学者のお話。これは結構いいっすね。いかにもで。できれば、全部の章につけてほしかったっす。

 しかし、読後感が「F」に近いっすねぇ。実は「F」はワタシハあんまし好きじゃなかったりするんだけど、この作品は結構気にいってんだよなぁ。
 うーむ、これは慣れ?(^^;

 しかし、この人の作品読んだときはいつも思うことですけど、理系ってなんなんだー。(って叫んでるようじゃ、理系のココロはわからんのでしょうね。つうかココロって何だよ。

《10月27日(水)》

 AERAの広告のコピーを見て、「うまいねぇ」などと思ってしまったボクは、ダメ人間ですね。生きるのが嫌になりました。

 さて

 マライアキャリーのニューアルバムが発売だとか。今日発売なのかな? まぁ、それ自体はどっちゃでもいいんですけど、問題はそのジャケット。ちなみにこんなの

 で、このジャケットの特大ポスターが某駅に何枚もででーんと貼ってあったりするんですな。そう、めちゃでかいポスターが。
 まったく、何考えてるんだか。

 もともと、マライアってさぁ、こんなキャラじゃなかったじゃん。いつから「マライア=セクシー」ってなったのかね。アメリカ版・山吹千里だな。
 ってゆうか、一体誰がそれを認めたんだ。オレは認めんぞ。

 うーーん、陰謀の匂いがするぞ――――。そうか、ニャントロ人の戦略か。ガッテンガッテンガッテン

 しかし、実際問題、こんなのを堂々と見せられた日にゃぁ、そりゃアメリカへの反感もいや増しますぜ。

《10月28日(木)》

 web日記書きのひとには椎名林檎のファンが多いんですかね? 最近やたらみかけるんですけど。

 かくいうワタシもさっそく新シングル「本能」購入してたりするんですけどね。やはり、<文字度>(いみふめ)が高いのが日記書きの皆さんに人気が高い所以でありましょうか?

 で、「本能」。まぁ語るほど聴いてはいないんですけれども、肩の力が抜けて非常にいい具合に仕上がっているのでわないでしょうか?
 「無罪モラトリアム」は傑作なのはたしかなんですけども、やや力が入りすぎてた面がなきにしもあらずで。そこをクリアにすれば、すんげえアルバムが生まれるんじゃねぇかと思ってる私ですから、このシングルは大歓迎でございますです。

《10月29日(金)》

 SILVAをみるたびに、とにかくイライラしませんか? ボクはイライラ。

 さて

 忌野清志郎Little Screaming Revueの「冬の十字架」を先日購入いたしました。そう、君が代問題でポリドールから発売中止をくらっちゃって話題になったあれです。
 mp3での配信も行われてるみたいですけど、やっぱパッケージソフトが欲しいっすよワタシハ。物欲物欲。
 でも、いずれはこんな考え方も時代遅れになるのでありましょうか?

 それはともかく、君が代ばかりが話題になってしまうこの盤ですけど、これがかっこいいロックアルバムに仕上がってるんですわ。
 「ラフィータフィー」といい「冬の十字架」といい、今年はキヨシローの当たり年ですな。

 そもそも、個人的にはLittle Screaming Revueの音はあまり好きじゃなかったんですよ。なんていうんですかね、整いすぎてる感じがして。アベレージは高いんだけどいまいち地味な音。
 それが今回のアルバムでは変化をみせてまして。

 やっぱこういう「はみだし」がロックだよなぁ。

 その音にのせられたか、キヨシローのかく歌詞も今回はかなり全方向に鋭さを増してるんですな。

 俺は自由 21世紀も1日たりとも働くつもりはない 〜来たれ21世紀〜

 わはは、いやはやこれぞまさしくロッキンですわ。

 「君が代」に関してはどうでしょうね。まあ、こういうのもありですかね。
 しかしまぁ、この人だとか、井上陽水だとかは何を歌ってもがしっと世界をつかめちゃうからずるいよね。

《10月30日(土)》

 しかし、今日のタイ−カザフ戦ほど複雑な想いでみたサッカーの試合もめずらしいっすね。引き分けて欲しいような、カザフに勝って欲しいような、タイにも勝って欲しいような。

 結局はカザフが勝ちましたんで、来週の国立はかなり激しい試合が予想されますね。それはそれで面白そうですな。
 でも、カザフってなんだか強そうなんだよな〜。

 さて

 映画「シックス・センス」みてまいりました。公開初日というだけあってさすがに混んでましたねぇ。

 悩める精神科医マルコム。彼の新しい患者は、ある“秘密”を持った少年だった。周りの人々、唯一の肉親である母親にさえ少年は心を閉ざしている。彼を救おうとするマルコムだが、やがて怖ろしい出来事に直面することになる。

 というのが大まかなストーリーです。

 いやー、観る前は、

 たまたまインターネットで謎の組織の「秘密」を知ってしまい、付け狙われる少年とひょんなことから出会うことになった、ブルースウィルス演じるところの元刑事。妻との不和にめげながらも、少年との交流を深めるブルース。
 しかし、ある日少年の通う学校が爆破されてしまう。たまたま用務員として働いていたブルースは、間一髪の所で少年の救出に成功する。他の子供はいっぱい死んじゃうけど気にしない。
 学校を襲ったのはアラブの狂信者集団だった。その後も執拗に少年を狙う犯人達。そしてついに少年を誘拐することに成功する。ついでにブルースの妻も誘拐されちゃう。単身敵のアジトに乗り込むブルース。
 いつのまにか、上半身裸&裸足になったブルースは拳銃一丁でばったばったと敵をやっつけちゃう。残弾数なんて気にしない。
 そして敵のボスを撃ち殺して少年と妻を救出するも、なんと宇宙空間に浮かぶ謎のレーザー兵器の時限スイッチが入ってしまう。なんでそんな技術力があるかはともかくとして、このままでは、アメリカが、いや地球が滅亡してしまう! 残された道はただ一つ、宇宙に直接出向いて解体することしかない!
 たまたまNASAに勤務経験があったブルースがその役目に選ばれる。つかの間の休息を楽しむ暇もなく、スペースシャトルで宇宙に飛び出すブルース。人類の運命は一介のアメリカ人の手に委ねられた。がんばれアメリカ人! もちろん大統領も応援演説してくれるぞ!
 なんとか兵器にたどり着き地球からの指示に従って、ブルースは解体を進める。しかし、あと一歩で作業終了といったときに通信設備が壊れてしまった。ガビーン。
 そして残されたのは赤と青の導線。赤か、青か? どっちだ?
 はたして、ブルースは地球を救うことが出来るのだろうか? 妻との不仲もなおるのだろうか? ガンバレ。

 ってな感じの、アクション巨編を想像してたんですけど(お、全然違ってましたね。すんごい淡々とした静かなお話でした。

 見ている途中で「秘密」には気づいてしまったんですけど、それだけに伏線といいますか、物語を味わえてそれはそれでよかったですかね。結末の衝撃度はそりゃ低かったですけど。

 子役のハーレイ君は噂通りの達者な役者すねぇ。彼の存在でこの映画は持っていますね。アカデミー賞候補の呼び声にも納得ですわ。

 ま、全米大ヒット!!というイメージとは違う作品ですけど、秋の夜長にはぴったりかも(映画だけど)。
 ちなみに、ネタバレした感想は
こちらで。

《10月31日(日)》

 最近BIGLOBEの2Sサーバーが不安定すね〜。まったく、困ったことですねぇ。

 昨日の日記で書き忘れたんですけど、シックス・センスを見に行こうと思ってる人は、パンフは映画を見終わってから購入しましょう。

 ネタバレしちゃってるんですよ、パンフの中で。
 まったく、どうなってんでしょうね、そこらへん。

 って、シックス・センスに限らずネタ割ってるパンフって多いよねぇ。まぁ、おいらは映画の後に買うことが多いから被害はないんだけど。でも、世の中にはネタが割れてた方が安心して映画見れるって人もいるそうで。
 よーわからん。


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