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《11月21日(日)》

 今日は何の日か知ってるかい?
 そうです。Bjork姉さんの誕生日です。祝え。ジュビリー!

 しかし、最近何やってはるんでしょうなあ。新曲はまだですかなあ。映画はどうなったんでしょうなあ。

 さて

 本日は映画に行ってまいりました。ジャッキーの新作「WHO AM I?」ですよ。

 ジャッキーファンの私ですが、なかなか見に行けなくて、間もなく公開も終了するというこの時期にようやく見に行けましたのこころ。
 で、これが素晴らしい映画で。

 ずいぶん前にこの映画のスチール(例の原住民な格好)を見たときは異常に不安だったんですけど、予想は裏切られました。
 これだけ力入ったアクションは「ポリスストーリー3」以来じゃないですかねぇ。なんでもゴールデンハーベストで撮るのはこれが最後とかいう噂なんで、やっぱ根性決めたんでしょうか。

 まあ、ところどころ粗が見えるのはいかにも香港製ですけど、全然気にならないっすよね。やっぱ、ジャッキーはハリウッドよりも香港だよなぁ。

 とにかく、どのアクションも見所満載なんすよ。

 カーチェイスも非常にアイデア豊富でおもしろいっす。ちょっとないよね。
 ビルを駆け下りるシーンはまるで実写版「カリオストロの城」ですな(^^;。
 そしてラストバトルがとにかくカンフーで魅せるのがいいっすねぇ。結構長く続くんだけど、飽きさせないんだな。「酔拳2」みたいな小道具を使ったアクションも面白いけど、やっぱ素手っすよ。

 と、まあべた褒めですけど、突っ込みどころは多い映画なんですけどね(^^;。特に前半は。でもまぁ、そこはそれ。体当たりアクションを愛でて下さい。

 ところで、あれはやっぱり「ミッションインポシブル」のパロディなのか?

 その後焼肉&カラオケ。

《11月22日(月)》

 とにかく何がイヤかっていうと、混んでるバスですわ。
 ラッシュ時の電車なんか比じゃないね。もう、くたくたのきれきれ。

 今日のTVタックルで、私が先日行った五色不動の紹介がされてましたなあ。
 それで各地の不動像も映ってましたね。俺ん時は見れなかったやつもあったのに。やっぱTVの力はまだまだ大したもんで。

 とゆーことで、最近読んだ本の感想。

麻耶雄嵩『鴉』(幻冬社)

◇あらすじ◇
 失われた弟を求めて旅を続ける珂允。ある時、彼は鴉に襲われる。
 九死に一生を得た彼がたどりついたのは外界と隔絶されたある村。その村こそが彼の探し求めていた地であった。

 閉ざされた村に流れる悪意の影。そして惨劇の幕は開け、驚天動地の結末を迎える!!


 これまでの麻耶作品に比べると、「本格」という枠組みがずいぶんはっきり出てるように感じましたね。その分読みやすく、又取っつきやすいのではないでしょうか。

 メルカトルの行動もかなりわかりやすかったですね(素性という意味だけでなく)。

 と書いてると普通の本格ミステリなのかという感じですけど、この「雰囲気」はやはり麻耶ならではというか、不安な感じというか、読ませる力はなんだかんだいってあるように思います。
 まぁ、結末は驚天動地かどうかはアレですけど。そこまでやるか、というのは褒め言葉。

《11月23日(火)》

 清水エスパルスの2ndステージの優勝が決まりましたね。たしかにいいサッカーしていたから、優勝するのにふさわしいチームといえるでしょう。

 しかし、セルジオじゃないけど(^^;、2ステージ制はやめて欲しいわねぇ。これで、ジュビロが勝ったら何じゃいって感じですわ。2ステージ制だと降格チームもぱっとわからないしねぇ。

 とゆーことで、最近読んだ本の感想。

黒川博行『文福茶釜』(文藝春秋)

◇あらすじ◇
 骨董品売買にまつわる世界を描いた連作短編集。

 星野産業が美術品を売却して裏金を作りたいという。それを利用して金儲けを企む佐保だが………

「山居静観」

 目録付きの本物の茶碗。牧野は安く買いたたこうとある計画をたてる。

「宗林寂秋」

 整理を頼まれたアトリエの中には幻の石膏像があった。

「永遠縹渺」

 茶釜をだまし取られた老婆。それを逆手に取り恨みを晴らそうと計略を練る。

「文福茶釜」

 市の展覧会に出品されるある宗教家の所蔵物。しかし、調べを進めるうちに裏が存在することが。

「色絵祥瑞」


 たしか、直木賞の候補作になったんでしたっけ? 正直なところ、そこまでの作品ですかねぇ。
 まぁ、さくさく読める「佳作」ですけどね。非常に安定した筆さばきで、あっというまに読み終わりました。

 なかなか関西を上手く描いてくれる作家はいないんですけど、そういう意味では黒川博行というのは破格ですねぇ。他の地域の読者からしたらどうかわからないですけど、地元の人間には非常にいい感じですわ。

 出てくる男達はみんな金にこだわる小悪党達で、美術品への敬意なんてもんはさらさらないんですけど、それがかえって人間らしくて好感を持てますわな。まぁ、知り合いにはしたくないですけど。
 そういった意味で、いわゆる「美術ミステリ」とはまたちょっと違いますね。コンゲームの要素のほうが強いというか。

 それぞれの短編に「オチ」がついてるんですけど、それがちょっと弱いのが気になるというか。予想通りなんですね。
 そんななかで「永遠縹渺」のオチはちょっとやられましたわ。

 ところで「色絵祥瑞」にでてくる安福剛郎って、やっぱり………。

《11月24日(水)》

 ROBOTSの新譜を聴きました。

 しかし、なんだか今作のTAKUYAの歌唱はSOPHIAっぽくないですか?

 BJCの中村達也だとか、元・黒夢の人時だとかなかなか豪華なゲスト陣、高橋幸宏のプロデュース曲もあったり、森雪之丞が参加してたりと外部要因の見所は多いんですけどねぇ。

 JUDY AND MARYを休止してまで彼がやりたかったのがこれなのでしょうか。

 よい曲もあるんだけど、どうも突き抜け感が足りないんだよねぇ。フォーマットに収まってる感があるというか。
 もっとはっちゃけてほしいよね、TAKUYAには。

《11月25日(木)》

 プッチモニ。「うたばん」でみましたけど、「ちょこっとLOVE」ですか。なんかどっかで聴いたことある曲なんだよねぇ。なんだっけなぁ。

 ところで、後藤真希はデビュー前の頃が一番垢抜けてたと思いませんか。

 とゆーことで、最近読んだ本の感想。

京極夏彦『百器徒然袋――雨』(講談社ノベルス)

◇あらすじ◇
 救いようの無い八方塞がりの状況も、国際的な無理難題も、判断不能な怪現象も、全てを完全粉砕する男。ご存じ、探偵・榎木津礼二郎!
 「下僕」の関口、益田、今川、伊佐間を引き連れて、さらには京極堂・中禅寺秋彦さえ引きずり出して、快刀乱麻の大暴れ!

 不可能状況を打開する力技が炸裂する三本の中編。

(カバー裏より)


 私はメフィストは読んでないんで、どれも未読でございました。

 今度は「探偵小説」だそうで。まぁ、たしかに探偵小説なんですけど(^^;。

 電車の中で読んでたんですけど、どうもにやけて困ります。榎木津の罵倒は非常につぼなんですよねぇ。
 まぁ、あきらかに作者は「ギャグ」として書いてるでしょうから、笑って当然。作者の狙いにまんまとはまってるともいえますけど。
 でも、榎木津の家族はやりすぎじゃねぇか。ま、おもろいからいいか。

 「ぶっ壊す」探偵つうのは、昨今の辛気くさい探偵論をぶっ飛ばす勢いがあって、本格好きの被虐趣味も満たしてくれますなぁ(^^;。
 といっても、さすがに榎木津だけでは持たないのか、長編と同様、京極堂が実質的には「探偵役」なんですけどねぇ。そういや、今回の京極堂はなんだか「軽い」ですねぇ。イヤダイヤダといってるわりに、妙にのりのりだし。

 と、こう書いてるとキャラで読ませる「外伝」かと思われますけど、そこはさすがに京極なもんで、見所はありますね。
 特に壺屋敷のビジュアルイメージは唸らせるものが。だからこそ、挿し絵では描いて欲しくなかったけどね。

《11月26日(金)》

 今日は円光寺つうお寺に行ってまいりました。ここは割と紅葉が有名なところでして、この時期夜間はライトアップもしてるんですな。で、それを見にいってきたわけ。

 ただ単に照らすだけでなく、音楽と合わせたライトの演出があるんですね。なかなかに幻想的な雰囲気でした。
 しかし、観光客が他にもたくさん来てたんですけど、写真をぱしゃぱしゃ撮るから情緒がないことこの上ないっすね。しかもストロボ焚くからまぶしくてかなわん。あれはどうにかして欲しいぞ。

 さて

 某所でBOOK・OFFを偶然発見し、さくっと探索。

 時間がなかったこともあって、いまいちな成果でしたけど、ケン・フォレットを数作保護できたからよしとしますか。
 それとは別に、今日は都筑道夫の『七十五羽の烏』をようやく入手できたので幸せでっす。

《11月27日(土)》

 いやはや、こういう結果になりましたか、J1残留争い。
 3チームがぴったり勝ち点は同じで得失点差による明暗。うーむ、これは予想できなかったなぁ。

 あたしゃ外野なわけですけど、こりゃつらいね〜。うむうむ。

 さて

 本日は京都小旅行に行ってきましたよ。

 円通寺に行ってきたんす。またかよ。今年これで4回めすよ、この寺行くの。いや、でもそれぐらいいい寺っすから、一度行って欲しいですね、皆さんにも。
 や、あんましみんな行くようになると混むから行くな。

 今日は紅葉シーズンということもあってか、結構人来てましたね。なもんだから、がちゃがちゃと騒がしくて残念。でも、えらい綺麗でしたわ>紅葉。うーん、この季節もいいねぇ。

 ところで、この寺はカメラ類は持ち込み禁止なんで、入口の所で預けて置くんですね。で、とあるじいさん連が受付で「撮影禁止」ってことを聞いたら「なんや、それやったら帰ろ」といって、帰っていったんですよ。
 うーん、あんたらここまで来といて帰っちゃうのかね。ものすごい損してますぜ。まぁ、私がどうこういうことやないけどさー。へ

 その後は永観堂へ。そこまでの道がえらい混んでて難儀しましたわ。あ、自動車で行ってたんですけどね。
 そんなわけで、へろへろ〜とようやく駐車場に入れまして、永観堂へ。ここは紅葉をライトアップしてるんですわ。結構有名らしく、めちゃめちゃ人がいました。なんだか初詣みたいでしたよ。
 かの有名な(?)見かえり観音のご尊顔を拝むこともできましてよかったです。

 しかし、なんだか私は寺ばっかり行ってますね。まぁ、好きなんだから仕方がない。

《11月28日(日)》

 「スターシップ・トゥルーパーズ」をWOWOWで鑑賞。ビデオでは見てないし、公開時も当然未見。
 いや、金払って見なくてよかったすよ(^^;。予想以上のバカ映画。

 徹底的にバカに描くことによって、「戦争の愚かさ」を皮肉ってるととれないこともないですけど、バカスギテダメネ。

 でも、そういう「現実に対する皮肉なんだよ」というエクスキューズなのか、製作者の突き放した視線がちょっと鼻につきましたね。愛がない。

 どうせバカ映画なら作り手も首までずっぽりはまって欲しいっすね。
 死人がばかばか無駄に出るような映画でも、ダメダメな脚本でも、「俺はこういう絵が撮りたいんじゃあ」という熱気があればそれなりに楽しめるもの。
 でもこの映画にはそれがいまいち私には感じられず、退屈な映画となってしまったのでした。

 早い話、B級のくせに突っ込みがいがないんだよなあ。

《11月29日(月)》

 知ってる人も多いでしょうけど、スピッツベストアルバム問題。来月にスピッツがベストアルバム出すんですけど、それは自身の意向じゃなかったみたいで。
 それに関するメンバー自身のコメントが
オフィシャルページに載ってるんですね。

 なかなか物々しい発言ですな。
 でもまあ、そういうことはよくあることなんでしょうけどね。円満に発売されるベストアルバムなんてあるのでしょうか?

 どこで折り合いをつけるかという事なんですかね。オトナの世界ですね。でも、移籍はしないんですねぇ。

《11月30日(火)》

 はい、今日はトヨタカップがありましたね。

 しかし、いまいちな試合でしたけど。調子の悪いマンチェスターが勝っちゃうんだから、サッカーとはわからないもので。
 パルメイラスとしては残念でしょうねぇ。あんだけチャンスがありながら、一点が入らなかったっすもんねえ。相手のキーパーが当たっていたとはいえ。

 まぁ、わかりきっていた事だけど、ベッカムを持ち上げすぎるのには閉口したっすねぇ。他にも素晴らしい選手は余るほど(^^;いるのに。一般の視聴者には分かり易い切り口なんでしょうけどね。
 あと、さんまの発言も聞いてて疲れましたぞ。


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