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《4月1日(土)》

 せっかくのエイプリルフールだから、なんかやろかとも思ったけど、めんどくさくてやめ。

 なんちて。

 数日前にトルシエ監督がなんやもめたとかいう記事が新聞をにぎわせていましたねえ。
 んで、ここにその時の記者会見の全文が載ってるんで、スポーツ新聞が伝えるような感情的な発言でなく、トルシエにはちゃんとしたビジョンがあることを皆様にはわかってほしいものです。批判するならその上で批判するべきですね。

 そういえば、今日の朝日のスポーツ欄でもこのことをちらと取り上げていましたけど、そのなかで「協会と監督は緊張関係があって当然」とか書いてるんですよね。
 全然当然じゃないって(笑。ダメすぎ。

 久々に中古レコ屋へ。

 購入した物:TWINK、telstar ponies、eels、gentle giant

 telstar poniesって何者やらよく知らないんですけど、TFCの元ドラマーがやってたバンドみたいですね。

《4月2日(日)》

 そうそう、昨日買ったCDで書き忘れてましたけど、サザンの某シングルも購入したんですよ。って「TSUNAMI」じゃないですよ。

 古いシングルなんですけど、私が初めて買ったサザンのシングルなのよ(多分)。それをなんで再び買ったんだつうとですね、ずいぶん昔に友人に貸したわけですよ。で、それをいまだに返してもらってないと。
 その友人とはもう何年もあってないし、引っ越したらしいし、今さら「シングル一枚返せ〜」と住所をつきとめるわけにもいきますまい。

 ところがこのシングル、A,B面ともいくつかあるサザンのベスト盤のどれにも収録されてないんですね。しかも、このカップリングの曲がかなりいいんだわ。
 そんなわけで、これまた数年前に、レンタルしてMDに落としておいたんですけど、そのMDもなくしてしまう始末。このころはCDRで焼いたり、mp3にしておくとかってことはさらさらなかったころなんですね〜。

 まあ、シングルなんて中古で買えば数十〜数百円のものだし、とぷらぷら気長に探してたんですけど、これがないんだ。ついでに、普通のレコ屋でも売ってないんだ。
 思い知らされましたけど、古いシングルってないもんですね。そりゃバカ売れしたやつなら流通してますけど、微妙な売上の古いシングルなんてほとんど出回らない。やっぱシングルは旬のものなのね。

 サザンでこうなんだから、他の歌手なら推して知るべき。アルバム以上に「見つけたら買っとけ」ですな〜。

 さて、ここで問題です。私が買ったシングルはなんでしょう? 正解者には秘密のプレゼント進呈。

《4月3日(月)》

 WOWOWで放送していた映画「ベルベット・ゴールドマイン」を鑑賞。

 やっぱ時代はグラムやね〜。って今さら言うのも何ですが。

 D・ボウイをモデルにした人物が主人公なわけですが、この主人公が映画中に演奏する曲がよくできてるんですわ。っぽいのよね。
 オリジナルのボウイナンバーは使用を拒否されたそうだけど。それがかえって現実と空想との微妙な距離感となっていい感じだったんではないでしょうか。ラストなんかにそれはよくあらわれてますわな。

 しかし、ロックファン(しかもオールドな)なら楽しめる映画だけど、何も知らない人が見ても楽しめるかどうかはよくわかりません。

《4月4日(火)》

 しかし次が森ってのがなんかね。こんなおっさんやで。

 ま、政治家なんてみんなこんなんかもしれんけどさ。

 とゆーわけで、最近読んだ本の感想。

都筑道夫『暗殺教程』(集英社文庫)

◇あらすじ◇
 国際秘密警察チューリップの日本支局員J3こと吹雪俊介が国際謀略組織タイガーを相手に、中国人の集団失踪事件を追って東京、香港、マカオ、を舞台に追跡と冒険の大ロマンをくりひろげる。
 奇抜なアイディアを満載、攻撃と反撃のトリックプレイが続出。活字の世界の魔術師、都筑道夫が軽妙に非情な男の世界を描いた痛快アドヴェンチャーノベル
(カバーより)


 これはギャグとして読めばいいんでしょうか。当時の受け取られ方はどうかわからないけど、現在読むならばギャグだよな。スパイもののパロディ。

 最初はあまりにもこてこての展開にとまどったんですが、ギャグとして捉えていくとおもしろい小説でしたわ。
 主人公のJ3が腕利きのスパイのはずなのに、あっさり敵にはめられる展開が延々つづくわけで、でも結局J3は全部読んでたみたいな荒唐無稽さ。

 当時どう読まれたのか非常に気になるわけです。

《4月5日(水)》

 車で高速道路のトンネルを走ってると(昼間)、なんだか妙にまぶしい。

 後ろの車のヘッドライトがハイビームになっていて、それがミラーに映り込んでるんですね。むー、気付よ。ってなかなか気づけないけどさ。
 まあ、それだけなら我慢もできるが、トンネルを抜けてもつけたままなんだよね。しばらく別の車線にもうつれず、あー、もういらいら。

 こーゆーとき、なんか伝える方法はないんですかね。ないんですよね。

《4月6日(木)》

 疲れた。

 桜がずいぶん咲き始めましたねえ。

 み〜ぎてぇをつ〜ないでぇ〜

 そうそう、こないだ買ったというサザンのシングルは「ネオ・ブラボー」でした。って、最近の若い子は知らないか。若くなくても知らない? まー、たいして売れなかったからねえ(推測)。
 でもカップリングの「冷たい夏」はマジいい曲なんで、機会を見つけて是非聴いてみてほしいの。

《4月7日(金)》

 日記にはあんまし書いてこなかったかもしれないけど、私って結構プロレス好きなんですよ。

 そう、今日は久しぶりにゴールデンで新日の生中継がありましたね。当然チェックですよ。

 しかしまあ、気合いが入ってるのはわかるんだけど、どうも空回り>TV朝日。K1にあやかってか、観戦に来ている芸能人を合間合間に映すんだけど、ニヤニヤ笑ってる彼らをみせても、こりゃ逆効果でしょう。真剣にみている(ふりをしている)人もいるんだけど、それはそれで嘘臭いし。
 実況もだめすぎ。やっぱりプロレスってのは、この時代ではマスを相手には出来ないんですかねえ。さみしい。

 蝶野-ムタ戦はひどかったすね。ていうかどの試合もひどいや。わざわざゴールデンでみせるもんじゃない。

 最大の注目は小川-橋本戦ですか。いやー、橋本が勝っちゃったらどうしようかと思ってどきどきしましたよ。
 STOをDDTで受けたのはおっと思ったけど、あとはダメですな。あんだけ橋本有利にレフェリーが動いてんのに攻めきれないんだもん。小川もあいかわらず蹴りに対して弱いな〜。わざと受けてたのかね?

 なんにせよ、プロレスで一番大事な「魅せる説得力」がどの試合からも感じられず。新日の未来は暗い。

《4月8日(土)》

 先日WOWOWで放送されたUAのライブを観賞。

 やー、かっこよかですね。アルバム「turbo」は私的に非常に評価の高い一枚なんですけど、映像で見る限り、その魅力をCD以上に表現できていたのではないでしょうか。

 やっぱ「プライベート サーファー」はいい曲や〜。

《4月9日(日)》

 ビデオで「雪は汚れていた」をみる。

 50年近く昔の作品なのだが、非常にテンポよく感動的な映画であった。昨今流行のアダルトチルドレンものというわけではないが、現代にも通じるテーマであろう。やはり人の心はいつの世も変わらないということか。

 原作はメグレ警視シリーズのシムノンだそうだ。

 とゆーわけで、最近読んだ本の感想。

有栖川有栖『海のある奈良に死す』(角川文庫)

◇あらすじ◇
 半年がかりで書き上げた長編が、やっと見本になった! 推理作家・有栖川有栖は、この一瞬を味わうために神田神保町の珀友社にやってきた。会議室に通され見本を心待ちにしていると、同業者の赤星学が大きなバッグを肩に現れた。久しぶりの再会で雑談に花を咲かせた後、赤星は会議室を後にした。「行ってくる。『海のある奈良』へ」と言い残して……。

 翌日、福井の古都・小浜で赤星が死体で発見された。赤星と最後に話した関係者として、有栖は友人・火村英生と共に調査を開始するが―――!?

 複雑に絡まった糸を、大胆にロジカルに解きほぐす本格推理。

(文庫カバーより)


 うーん、どうだろ。

 なんつうか、2時間ドラマみたい? いや、べつにそれが悪いわけではないんだけどね。なんだか普通の推理小説。有栖川有栖に対する期待度って高いからそれが裏目に。

 それにメイントリックのひとつのアレ。アレはちょっとダメよね。アレでちょっと読んでる身としてはさめちゃったなあ。

《4月10日(月)》

 TVドラマ「永遠の仔」がはじまりました。で、第1回目の感想など。

 心配してたのが全く杞憂だったとはまだいえないですけど、なかなかいい出来ではないですか。ま、椎名きっぺーはなんでよく裸になるんだとか、子供時代の優希役の子の肩幅だとか、気になる点もあるんですけど(おぃ。

 すっかり忘れていたんですけど、ドラマをみているうちに思いだしだのが「この物語ってめちゃ辛い話」ってことなんですよね。いや、すっかり忘れてたっていうのはおおげさだけど。

 そんなわけで楽しみにしてるドラマなんだけども、いい出来であればあるほど見るのが辛くなって、見るのやめてしまうという事態も十分考えられます。

 そうそう、それからもう一つ。このドラマってなんかCMの入れ方下手ちゃいますかね? なんでここで切るの〜、というところでがんがんCM入るから(って別にとりたてて量が多いわけでもないんだろうけど)、違和感が。

 あれっすかね。最近TVドラマってほとんど見てないもんで、映画感覚でついつい見てしまうから違和感感じるんですかね。そういう訳でもないと思うんやけどな〜。


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