《5月21日(日)》
今日は地元の図書館が主催の、古本交換会。いらない本を持っていくと、その冊数分だけ他の本がもらえるのね。まさしくリサイクル。
これは本好きなら行っとけのイベントでしょう。そしてなによりうれしいのが、ダブリ本を無駄なく利用できるまたとない機会であること。うむ。
で、行ってみたところ、すでに長蛇の列。うーん、みなさんお好きね。そして、開場と同時にダッシュ。えらい勢いですわ。すごいね、まったく。おっちゃんおばちゃんが多いのに。
あんま大したもんはないだろうな、と思っていたんだけど、案外おいしいものがありました。いちいち書かないけど、そこそこ満足の成果。
ダブリ本も処理できたしね。
その後またもや懲りずに近所の古本屋へ寄ってみたところ、なんと100円均一コーナーにて、長年探していた某文庫本を保護。これはびっくり。まあ、保存状態はあまりよくなく、表紙に結構傷がついてるんだけど、うれしいですぞ。こういうのがあるから古本屋巡りはやめられまへんな~。ウッシッシ(C)大橋巨泉
今日はCD屋にも顔を出したんですが、某所からの圧力に負けて「たまたま見つけた」aikoのインディーズ時代のシングルを購入。感想はまた後日。
とゆーわけで、最近読んだ本の感想。
《5月22日(月)》
ビョーク姉さん主演の映画「DANCER IN THE DARK」がカンヌ映画祭でパルムドール受賞! Bjork自身も主演女優賞もとっちゃってダブル受賞というわけで、めでたいことであります。あー、はやくみたい。日本のマスコミ的には御法度が取ってくれた方がよかったんでしょうけど。
今日は「ナビィの恋」をみにいきましたよ。今回で3度目ですね。あいかわらず楽しい映画。欠点も多いんだけどね。
とりあえずこれで、この映画を映画館で見るのは最後かな。そう思うと何となく感慨深いですな。
《5月23日(火)》
XTCの新譜、アップルヴィーナスVOL.2こと「ワスプ・スター」購入。
ブラックシーぽいとかいう評判でしたけど、あんまりそうは感じなかったなー。やっぱりアップルヴィーナスからの流れですよね、明らかに。まあ、VOL.2だから当たり前なんだけど。
でも、やっぱいいねえ。なんだかんだいって英国ポップの大御所さんだけのことはありますな。
そういえば、植物物語のCMで使われてる曲って、アップルヴィーナスっぽいですね。
とゆーわけで、最近読んだ本の感想。
96年度ミステリの大収穫と絶賛された前人未到の本格推理シリーズ第一弾。
誰が「大収穫と絶賛」したのかはよくわかりませんが、たしかに一部では話題になっていたシリーズ。文庫版全巻が古本屋で安く手に入ったので一度に読んでしまおうと考えております。
もともとこの小説、『女囮捜査官 触姦』というタイトルでして、どうみても官能小説。表紙もそれっぽかったし。そりゃなかなか手に取りにくいですよね。そんなわけで文庫化に際してタイトル変更したのは正解。
内容もすこし官能小説チック。もともとは「駅のキオスク」で出張中のおじさんたちに売れるような本を目指したのでしょうか? そういえば、かなり改行されまくりでさくさく読めます。赤川次郎の手法に近いですか(^^;。
そんな体裁的にはあまりそそられない話なんですが、これが本格としてよくできてるんですわ。
少なくとも『触覚』に関してはさほど捻った展開もなく、オーソドックスなものといっていいんでしょうけど、この薄さでも内容は濃く、それなのに普段本格なんか読まないような人でも楽しめるという、娯楽小説としては非常に志が高い一品であります。
トリック自体は合わせ技一本といった感じですけど、展開のスピーディーさもあって割とサプライズもあったりと、なかなか楽しめました。
《5月24日(水)》
70年代洋楽アイドルポップス強化月間ということで、キャプテン&テニールの「愛ある限り」を聴く。1975年の発表ですか。まあ、彼女たちがアイドルなのかどうかはよくしらんのですが、基本的にカーペンターズの路線なんでしょうか。音も、そういった正当派ポップスの様相。
このアルバムではビーチボーイズのGOD ONLY KNOWSをカバーしてたり、カールが参加してたりするんですね。どうやらこのキャプテンはビーチボーイズのツアーメンバーだったらしいのであります。
でも、この盤のGOD ONLY KNOWSはイマイチかな。原曲のあの繊細なところが消えちゃって、大仰な普通のバラードになっちゃてるからねえ。まあ、あれだけの名曲をカバーするのは難しいもんですね。
とはいうものの、全体的にはやっぱ名曲度高し。
とゆーわけで、今日読んだ本の感想。
奇想天外なトリックを連発する本格推理シリーズ第二弾。
シリーズ一気読み企画も順調に進行中。というわけで、第2巻。あ、シリーズつっても、それぞれの作品は独立してますからね。もちろん最初から読んだ方が楽しめるんだろうけど。
前作同様、もともとこの小説、『女囮捜査官 視姦』というタイトルでして、どうみても官能小説。表紙もそれっぽかったし。そりゃなかなか手に取りにくいですよね。そんなわけで文庫化に際してタイトル変更したのは正解。
内容もやっぱりあいかわらず官能小説チック。普通の小説として考えると、やっぱり「そこまでやらしくするこたないだろう」なシーンが出てきますね。
さて、前作『触覚』は(その官能的なところを除けば)良い意味でも悪い意味でも「普通」の本格推理小説だったんですけど、このシリーズ2作目でいきなり濃くなっちゃいましたね。バラバラ殺人で、あんな展開てんこ盛りで、本格ミステリメーター振り切れちゃってます。
ただ、舞台が首都高ということで、さっぱり地理感覚がわからん。読んでて、ちんぷんかんぷんでしたわ。何がどうなってるのだー、とか思ってたら巻頭に一応地図が載ってたんですね。読み終わってから気づいたわ。
なんにせよ、そろそろこのシリーズのレベルの高さに気付き始めたです。続いて3巻に取りかかります。
《5月25日(木)》
いやもう、暑いわ~。ほんまだるだるやわ。君はどうだ?
さて
昨日書いたキャプテン&テニール。あれからまた何回か聴いていたんですけども、アルバムのラストナンバー「歌の贈りもの(I WRITE THE SONGS)」つう曲は泣けますな。
タイトルからわかるように、歌を書くことについて歌った歌なのでありんす。こういうメタ歌(^^;とでもいうのか、歌について歌う歌ってのはやっぱ音楽好きにゃぐっと来ますね。
《5月26日(金)》
明日は、某FM局のライブイベントに行って来ます。招待券が当たったもんで。いくつかバンドがでるみたいなんだけども、センチメンタルバス以外は知らない私。それはそれで面白いですわね。
その前に映画でも行こうかな~、と思ったり。エニイ・ギブン・サンデーをみる予定。CMで見る限り、かなりかっこよい映像よねえ。これは映画館でみなくちゃ。
それになんつっても、キャメロン・ディアスが出てますもんね。と、キャメロン・ディアスファンを装いつつも、ベリー・バッド・ウェディングはみにいくつもりはないんだけど。
《5月27日(土)》
あー、楽しかった。
昨日の日記に書いたとおり、「エニイ・ギブン・サンデー」みにいきましたよ。公開初日の初回にいったんだけど、結構客の入りは悪いなあ。雨だったってこともあるんだろうけど、「オリバー・ストーン」というブランドはもはや一般人に訴求力はないのでありましょうか?
上映前に劇場側に不手際があって、イヤな気分で見始めたんですけど、一気に物語に引き込まれたです。いやあ、おもしろかった。
なんつってもアメフトの試合の映像がかっこいいんだわ。アメフト自体の特性もあるんだろうけど、これまでのスポーツものの映画の中でも最強なんでは。ストーリーもオリバー・ストーンらしくなく、結構直球。これがエンタテイメントとしていい効果をもたらしてますわな。
ただ、アメフトを全く知らない人が見ても楽しめるかどうか疑問。ストーリーにはついていけるだろうけど、試合のシーンの興奮がルール知らないといまいちわかりにくいかも。言い方を変えれば、多少なりともアメフトを知ってる人にはマストの映画って事。
さて、その後はライブですよ。
センチメンタルバス、GO!GO!7188、BULLSHITとゆうバンドが出演したんですが、あとのふたつはしらん。
でも、このGO!GO!7188つうのが案外良かったのよ。歌謡曲なメロを超音波ボーカルが歌ってグランジ風味って感じでして。わかりやすくいうと、椎名林檎の「歌舞伎町の女王」をヒステリックブルーが歌ってるような。
メジャーデビューはまだなのかな? なんかよくわからんけど、結構気になるバンドです。これからちょっと注目。
BULLSHITはありがちスカコア。一言で片づけてみた。
で、やっぱり客が一番盛り上がるのはセンチバなのです。まあこのメンツじゃ当然ですか。前の方でもみくちゃにされていた私です。どうもこういったライブになれてない人が多いのか、ちょっと大変でしたね。人もすぐ沈むし。
でもセンチバの男はおもろいね。あの雑音をまき散らしてるとしか思えない演奏スタイルは好きよ。
《5月28日(日)》
ブラーのブリットポップ期の作品を久しぶりにじっくり聴く機会がありました。なんだかんだいって、やっぱ結構良いね。まだちょっと気恥ずかしい面もあるけどさ。
U-571の予告編をみる。きゃー、おもしろそー。はやくみてえ。でも日本は秋頃公開なんだってね。まだまだ先かあ。
とゆーわけで、最近読んだ本の感想。
<世界最小の密室>の謎―――驚天動地の本格推理シリーズ第三弾!
シリーズ一気読み企画もいよいよ中盤。というわけで、第3巻。それぞれの作品は独立してますと前巻の感想で書いたけど、やっぱり順番に読んだ方が良さそうね。
前作及び前々作同様、もともとこの小説、『女囮捜査官 聴姦』というタイトルでして、どうみても官能小説。表紙もそれっぽかったし。そりゃなかなか手に取りにくいですよね。そんなわけで文庫化に際してタイトル変更したのは正解。
官能小説チックなところはぐっと減ってますね。でも、やっぱり少しは不自然な官能なシーンが出てきますが。
今回のテーマは「誘拐」。その誘拐自体だけでも結構トリッキーなのに、そこに京極ばりの志穂の揺れる精神世界をぶち込んじゃってるわけで、かなり濃い作品ですね。
これもおもろかった。一気読み。いや、ほんと冒頭からすごいテンションではじまりますから。
狭義の「本格」としてみるとこれまでよりはやや落ちるかと思いますけど(犯人はあっさり分かるし)、ミステリとしてはかなりおもしろかったですぞ。これまでで一番のお気に入りかも。
やっぱこのシリーズのレベルの高さは尋常じゃないですわ。
《5月29日(月)》
某番組でセレッソ大阪が優勝を逃したことについて触れてました。出演者が「ここで逃すとは、阪神みたいやね~(笑)」とかコメントしてたんですが、阪神はそれ以前に優勝争いが出来てないっちゅうの。セレッソに失礼だわ。
とゆーわけで、最近読んだ本の感想。
好評本格推理シリーズ第四弾!
シリーズ一気読み企画もいよいよ4巻。シリーズも佳境へ。
これまで同様、もともとこの小説、『女囮捜査官 嗅姦』というタイトルでして、どうみても官能小説。表紙もそれっぽかったし。そりゃなかなか手に取りにくいですよね。そんなわけで文庫化に際してタイトル変更したのは正解。
シリーズも佳境とはいうものの、ちょっとこれまでの作品と比べるとイマイチに感じましたよ。いや、それなりに面白いとはいうものの。
いろいろな要素を込めようとはしてるんだけど、どれも中途半端。袴田刑事の過去にも触れられているものの、それもあっさりしてるしなあ。
いっそ本格な要素をもっと縮小して、事件の背景となる社会的なところを全面に出した方が、読み応えがあったんじゃないかな。
《5月30日(火)》
あうー、間に合わなかったー。また次の機会にということでよろしく。
ところで、SMAP中居くんと下平さやかアナの結婚話の噂がネット上を駆けめぐってますけど、もともとどこから出た話なんでしょうねえ。
つうか結婚ってのはほんとにガセなのよね?
まあ、ホントにせよガセネタにせよ、ネットは情報が回るのはやいねえ。ま、芸能ネタでたいそうなこということもないけど、情報に振り回されないようにしないといけませんな。自戒自戒。
とゆーわけで、最近読んだ本の感想。
新本格推理小説の傑作シリーズ、ついに完結!
シリーズ一気読み企画もいよいよ最終巻。シリーズも完結へ。
これまで同様、もともとこの小説、『女囮捜査官 味姦』というタイトルでして、どうみても官能小説。表紙もそれっぽかったし。そりゃなかなか手に取りにくいですよね。そんなわけで文庫化に際してタイトル変更したのは正解。
なるほど、大団円。こういう形でシリーズを締めくくりましたか。
これまでのムダと思える官能シーンがここで生きて来るんですね。ってひとの好みによって受け入れられるかどうかはかわるでしょうけど。私的にはオッケー。
しかし、まあなんとも壮絶な話でしたねえ。「囮捜査官」という設定はもともとこういう話を書きたいがために思いついたんでしょうね。
ただ、解説で麻耶雄嵩も触れてるけど、これまでの伏線が回収されてないのが残念ですね。特に前巻での停電がなんにもなかったてのは拍子抜け。巨大な国家的陰謀を期待してたんだけどねえ。
その解説によると、作者はちゃんと考えていたけど、読者の反応の鈍さに気が削がれ入れ損なったとからしいですけど、それが本当ならほんま残念ですぞ。って私も遅れてきた読者だから偉そうなこと言えませんけど。
でも、非常に楽しめたシリーズでした。おもしろかった。ミステリを読む楽しみを再確認。
《5月31日(水)》
ガソリンスタンドで給油してもらうときに、間違えてトランクを開けてしまったです。恥ずかしいです。いやん。
さて
今日で五月も終わりですね。ついさっき五月がはじまった気がするんですがね。「さっき」と「さつき」をかけてみましたぞ。だじゃれ。いやあ、面白いなあ。
バディがローマ入りだって。いやあ、来シーズンのローマはどうなるんでしょうかね。楽しみやね。でもそんなことよりも、A・マドリーのハッセルバインクがチェルシーに移籍という記事のほうが何気に気になる私です。そっかあ、チェルシーかあ。