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《5月11日(木)》

 ところで、aikoの1stアルバムのタイトルは「小さな丸い朝日」だとずっと思ってましたよ。

 本日購入したCD。

 「Mustard」(Roy Wood)、「SONG CYCLE」(VAN DYKE PARKS)。

 ロイウッドはやっぱいいねえ。見た目があんななのに、なんでこんなきれいな曲が書けるんでしょうか? 見た目があんなだからこそ書けるんでしょうか?

 ヴァンダイクのは、某氏に「君の音楽的趣味で、これを聴いてないってのは信じられない。おかしい。聴くべし」と諭されたので購入。

 たしかに、これは聴いとくべきでした。

 あ、あとビーチボーイズなんかも適当に購入。ヴァンダイク繋がりということで。

《5月12日(金)》

 明日はaiko@ZEPPOSAKAですよ。知らないうちに。

 ZEPPOSAKAって行ったことないんよね。しかしまたなんであんな不便なとこにあるかね。つうか、交通費高すぎ。

 とゆーわけで、最近読んだ本の感想。

霧舎巧『カレイドスコープ島 《あかずの扉》研究会 竹取島へ(講談社ノベルス)

◇あらすじ◇
 八丈島沖に密やかに寄り添い浮かぶ月島と竹取島。昏く謎めいた因習に呪縛されたこの島を《あかずの扉》研究会のメンバーが訪れたとき、五月の日差しのなかで惨劇の万華鏡は不気味に煌きはじめた!

 あの島田荘司の推挙を得てデビューした新本格ルネッサンスの旗手が放つ、これぞ霧舎巧版『獄門島』!

(カバーより)


 前作に引き続き、直球新本格。今回は孤島ものですか。

 いさぎよいまでの本格要素てんこ盛り、その心意気や良しとしたいんだけど、ちょっと収拾がつかなくなってる感が。

 なんだかごちゃごちゃしてるんですね。いま何が起こってるのかが把握しづらい。

 それに伴い謎解きも散漫な印象ですね。優れた本格作品(まあ本格に限らないけど)というものは、ラストでのインパクトが大切だと思うんですよ。それがこの作品には感じられず、探偵が推理を述べても「あ、そう」で終わっちゃうんだよね。いろいろと詰め込むよりも、一本軸になるトリックが欲しかったですよ。

《5月13日(土)》

 今日は、aiko@ZEPPOSAKA。いやん、楽しかったわん。

 おっと、忘れていたが、aikoのライブに行く前に大阪市立美術館に「フェルメールとその時代」展にいきましたぞ。フェルメールといってもぴんと来ない人もいるかもしれないですが、その作品数は35点しか確認されてなく、それぞれ所蔵している国では国宝級の扱いを受けているとか。そのフェルメールの絵画5点が来阪してるってんだから、行かざるをえないでしょう。

 うむ、やっぱりいい絵でしたわ。関西に住んでる人間ならいっとけ。

 さて、aikoライブですけど、まずは文句をいろいろつけていくぜ!ZEPPOSAKAって初めて行ったんだけど、遠いね。そして交通費かかるね。参ったね。あと、ライブ押しすぎ。開始が45分押し。開場からして1時間くらいおすなんて、ちょっとひどいよ。暴動おきまっせ。まあ、待ってる人たちはみんなファンだから我慢してるけどさ。

 以上、文句でした。

 さて、某氏にとってもらったチケが整理番号二桁というわけで、あっさり最前列ゲット。うーん、やっぱりスタンディングの最前列はらくちんですね。

 ライブはなかなかイカスものだったではないでしょうか。今年行ったライブでは一番よかったですわ。って、そんなに行ってへんけど。ただもうすこーし、ラスト近くの盛り上がり系が長ければうれしいのだ。あと、微妙に痛いファンがいるのがいたたまれなかったのであります。まあ、どの歌手にも痛いファンているけどね。

 ライブ後は、連れと共に夜のなんばの街をさ迷い歩くのでした。

《5月14日(日)》

 さて、そのaikoライブ後の飲み会ですが、今朝までやっていたのでした。

 十数名の参加があったのですが、私は某氏に連れられていったため、知り合いがゼロという人見知りーなあちきにはつらかった状況だったの。胃が痛いの。つっても、みなさんフレンドリーな方ばっかりで全然気ぃ使わへんくてよかったんやけど。

 そんなわけで、久しぶりの朝帰りとなったわけでした。

《5月15日(月)》

 おー、ラツィオが優勝かー。

 しかし、昨シーズンに続いて今シーズンも、ペルージャが優勝争いの鍵を握ってたてのは面白いね。

《5月16日(火)》

 しかし、弾き語り時に手拍子しても構わんのじゃないか?

 さて

 ジャンボ鶴田が亡くなった。

 うーん、驚いたな。馬場さんの時よりショック。

《5月17日(水)》

 きゃー、行きたーい>ROCK IN JAPAN FESTIVAL。ロッキングオンが主催するフェスですわ。

 この雑誌自体の好き嫌いは置いといて、どうよ、このメンツ。特に13日は行きてえなあ。まだまだこれから追加があるんだろうけど、中村一義が出るってだけで行きたい度120%っすよ。

 うーん、茨城かあ、まあ苗場よりは近いが。交通費がかかるとはいえ、チケット代が(フジとかにくらべて)安いってのは大きな魅力だなあ。まあ、日本のミュージシャンばかりだからこの値段なんでしょうけど。

 問題はわざわざ茨城まで一緒に行ってくれる友人はいないんだな。関西近辺なら行ってくれる人もいるだろうに。うーん、中村一義がサマーソニックに出てくれりゃ何の問題もねえんだが。

 あー、サマーソニックも行きたいもんだ。ただ、こちらは私的にはあと一押し足りないなあ。

 フジ? べつに〜。

《5月18日(木)》

 今日から梅田で、中古レコード・CDセールが始まったというわけで、行って来ましたよ。

 いつものことですが、混んでますねー。人が何を買っているのかのぞき見るのも、なかなか楽しい。

 おお、このおやじは見た目と違い、70年代ディスコあさりですか。若い頃はぶいぶい言わせたんでしょうな。いかにもな茶髪の兄ちゃんはパンクですか。そのまんまじゃん。みため紳士な白髪のご老人はクラシック。レコードをチェックするその手つきが妙に手慣れていますな。

 さて、今回私が買ったもので一番ヒットだったのはThe Partridge Familyのベスト盤。

 詳しくは知らないんですけど、70年代アメリカのTV番組でつくられたアイドル歌手だそうで、日本でも結構ヒットしたとか。まあモンキーズみたいなもんですか? 今風にわかりやすく言うと、モー娘ですか? それよりも野猿か。

 まあ、そういう経緯だから作家陣も当然有能なわけで、ええ曲揃いなんですわ。これからこの時代のアイドルポップスをちょっとつっこんで聴いてみようかしらん。

《5月19日(金)》

 いま店頭に並んでる「ぴあ関西版」のP.52〜53ってすんごい絵面やね。いつの時代やねん。

 さて

 エレファントカシマシの新譜「good morning」を聴く。

 いやー、荒いアルバムだわ。ガストロンジャーの爆発の余波でラストまで突っ走ってます。NINかよと思うところもあったりするんですが、それはご愛敬。なにより宮本浩次本人が楽しみながらつくってるのが、がんがん伝わって来るんだなあ。

 「いいアルバム」では決してないけども、「面白いアルバム」ではあります。でも、ジャケ写はなんとかならんかったんか?

 とゆーわけで、最近読んだ本の感想。

クレイグ・ホールデン『夜が終わる場所』(扶桑社ミステリー)

◇あらすじ◇
 アメリカ中西部の小都市の朝。警官のマックスとバンクがデニーズで変わりばえのしない朝食を待っていた。その時、警察無線が少女の失踪を報じた。
 夜勤明けの二人は招集に応じる義務がなかったが、バンクはマックスを引っ張るように少女の家に向かい、母親の前で号泣した。マックスには解っていた。バンクの娘も七年前に失踪していたのだ。だが、バンクの涙にはもっと深い意味があったのだ。二件の失踪事件は複雑に呼応し、驚くべき真相に到達することになる。

 『ラスト・サンクチュアリ』の著者が放つ重厚な警察小説!

(カバーより)

原題: FOUR CORNERS OF NIGHT


 うーん。つまらなくはないんだけどね。

 ある程度先が読めるってのは、こういう小説ではそれほど傷にはならんのだろうけど、やっぱりある程度のサプライズは欲しいよな。

 それはともかくとしても、「解決」のためにそれぞれがとった行動がいまいち納得いかんのだよね。それが本当に正しいことだったのか。

 そういった疑問を読者に投げかけてる感じでもなし、かといってこれでいいんだと言い切ってる感じもなく、なんとなくちゅうぶらりん。

《5月20日(土)》

 いやあ、セレッソ勝ちましたね。大阪人としてはうれしい限りでございます。まあ結果は抜きにしても、面白い試合でしたわ、うん。海外リーグのヘボ試合よりよっぽどよかった。

 Jリーグがこれくらいの試合をコンスタントにやってくれるとうれしいんだけどなあ。

 さて

 サザンの茅ヶ崎ライブに関して、「茅ヶ崎市民優先枠」を巡ってファンサイトなどでけっこう議論がおきてます。正式発表はまだなんですけど。

 まあ、議論つっても、茅ヶ崎市民でない人が「市民優先するなんてどういうこと?」と文句を言ってるだけってのが現状なんですが。

 そもそもこれは、このライブの「市民の声実行委員会」(ボランティアの人達ね)が、サザンサイドからの正式発表前に自分たちのサイトで発表してしまったってのが発端なわけです。もっとも委員会の総意というよりも、そのサイトの管理人が独断で突っ走ってしまったようです(現在ではその発表は削除されている)。

 もちろん、そのフライング発表は非難されてしかるべきですね。というよりも実行委員会&サザンサイドの間で、発表に関しての取り決めはなかったんかいとか思うわけですが。

 それはともかく、もうひとつこの問題をややこしくしているのは、署名問題なんですね。「サザンを茅ヶ崎に呼ぼう」と署名を集めてたんですが、これを全国展開してしまったのがちとまずった感じ。私は茅ヶ崎市民以外が署名するのはなんか変と署名は見送ったんですけど。これがまた結構な数が集まりまして(もちろん茅ヶ崎市民もたくさん署名された模様)、署名をした茅ヶ崎市民でない方(のごくごく一部でしょうけど)がぶーたれてるわけです。

 曰く、「署名をしたのは茅ヶ崎の人の為じゃない」「不平等」「裏切られた」と、エゴ丸出し。

 やれやれ。ま、人間なんてこんなもんか。

 市民優先てのは正式決定した事じゃないし、実施することになったらなったで、名前を市外の人間に貸すとかいろいろな問題もあるでしょうけど、この考え自体は別に間違ってないと思うんだがな。どんなもんでしょ。ここまで感情的な反発があるとは委員会の人も予想してなかったんだろうなあ。

 ま、どっちにしろ正式発表待ちですね。それが正しいファンであります。

 ところで本日のラジオ「やさしい夜遊び」の生歌コーナーはビートルズのRAINでしたねえ。かっちょええ。aikoももっと歌え。


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