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《6月21日(水)》

 EURO2000。いやあ、イングランド、ドイツ共に予選敗退っすか。

 ポルトガルが予想以上に点を取れたこと、ルーマニアが予想以上にしぶとかったこと、などなど開幕前の予想から外れたチームが多かったこのグループですけど、ドイツがとにかくダメになってるってのが一番の予想外か。ダメながらも最後に踏ん張るというシナリオを予想してたんだけどなあ。

 イングランドはある意味予想通りだったけど。

 以下、覚え書き。

 「MY LIFE AS A FOG」

さかさまに見た風景を 僕たちはどうにか信じて
ここまで来たと思うけど 案外回り道だったなあ

ふらりふらりとゆらめく現実 個としてある朧気な夢
そうゆうもんやね あきらめ顔で理想を責める

大体曖昧な孤独を行く
再会ないかいな 思い出に生くうちに

暗い未来と口では言っても 心の中が晴れてればいい
ほら顔上げて 二階に立って 冷たい風を帆いっぱいに受けて進め

大体曖昧な孤独を行く
再会ないかいな 思い出に生くうちに

大体曖昧な力を持て
IT'S MY LIFE AS A FOG
霧消してゆく故に
ただ霧消してゆく故に

 「BLUE〜長い髪の少女〜」

長い髪の少女に心を奪われた
毎朝8:10の環状外回り

2両目の窓際に座ってる
くらくらくるその瞳

どこまで行くんだろ 僕はいつも先に降りる
名前すら知らない長い髪の少女

なにかの偶然でお知り合いになれたらな
「落としましたよ、ハンカチ」とかさ
It's妄想!!

見かけたって話もできない
名前を聞く勇気すらない
悲しい心がぶるぶる

その笑顔をこっちに向けて
ねえ、愛しい人

君のことは何にも知らない
君も僕のことは知らない
悲しきハートはBLUE BLUE

でもそれでもいいや
それだけでただ幸せだからさ

《6月22日(木)》

 やっぱり今一番の話題は、Yahooオークションに出品されてるタイムマシン(本物)ですか?

 サザンの茅ヶ崎ライブ、ファンクラブ優先のぶん外れちゃいました。ぎゃふん。まあ、今回は無理っぽかったから、やむなしですな。キャパが小さすぎ。

 一般発売にかけるかー。でも、これも無理くせーなー。一番前に並んでても辛そうだし。

 ま、WOWOWで生中継があるみたいなんで、そっちで観賞するのが正しい夏の過ごし方なのかもしれませぬ。

 さて

 EURO2000。いやあ、スペイン勝ちましたよ。ロスタイムに2得点で逆転!! 真夜中にもかかわらず叫んでしまいましたぞ。大興奮。そう、これなんだよ、サッカーの醍醐味は。XTC=えくすたしー。

 スペインはこれでなんとかこれまでの悪い流れを断ち切ることが出来るんでしょうか。というか断ち切ってくれ。

 しかし、このグループこそがほんと死のグループになりましたな〜。ノルウェーは絶対8強入りを確信してたんだろうね〜。

 ユーゴ−スペイン戦はロスタイムの時点で3-2。同時刻に他会場でスロベニアと引き分けたノルウェーはそのままユーゴが勝てば、仮にスペインが1点入れて3-3の引き分けでも、決勝トーナメント進出決定。そりゃいけると誰でも思うわな。まさかスペインが逆転してしまうとは。

 だいたいユーゴだって、スペインに負けてノルウェーがスロベニアに勝てば予選敗退が決定なんだから、最後まで手を抜くわけないし。

 いやはや、やはりドラマは起こるものだ。

 しかし、スペインは次の対戦、フランスとか。これはつらいぞ。今大会、一番安定した強さを発揮してるのがフランスだもんね。

 がんばってくれ〜。

《6月23日(金)》

 天気予報では雨とかいってたけど、結局降られずじまい。家に帰ってきたとたんに降ってきましたが。

 今日は神戸方面にちらっと行って来ましたよ。かなり歩いたんで疲れた……。今日はちょうどEURO2000も中休みなんでさっさと寝ちまいます。

 なわけで、手抜き日記。

 あ、サンタナかっこいい〜。

《6月24日(土)》

 同窓会のような飲み会の日。

 その前に梅田で観覧車乗ってきましたよ。そう例のビルの上の。大阪人でありながら(だからこそ?)、初めて乗ったわけですが、最近の観覧車は空調完備で過ごしやすくてよろしいですな。

 結局今日は終電に乗れず、なんばあたりのカプセルに泊まったのでございました。

 でもこれが結構気持ちよかったり。なんつっても温泉だし。露天風呂だし。露天風呂からのぞくと、高速道路が見えます。おもいっきり街中。

《6月25日(日)》

 関東方面から来ていた友人を見送りに新大阪まで。明石焼を食す。なんか最近明石焼多いのう。

 見届けた後は、ひさしぶりのレコ屋巡り。

 心斎橋のHMVにて久方ぶりのセイラーを保護。新品で900円だったりと、なんかあやしいんですけど、一応ベスト盤らしい。しかしほんまセイラーのオリジナル盤はみかけへんね、中古屋でも。

 QUOカードを初めて使用。結構時間かかるのねアレ。店員が慣れてないだけなのかもしらんが。

 日本橋のディスクピアでエジソンライトハウスとビーバップデラックスを保護。今日はビーバップデラックスとの遭遇率の結構高い一日でした。よく見るとあんがい中古屋にも並んでるのよね。

 それと、探していたニドロローグを発見するも、購入はせず。欲しいのはこのアルバムじゃないんだ〜。

《6月26日(月)》

 ふ〜、一段落。

 EURO2000。うーん、オランダ強い。ついに覚醒ですかね。もともと力のあるチームなのは確かなんですが、とうとうここにきて本領発揮ですかね。非常にすっきりとボールが動いてましたです。

 スペインはフランスに負けちまいましたか。終了間際のPK失敗は残念やけど、まああの試合内容じゃしゃあないですかね。しかしジダンはやっぱすごいね。

 さて

 ドラマ『永遠の仔』、今日が最終回でしたね。

 うーむ、よかった。泣けた。前半にCMをほとんど入れなかったせいか、後半のCM連発はちと閉口しましたが。

 結局、原作を読んでない人にはどれくらい伝わったんですかねえ。少々説明不足の感もいなめませんが、原作があれだけの大作であればしかたないといえばしかたないか。

 しかしまあ、ラスト3回くらいのテンションは素晴らしいものがありました。ドラマ放映前は結構不安がたっていましたけど、いい出来のドラマでございましたぞ。

《6月27日(火)》

 WOWOWのCMみましたか? すばらしくくだらないでござる〜。ぐ〜。

 さて

 フェニックス128号が送られてきました。フェニックスというのは、早稲田の推理小説サークルであるワセダミステリクラブが出してる機関誌です。今号はインタビュー特集号だそうで。

 しかしあれですね。学生が作ってるとはいえ、けっこー凝った装丁ですねえ。イラストはいかにもな同人的な絵なんであれですが。

 で、このインタビューを受けてるメンツが豪華なんですよ。鮎川哲也、有栖川有栖、江戸川乱歩(平井隆太郎)、折原一、笠井潔、加納朋子、北村薫、倉知淳、土屋隆夫、貫井徳郎、山口雅也、若竹七海、東京創元社の戸川安宣。

 特に鮎川哲也の白樺荘事件の話題だとか土屋隆夫のインタビューなんかはなかなかレアなんでは。

 まだぱらぱらとしか見てないけど楽しみでござる。

 欲しい方はWASEDA MYSTERY CLUBのサイトでどうぞ。

《6月28日(水)》

 なんとなくフジロックに行きたくなった、そんな水曜日。

 一気にCD感想!! ずいぶん前に買った100円CD*10でござる。ようやく聴き終わったんで。

Solution a.d.「Happy Ever After」
可もなく不可もなく。まあ普通のアメリカっぽいロックバンドですか。
Meriril Banbridge「the garden」
カントリーな人なんですか? 女性なのにイザムみたいなジャケットはくどくて×。でも音は思ったよりお上品で気持ちよい。
Pablo's Eye「all she wants grows blue」
うーん、アンビエント。というよりも、現代音楽やね、これ。たまにはこういうのもわるかぁない。
EVIL SUPERSTARS「REMIX APOCALYPS E.P.」
1曲よい曲がある。ブラーっぽいけどかっこよい。でも他はいまいちかな。うるさい。
CONCRETE BLONDE「WALKING IN LONDON」
まあまあ。序盤のかっこよさが続かんかったか。ガービッジにそこはかとなく通じる雰囲気もあるだすなあ。
Jane Child「here not there」
ゴスっぽいところもありーの、通俗的ポップスもありーの、とよくわからん女性です。ころころ声の表情が変わりますな。
THE REMBRANDTS「untitled」
今さら説明はいらないですか。ポップ〜すばらし。
ugly americans「boom boom baby」
これはいいじゃん。お気に入りの一枚ですよ。かっこいい。バカっぽ。
RHONDA HARRIS「RHONDA HARRIS」
うーん、メロトロン!! なかなかいいっすよ。地味だけど。聴いてると眠くなるけど。
Lauren Hoffman「megiddo」
やっぱりニルヴァーナの影響ばりばり受けてんでしょうな。でもキャロルキングとかも入ってそう? 明るい曲でも暗い。

《6月29日(木)》

 EURO2000。いやー、おもしろかったね>フランス−ポルトガル戦。

 これまでのようなポルトガルらしさはさすがにあまり出てなかったけど、そのぶんいかにも近代サッカーなプレスがお互いすばらしい。

 これだけスピーディーでアグレッシブならゴールシーンが少なくても楽しめますわな。というか、こういったところもサッカーの大きな魅力のひとつであります。

 これでフランスはW杯優勝&欧州選手権優勝という、史上初のダブルクラウンに王手ということですな。相手はどこだ?!

 とゆーわけで、最近読んだ本の感想。

グレゴリー・マクドナルド『誘拐犯はセミプロ』(文春文庫)

◇あらすじ◇
 干草は干草の山に隠せ。ならば子供はどこに隠す? ……発端はシリアスだった。新興国の命運を賭して国連に提出された決議案を阻まんとして、大使令息が誘拐されたのだから。ところが誘拐犯はセミプロで、利発な八歳の坊やに手玉に取られてしまいそう。

 ――機知とユーモアとファンタジーに満ちた愛すべき冒険サスペンス小説。

(カバーより)

原題:WHO TOOK TOBY RINALDI?


 タイトルであったり、あらすじなんかから受ける印象は、かなりユーモア寄りかと思われますけど、これがそうでもない。

 誘拐犯と少年とのやりとりはそこそこおマヌケなんですが、誘拐された少年の親側、つまり大使側はやたらとシリアス。まあ、誘拐なんだからそれは当たり前だけど。

 周囲のシリアスさと本人たちの呑気さの対比が、いまいち笑いに結びつかないのは期待はずれ。読む前にそういう予断があったのであまり没入できず。それは残念。

 そういう予断をはずして考えると、なかなか手堅く(ラストにきっちり盛り上がりがあるしね)面白い作品とは思うわけですけど。

《6月30日(金)》

 都筑道夫の『最長不倒距離』が光文社文庫でようやく復刊。めでたい。

 こないだライブをみにいったGO!GO!7188のデビューマキシ「太陽」を購入。いや、いいんじゃないコレ。このままイロモノで終わるか、さらに上をめざすのか? アルバムをもって評価したいところ。

 ちなみに帯によると彼女たちのジャンルは「天然GSキュートパンク」だそうです。ってわかんね。一度聴いてみてよ。案外売れてるらしいですぞ。

 さて

 EURO2000。イタリア-オランダ戦。ほんとイタリアの守備は堅い。いやになるくらい。十人になったから余計に集中力が上がったという面もあるだろうけど、堅いもんは堅い。

 たしかにオランダとかポルトガルなどのサッカーに比べりゃつまんないけど、これもまたサッカー。これだけ集中力の高い試合なら、こういった展開でも見てる方は引き込まれますな。

 でも自分がイタリア人じゃなくてよかったっす。自国の代表にこんな試合見せられたら胃痛すぎ。いや、イタリア人はこんなの慣れてんのか。

 決勝もこんな展開になるんだろーなー。フランスがイタリアをどう崩すかみてみたい。


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