現在の湯零し草庵をみる?
昔の湯零し草庵を見る?
音楽取調掛亭に戻る

《7月21日(金)》

 「Dの食卓2」をなぜか今頃クリア。

 確かに作家性は高い。ただそれだけに物語としてみれば、あらが多すぎるですね。まあ、エネミーゼロよりは数段良いですけど。

 キンバリーの行動の理由、そもそものハイジャックの目的、ラストはハッピーエンドといえるのか、等々 いろいろありすぎ。受け手の想像にまかせるためにあえて曖昧にしてるところもあるだろうけど、これでは脚本の詰めの甘さが目立ちますね。伏線はきっちり回収してくれないとね〜。あ、これはミステリ読みの考えなのか?!

 んで、ラストの環境問題を考えようみたいなのは、とってつけた感がすんごいんですけど。本編がいまいち元々のテーマとかみ合ってなかったんじゃない?

《7月22日(土)》

 数年ぶりにベースなんぞを弾いてみた。指が痛い。ぼろぼろ。しかもど下手。いやん。

 楽器は1日練習をしないと、3日分下手になるなんてその昔に先輩に言われましたけど、それで計算してみますと、まったくの初心者以下のレベルのようですね、ワタシは。マイナス。

 大体、へ音の楽譜をぱっと読めないってのは、ショック。ぷー。

《7月23日(日)》

 暑いね。

 大阪国際会議場に初めて行ったけど、あそこだめね。まあ、遠いってのもあるけどさ、ホールにたどり着くまで、何回もエスカレーターのぼらなあかんってのがつらい。

 退場の混雑時なんて、エスカレーターの降りるところに人が溜まりすぎて、降りれないくらいだから。キケンキケン。

《7月24日(月)》

 雨が降りそう。

 こないだWOWOWでやってた京極ドラマ第三弾「赤面えびす」をみる。

 ちとやりすぎな気もするが、まずまず。

 とゆーわけで、最近読んだ本の感想。

芦辺拓『怪人対名探偵』(講談社ノベルス)

◇あらすじ◇
 時計台の磔刑、気球の絞首刑、監禁した美女への拷問―――異形の無差別復讐鬼《殺人喜劇王》の凶行はどこまでエスカレートするのか。奇想に富んだ手口のすべてを記した謎の小説。黄昏の街を奔走する名探偵と少年助手。そして大団円で森江春策が明かす驚愕の真相。

 江戸川乱歩へ捧げる最高の本格推理!

(カバーより)


 乱歩の通俗物へのオマージュですね。出てくる小道具がいかにもそれっぽくて、かつて乱歩を読んで育った身としては、非常に懐かしく感じられました。

 かなりつっこみも入れられちゃうストーリーだったりしても、それもまた世界観に合っててよし。

 ただ残念ながら登場する名探偵が、森江春策ってのがいただけない。作中でも自ら「地味な探偵」とは言ってますけど、それがギャグにならないくらい地味なんだよなあ。

 この物語を語るならば、新たな名探偵を創造してもよかったのではないだろうか。

《7月25日(火)》

 凄い雨でしたねぃ。でもずいぶん涼しくなりもうした。すごしやすい。

 ガチンコファイトクラブで、長瀬&国分が偉そうなのは背後にジャニーズがついてるからなのでしょうか?

 ジャングルTVのメディアシティー(?)とかゆうコーナーは、もしかするとめちゃめちゃおもろいかもしれない。おもろくないかもしれない。

 コンコルド墜落?

《7月26日(水)》

 今日は久方ぶりにJリーグをみに長居スタジアムへ。セレッソ-グランパス。

 結果は0-3でセレッソ惨敗。だめだなあ。疲れが溜まってるのか何かはわからないが、動き悪すぎ。中盤でまったくボールが回せない。かといって中盤省略したロングボールも競り負け。むー、ストレス溜まるなあ。

 せっかく1stで優勝争いしたってのに、これじゃあまたお客さん逃げちゃうよ。

《7月27日(木)》

 しっかし音楽が鳴るサイトっつうのはなんとかならんもんかね。今さら言うのもなんだが。なあんか最近、遭遇率が高いのよ。重いし、うざいし、夜中にうるせえ。

 せっかく気分良くCD聴きながらネットサーフィン(いやん)やっとんのに、センスなしな音楽垂れ流すのは断罪。

 とゆーわけで、今日読んだ本の感想。

ジョン・スラデック『見えないグリーン』(ハヤカワ文庫)

◇あらすじ◇
 名探偵サッカレイ・フィンは、わが目を疑った。内側から鍵が掛かったトイレの中で、老人が奇怪な死を遂げているのだ。何者かが老人の心臓にショックを与え、死に追いやったのは明白だ。だが完全な密室でどうやって?
 老人を皮切りに、三十五年前の<素人探偵会>の会員を次々に襲う姿なき殺人者。探偵の推理をあざ笑うかのように、不可能とも思える犯行が繰り返されるが……

 鬼才が現代の密室不可能犯罪に挑戦する意欲作。

(カバーより)

原題:INVISIBLE GREEN


 題名から「ゴルフ場の衆人環視のグリーン上で行われた殺人」というものを想像していたら、このグリーンてのは人名だったんですね。そういう誤解してる人も多いでしょう。多くないか。

 密室ねたというよりも、犯人を限定していく論理がなかなか面白かったですねえ。クイーン的なものとはまた違いますけど。

 その密室もなかなかにおバカでよろしい。現場を想像すると笑えますねえ。

 解説(鮎川哲也!)でも触れられてますけど、<探偵会>の面々に送りつけられる七色がいまいち話に大きく絡まなかったのが残念といや残念。

《7月28日(金)》

 ルパン三世のSPを観賞。

 これまでのSPのなかではなかなかよいできだったのでは。ストーリーも大風呂敷を広げすぎず、まとまってた、と。まあ、その分ラストの盛り上がりに欠ける面も。

 あと、ヒロイン役が3人もいちゃったりしたりで、ちと焦点がぼやけてしまった感。

 変装シーンはやっぱりM:I-2を意識してるのかねー?

《7月29日(土)》

 そういえばフジロックやってんですね。あっちの方の天気はどないなもんなんでしょうね。

 なんか左手が痛いのよ。ボウリングやったあとみたいな。なんででしょ、そこだけ痛くなるような事今日はしてへんのにねい。

 しかし、オーケン仕事選べよ。チャーミーVて。という話題で今日の日記はしめたいと思います。

《7月30日(日)》

 雑誌「Free&Easy」購入。

 この雑誌あんま好きじゃないんだよなあ。でも桑田佳祐大特集とあっては買わねばなるまいて。

 すんごい読み応えはあるものの(なにしろ量が多い!)、やっぱり雑誌のスタンスが微妙にかんに障るんだよなあ、もし。

《7月31日(月)》

 「マンガ夜話」今日からですか。今回はなかなかメジャーどころマンガの選択ですな。

 そうそう、あの「音盤夜話」も3日からやるんですってね。てっきり一回切りで終わったかと思っていたことよ。

 さて

 昨日の夜中に矢口史靖監督の「裸足のピクニック」をTVでやってました。

 いやあ、やっぱおもろいね、この映画。普通の女子高生にがんがん不幸が襲うっつうコメディなんですが、未見の人はみとくべきですぜ。笑える。元気は出ないけど。


<<<前       次>>>