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《8月11日(金)》

 しっかし、最近の巨人のオーダーはむちゃくちゃやね。

 ずらっと、4番クラスがならんでるんだよねえ。濃い巨人ファンって、これで勝ってうれしいんかね?

 なんだか、バルサとかインテルをみてるようですわ。

《8月12日(土)》

 サッカーの話題。

 アジアカップの開催が危ぶまれたり、アフリカ連盟がアジアに絶縁状をたたきつけたり(例の次期W杯開催にからんでね)と、かなりイヤんなニュースがおきとります。やっぱりサッカーつうものは、否応なしに国際的な問題に巻き込まれるんですわなあ。

 こういった問題に、日本協会はどう対処していくんだろうか。つうか対処できるんだろうか。派閥争いしてる場合じゃないぜ。

 さて

 スペースシャワーTVでやってた、サザン特集。萩原健太と桑田佳祐が対談しとりましたが、これがなかなかおもろかったですな。

 萩原健太って評論家はいまいち好きになれないんだが、サザンとビーチボーイズに関する話題の時は、非常におもろい。ビーチボーイズはともかく、サザンをまともに語れる(語ろうとする)人ってほとんどいないからねえ。

 まあ、大物になりすぎてなかなか取材もできないんだろうけども。

《8月13日(日)》

 夏だ。つうわけで、貴船へ。川床料理に舌をうつ。

 うーむ、さらさらとゆく川の音を聞きつつ、鮎を食う。うーむ、涼涼。

 貴船神社も一度行ってみたかったのですよ。なかなか趣のある神社でしたよ。

 しかし、車はすれ違うのがやっと(とゆうか無理)なくらい道がすげーせまくて大変だったわ。

 天気が悪いんじゃないかと心配していたけんども、雨も降らずによかっただす。

 そういや、ロッキンオンのフェスが台風の影響をもろに受けたみたいだねえ。中村一義とUA&ベンジーが中止になったとか。これで、フジロック1年目のように、このフェスが伝説になるのかどうかはしらんが、中村一義の初(ちゃんとした)ライブに関する期待値はかなり高まったのではなかろうか。

《8月14日(月)》

 古本まつり@京都。

 なんだ11日から開催されてたのね。そうと知ってりゃ初日に行ったのに。

 そんなわけでレア物の収穫はなし。でもまあ、読みたいけど新刊で買うほどでもないとゆうレベルの小説がいっぱい買えたからいいや。このなかにオドロキがあることを願う。

《8月15日(火)》

 盆ですからね、お墓参りなんかもするわけですよ。むっちゃ暑いわけですよ。盆が夏じゃなかったらいいのにと、こどものような感想を持つ僕がいるわけですよ。

 とゆーわけで、最近読んだ本の感想。

ジャック・フィニイ『五人対賭博場』(ハヤカワ文庫)

◇あらすじ◇
 そろいもそろって文無しで暇をもて余す五人の若者が、奇想天外な計画を思いついた。賭博で有名なネバダ州のレノ。そこで最も豪勢な賭博場<ハロルド・クラブ>を襲い、大金をごっそり掠め取ろうというのだ。
 綿密な計画―――まず一年間で一番ごったがえすロデオ週間を選ぶ。それもクラブの儲けが最高になる7月4日だ。カウボーイに変装し、堂々と正面から入る……だが、金庫室はプロの犯罪者さえサジを投げる頑丈無比の牙城なのだ。若者の用意周到・大胆不敵な作戦は果して……?

 ストーリイテリングの名手が強烈なサスペンスで描く異色傑作!

(カバーより)

原題:5 AGAINST THE HOUSE


 おー、こりゃおもろかった。一気読み。名作の名に恥じないですわ。

 一章&二章(節?)だけで、短編小説のような味わい。これでぐっとつかまれた。モラトリアムな学生時代の、怠惰と焦燥があじわえるんだなあ。

 それは全編を通して言えることなんだが。

 計画時には襲撃方法を読者に知らせないのは少々もどかしい。まあこのプロットだと、事前にみせるといまいち盛り上がらないのはたしか。金庫室を破る方法に眼目があるのではないんだけどね。

 現在形が多用されてるのも、この独特のストーリーのドライブ感に一役買ってるですな。お遊びで計画したはずの強盗だけども、悲壮感が漂う様相。

 うーん、青春小説。

《8月16日(水)》

 ああゆうやつらのプライバシーなぞ守る必要なし。

 さて

 ひさしぶりにロッキングオンなどを立ち読み。ここんとこ、最近の洋楽つうものへの興味が薄れているんよねえ。vibeとかのプロモで充分といったところで。なわけで、ロッキングオンもめっきり読む機会が減りやした。

 RADIOHEADくらいだすかね、楽しみなのは。

 と思いながらぱらぱらと立ち読みしていると、BJORK出演映画「ダンサー・イン・ザ・ダーク」のサントラが発売になるっていうじゃないですか。8/30に。

 いやー、すっかり忘れてたわ。そういや、夏頃発売とは聞いてたんだよなあ。

 というわけで、この夏(最後?)の楽しみが突然一つ増えてうれしい我輩でありましたことよ。 

《8月17日(木)》

 明日、茅ヶ崎へ向けて出発です。

 なわけで、今日ははよ寝ます。おやすみなさい。

《8月18日(金)》

 つうわけで、茅ヶ崎着。茅ヶ崎ライブのゲネプロ日。

 んが、雨ぢゃん。ダメじゃん。かっぱに身を包み球場へと急ぐ我々。しかし、暑い。顔が濡れてるのは、雨なんだか汗なんだかわからん。

 そういや、駅で友人達としゃべってると、真横でダフ屋逮捕劇。手錠かけられてどっか連れて行かれちゃいました。しかし、ダフ屋取り締まりってちゃんとしてるんすね〜。てっきりなれ合いかと思ってましたわ。

 それとも普段大きなライブをしない茅ヶ崎だからこそなのか?

 雨は開演までにはやんでよかったものの、もうぼとぼとよ。やれやれ。

 久しぶりの野外ライブだ。スタジアムつうかアリーナライブも最近いってなかったからねえ。大きな会場のライブもいいもんだ。まあ茅ヶ崎市営球場はちっちゃいけれど。横浜アリーナくらいかね?

 ライブの感想はまた後日。

 その晩は横浜泊。即寝。

《8月19日(土)》

 帰宅。疲れた。

《8月20日(日)》

 WOWOWで放送もされたことだし、サザンの茅ヶ崎ライブの感想をだらだらと書きましょうか。

 私がいったゲネプロつうのは、前日に行う通しリハーサルのこと。ま、それを今回は特別に客入れてやろうということだそうで。

 総括すると、ゲネだけれどまともに歌ってたし、MCもふんだんにあったりと満足。つうか、MCばっか。曲ごとになんかしゃべってたな。まるでディナーショー。まあ、裏でいろいろチェックしてる時間なんだろうけど。そんなわけで、本番より30分ほどライブの時間が長かっただす。約4時間。

 時折スタッフに出すダメ出し(ex.「打ち込みがでかい!」)なんかも聞こえて、いかにもゲネプロ。

 そうそう、何回か使われた特効の煙が多すぎて、まったくステージが見えなかったんだけど、WOWOWで見る限り量は減らされたみたいね。そりゃそうか。

 本番では小川と福山雅治がオープニングに登場しとりましたけど、ゲネではもちろんそんなゲストはなく、だらだらとはじまったわけで。ところで小川って一般人にはどれほどの知名度あるんですかね?

 さすがゲネというか、なんというか、1曲目のPAのバランスが激悪。しばらくしたらまともになったけど(慣れただけ?)、あのままだったらどうしようかと思った私。

 「茅ヶ崎に背を向けて」やら「夏をあきらめて」やらいかにもな選曲で、うーんまったり。もともとサザンのライブってのはドメスティックな雰囲気がプンプンだけども、今回は特にべたべただわ。やっぱ茅ヶ崎だもんなー。それに市営球場だもんなー。

 これは故郷でのライブだからなのか、サザンだからなのか。大阪で大阪出身の歌手のライブみてても、ここまでのべたべたな雰囲気はなかったわなあ。

 ところで新曲の「HOTEL PACIFIC」なんだけど、意外にもこれがいまいちあわなかった。歌詞の内容からしたら、これこそご当地ソングの決定版のはずなのに、どうも浮いてきこえるんですな。

 ホテパシはやっぱり「過去」の茅ヶ崎を歌った唄なんですねえ。外から見た茅ヶ崎。想い出の中の茅ヶ崎。昔の曲なんかは茅ヶ崎に片足つっこんでるといった感だけど。そこがこの違和感の原因か。

 逆に横浜やら大阪やらで聴いたほうが、ぴたりとはまる曲だと思うんですよ。

 あと「TSUNAMI」ってやっぱすごいね。好き嫌いは別にして、売れた曲ってのはホント凄いですよ。客席にいながら、会場がぎゅーっと小さくなるのを感じましただす。やっぱ売れたポップスてのは、すんげえ力がありますなあ。宇多田ヒカルのライブなんかはどんな感じなんかねえ。

 今日はWOWOWでみてると、喉の調子悪そうでしたねえ。ゲネの時はTVの歌番組出演時なんかのへろへろTSUNAMIと違って、完璧だったのに。本人もくやしいだろなー。

 しかし、長くて疲れた。


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