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《4月1日(日)》

 このところのスタローン密度の高さはどうよ?

《4月2日(月)》

 しかしUSJに対してマスコミは「関西経済界の起爆剤として期待」とか言う一方で、やたらとイヤ事をいうのはどうしてなんですかね。

 どうしても、「いまいち」なイメージを植え付けたがってるようにしかみえんな〜。

さて

 いまいち面白いTV番組がないんで、『マルコヴィッチの穴』のDVDを買ってきた。

 本編は映画館で既鑑賞とはいえ、初回限定(?)の付録「マルコヴィッチの穴 解体新書」がすばらしい。このためだけに購入してもいいくらい。

 映画のノリをよくわかってらっしゃる。

《4月3日(火)》

 浜崎あゆみ、宇多田ヒカルにおよばず、ということだそうで。

 とはゆうても、どっちも300万枚前後での争いつうことで、すげえよねえ。どっちかでも持ってる人間が周りにいないんで、いまいちぴんとこないんだけども。

《4月4日(水)》

 今日のNHK-BSはすごいねえ。『羊たちの沈黙』に『羅生門』に『地獄門』ですぜ。濃いなあ。ついでに民放では深夜に『サイコ』もやってんだなあ。これもハンニバル効果か。アンソニーつながり。

 『ハンニバル2』なんて企画もあるみたいだけど、ホプキンスさんはあっちの世界の人にならないことを祈ります。

《4月5日(木)》

 野茂すごいね〜。いやはや。

《4月6日(金)》

 こりずにtoto購入。3等でいいから当たらんかな〜。というわけで、1等1億は狙わずに固めの予想で。

《4月7日(土)》

 toto。ここまでほぼ順当勝ちで引き分けもないから、全試合的中者は多いんだろうね〜。

さて

 今日から『ハンニバル』が公開とゆうことで盛り上がるなか、なぜか前売り券が手元にあった『サトラレ』をみにいってきましたよ。

 知らないうちに自分の考えたことが周囲の人間に伝わってしまう「サトラレ」という設定は、どうしても『トゥルーマンショー』なんかを想起してしまいますなあ。

 『サトラレ』はマンガが原作とかで、そちらと『トゥルーマンショー』の時系列はどうなってるのかは存じ上げておりませぬが。

 どうも脚本のあら、というかテーマの絞りきれてない感が気になってしまったなあ。もうちょっと練りこめば傑作になったかもかも。

 とはいえ、物語のクライマックスの「泣かせモード」に入ってからはかなり強力。こりゃ泣けまっせ。泣けたとやたら評判の『ダンサー・イン・ザ・ダーク』なんかより、よっぽど安心して涙を流せましたことよ。

 それだけにもったいない。

《4月8日(日)》

 やっぱりあんだけがっちり守られると、ハメドもしんどいわな。

 とゆーわけで、最近読んだ本の感想。

ブリジット・オベール『森の死神』(ハヤカワ文庫)

◇あらすじ◇
 パリ近郊の静かな町。36歳のエリーズは爆弾テロに巻き込まれて全身麻痺に陥り、目も見えず、口もきけなくなった。そんな彼女がある日、幼い少女から奇妙な話を一方的に聞かされる。「森の死神」が次々に男の子を殺していると。やがて少女の話が事実らしいとわかるが、エリーズにはなすすべがない。そしてサイコキラーの魔手が彼女にも!
(カバーより)

原題:La Mort des bois


 目もみえず、口も聞けない全身麻痺の女性が主人公、という設定がとりあえず素晴らしい。それによって、よりサスペンスが増してますね〜。そんな設定でありながら、きっちりと物語を語っていくってのも、作者の確かな技量を感じますな。

 「本格」としてみたときの細かい不満点や、ラストが冗長だったりもするんだけど、そういうもんだと思って読めば全く問題なし。満足の一冊。

《4月9日(月)》

 今日のスマスマは面白かったねぇ。

さて

 結局はぐだぐだだったなあ、新日本プロレス。中途半端にバーリトゥードを入れようとするから、試合も中途半端になるんだよなあ。ラス2試合は普通にプロレスルールでやったほうが盛り上がったんじゃないの?

 それにつけてもCMの間の悪さよ。

 乙葉かわいい。でもTV的に意味なかった。というよりもマイナス。

《4月10日(火)》

 デイアフターデイ。

 とゆーわけで、最近読んだ本の感想。

氷川透『最後から二番目の真実』(講談社ノベルス)

◇あらすじ◇
 女子大のゼミ室から学生が消え、代わりに警備員の死体が。当の女子大生は屋上から逆さ吊りに。居合わせた氷川透はじめ目撃者は多数。建物出入り口はヴィデオで、すべてのドアは開閉記録で見張られる万全の管理体制を、犯人と被害者はいかにかいくぐったのか?
(カバーより)


 作中に何度も出てくるよに、本格の「ゲーデル問題」にこだわった作品。ていうか、こういうタイプの本格だとどうしても考えざるを得ないんかな。

 そんな熱く語られてもというところもあるんだけど、まあこれはこれで楽しいからいいか。背表紙の「本格の極北」とはよくいったもんだ。

 建物内の全てのドアの開閉が記録されてるっていうのはあまりにも作為的ではあるんだけど、こういう仕掛けは楽しいですわな。まあ、その設定に説得力がまったくないのはいかんともしがたいんだが。


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