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《8月26日(水)》

 今日のマンガ夜話のゲストの磯野貴理子はなんだかねぇ。まぁ、いいや。

 ツナス。

 今日読んだ本。

乾くるみ『匣の中』(講談社ノベルス)
◇あらすじ◇ 探偵小説の愛好家グループの中心人物・伍黄零夢が奇妙な言葉を残し密室から消えた。メンバーの仁行寺馬美が書くモデル小説通り、仲間達もまた密室で殺される。死者を愚弄するような装飾と暗号。目眩く推理合戦。すべてを裏切って全宇宙を揺るがす真相。新本格の原点『匣の中の失楽』への、罠に満ちたオマージュ!(カバー裏より)

 著者の言葉:本作品は類似品です。ご注意ください。


 つうことで著者の言葉にもあるように私の大好きな『匣の中の失楽』のあからさまな類似品です。これをよんでないと意味のわからん作品ですね。

 メフィスト賞出身の作者ですから、こんな結末もありなんでしょう。大方予想はしてましたから怒る気にはなりません。
 それどころか読んでる途中はちょっと楽しんでたり。まぁ、最後のオチがいまいちでしたが。それは作者もわかっててか、登場人物の口を借りて「長々と読まされて来て、こんなオチではいけないのではないか」なんていってますな。

 しかし、清涼院とかを読んできて耐性がついてるからアレだけど、普通の人がいきなりこれ読んだらやっぱ怒るのかなぁ。その前にヘナヘナとなるか(^^;。

 「揚げ物、メシの残り食うかや?」 ・・・・流行るかなぁ?(笑

《8月27日(木)》

 アルフィーのNYでのライブをBSで見る。

 うーん、アルフィーってこんなにまで自分のルーツを前面に押し出すバンドだったのね。まぁ、アメリカでのライヴって事もあるのかもしらんけど。
 ツェッペリンありクイーンありビートルズありと、ほとんどそのまんまの曲が並びます。結構笑えましたぜ。

 しかし、アメリカまでついていくファンが多いのには驚き。しかも振り付けがバッチリ。うーん、アメリカ人の目には異様にうつっただろうねぇ。俺の目にも異様にうつったぞ。でもまあ、熱心なファンの姿ってのははたからみれば、誰でもこんな感じなんでしょうなぁ。私も人のことはいえんでせふ。

 異様といや、坂崎さんのロバートプラント張りの歌唱は、いとおかしけり。

《8月28日(金)》

 とある本を探して大阪をうろうろ。しかし見つからず・・・・。

 と思って後で調べてみたら、徳間書店からの発行だという事が発覚。ずーっと角川だと思ってさがしてまちた。虚しい・・・。
 今度またゆっくりさがそう・・・。

 帰る。

《8月29日(土)》

 今日はこの夏の音楽鑑賞の締めとしてのJUDY AND MARYのライヴの日。

 とゆうことで大阪城ホールへ向かう。
 友人と合流後、グッズ売場へ向かう。悩んだ末にパンフのみ購入。わかっちゃいたけど、やっぱ高いよなぁ。
 その横で売ってたJAMがCMにでてたAXIAのテープとMD。おまけのポスターにまんまとつられてMD購入。まぁ、それほど高いわけじゃないからいいんだけど。ポスターは2種類あって、家に帰ってみてみたら好きくない方だった(^^;。

 で、このMDようく見るとパッケージに「これは録音用MDで、JUDY AND MARYの曲は録音されていません。」と書いてある。うーん確かに、歌手の写真がででんとのってっから、間違う人もいるのかもしれぬ。

 しばらく時間があったので大阪城見学。途中でベンチに腰掛けるが大破(^^;。元々壊れてたんだってば。

 東京から来てるらしい別の友人と連絡を取ろうとするも、挫折。電波が届かないらしい(^^;。

 入場。思ってたより良い席。スタンドだけど。ドラムもちゃんと見えるじゃん。スタンドだけど。結構ステージにも近いし。スタンドだけど。(<根に持ってるらしい)

 開演までぼけーっと待つ。しかしもともと男子トイレだったところが臨時に女子トイレになっていて、ちょっと用を足すつもりがホールを半周しなくてはいけなくなる。うーん、やっぱ女比率がたかいのね。

 で、開演。スタンドからだと割と冷静にステージが見れますな。あと、アリーナ席の客を観察できるのがなかなか面白い。なんか最前列以外はいまいち乗ってないように見えるなぁ。それともいつもこんなものなのかな?

 まぁ、それはともかく、ライヴの感想。

 まず言いたいのが、「短い」とゆうこと。本編のみだと1時間半もなかったぞ。外タレじゃないんだから、もうちょっとやってくれよー。しかし、さる筋からの未確認情報によると、他の公演では長かったとかいう話。ツアーも終盤になって短くなってきたのか、たまたま今日だけが短かったのかは定かではない。
 うんでもって、もう一つ言いたいのが「TAKUYAにレスポールは似合わない」。ま、どうでもいいことなんだけどね、これは。

 で、全体の感想としては、何だかどうもいまいちクラスかなぁ。これはライヴの出来なのかそれとももっと根本的な問題なのかずっと考えてたんだが、やっぱどっちもあるという結論(なんやそれ)。

 まず、前者としては、いみじくも恩ちゃんがMCで「ライヴハウスより熱くしようぜ」といってたが、いわゆるアリーナツアーとしての見せ方としては落ちるのではないか、ということ。それはメンバーのパフォームからライティング等のスタッフにまで関わる話なんだろうけどねぇ。
 もちろん音楽の力でねじ伏せるということも有りなのだし、それが理想なんだろうけど、全編それで通すのはつらいだろう。私の持論に「ライヴは客を楽しませてなんぼ」ってのがあるんで、そこらへんがちょっちかけてるかなぁ、と。特に中盤ね。

 んで、後者。根本的な問題。さっきいった「音楽の力」ってものの低下が感じられる。私的には歌力(うたぢから)といってるんだけど(笑)、それが最近の曲、はっきりいうと「POP LIFE」に収められてる曲にはあんまないんだよねぇ。
 それはなぜか? 個人的にはTAKUYAのバンド内での影響力が大きくなってきたことに原因があると思う。今じゃすっかりTAKUYAのバンドと言ってもおかしくないくらいだもんね、JAMは(ROBOTSとくらべればよくわかる)。
 彼は才能のあるギタリストだとは思うんだけど、サウンド的にはどうもあわんのよね、私とは。なんつうか、ライヴ映えがしないような感じが特にするんだよなぁ。箱庭的というか、閉じてるというか。ま、ようするに、うたぢからが弱いんだわ。
 その証拠に(やり慣れてるってだけの理由かもしれないけど)同じライヴでの「Little Miss Highway」のかっこよさを見よ。他の新しい曲との異質さに(いい意味で)愕然としました。この曲はそういうタイプの曲だという意見は却下ね(^^;。

 なんだかTAKUYA批判になっちまったけど、彼はやっぱライヴにはかかせない人材だし、ライヴでこそ魅力を発揮する人だと思ってるんで何だか複雑な心境(^^;。

 はー、長々と書いてきて読んでる方も疲れたことでしょう。私も疲れました。いろいろと批判めいたことを書いてますが、良かった点もいろいろとあるわけで。
 終盤の盛り上げはなかなかよかったね。これはマジで思った。
 あとは、YUKIの動き。これはベックと同類ですな。あのメタ的な動きは。ベックほどへなちょこではないけど(笑。

 とまあひとことで「いまいち」とか書きゃいいのにこんだけだらだらと書いてしまうって事はまだまだJAMに期待してるってことで、ひとつそっちのほうよろしく(なにがじゃ?)。
 そろそろ新たなブレイクスルー(売り上げじゃなくてね)がありそうな予感はするんだけどねぇ。「Music Fighter」でそれが来たかと思ったけど、「イロトリドリノセカイ」をシングルカットするんじゃまだ先かねぇ。

 ま、なんにせよ、まだまだ追いかけまっせ、と。

 あ、そういや横スタのビデオ見なくちゃだわ(笑。

《8月30日(日)》

 昨日の日記は今日書いたんで疲れまちた。続けて書く気力も無し。どうせたいした事もなかった1日だし。

 そうそうTVで「ダイハード」見たけど、やっぱ良くできてるねー、この映画。

 そんくらい。

《8月31日(月)》

 JAMのライヴに一緒に行った友人(あまり詳しくない)が「JAMって解散するんじゃない?」と言ってた。理由は「なんとなく」だそうだ。
 うーん、ある意味鋭い指摘じゃな。


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