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《9月10日(木)》

 部屋の大々的な掃除。

 といっても、気分転換のため、だとか、模様替え、なんていう陳腐な理由ではない! 爪が切りたかったんだよ、俺は。
 そう、爪切りが行方不明になってしまって、それを探すためのやむを得ない清掃だったのじゃ。しかし、そのかいあって、爪切りをふたつ発見、部屋は綺麗だし、爪も切れたし、無くなったと思ってたCDも出てきたし、良い1日だった。

 そうそう、近所のメシ屋が今まで「ライスおかわり自由」だったのが「1杯まで」になってしまった。別に今までもそんなおかわりしてないけどさー、なんかさみしいよねー。

《9月11日(金)》

 今日道を歩いていると、突然発作のようなものに襲われた。

 「ビッグビートが聴きてぇ、つうか、FATBOY SLIMが聴きてぇ!!」

 というわけで、思わず近所のCD屋に飛び込んで、所望したのが次の2枚。

FATBOY SLIM「better living through chemistry」
 はぁ、聴きたいときに聴きたい音楽を聴くってのは幸せだなぁ。ビールを飲みながら聴いてたんだが、やっぱ合うよ。うん。
 最近はこういうビッグビートやらドラムンベースやらに随分抵抗が無くなってきて、すっかり私も普通の若者って感じ? これはやっぱりフジロックの影響なんでしょうな。
 んでもってこういう音楽にありがちな攻撃性だとか痛さってのが、FATBOY SLIMにゃないんで、聴いてて気持ちいいですわ。こういうバカ音楽はいいよね、やっぱり。ハッピーハッピー☆(でも裏を返せば「楽しけりゃいいや」ってのはある意味世紀末チックなのか?)

XTC「BLACK SEA」
 某氏に以前からすすめられてた1枚。ようやく買いました。
 80年発表という微妙な時期なんでなんとも言えないけど、なかなかタイトなリズムで。ニューウェイブっぽさもちらほらと。
 そういや、PRIMUSがXTCのカバーをしてたけど、なるほど確かにその選曲もよくわかるな。共通性あるもんね。変態っぽいところが(笑。
 俺的にはラストの「TRAVELS IN NIHILON」が現段階ではお気に入り。XTCらしい曲なんかどうかはしらんけどね。かっこいいじゃん。
《9月12日(土)》

 「熱血スタジアム」とゆう映画をTVで見る。アメリカ映画にしては珍しく、サッカーを題材にした映画であった。
 まぁ、簡単に言うと「がんばれベアース」のサッカー版なんだけど、
 女性教師(イギリス人)「さぁ、フットボールをするわよ」
 生徒(アメリカ人)「先生それはサッカーだよ」
 なんてやりとりににやり。まぁ、日本でもこうなんでしょうけど。(「サッカー」って言葉はほとんどの国で使われてないのだ)

 二階堂黎人の人狼城シリーズの完結編がとうとう発売されたみたいやね。ようし、ようやく読み始められるぞー。しかし、いつになったら読み終えれるのやら。とりあえずここに書いといたら読む気もわくってもんでしょう。でも、まだ1巻しか手元にないんだけど(^^;

《9月13日(日)》

 ありゃありゃ、中田が2得点だよ。これは驚き。しかしこれで次節以降マークもより厳しくなるだろうから、こっからが正念場か。頑張って欲しいもんだ。
 しかし、今日の試合はなんかユーベがおかしかったから、4−3という結果だったけど、ペルージャの各選手とユーベのようなトップチームとの個人の力量の差はあきらか。なんかJリーグの選手を見てるみたいだもんな(^^;>ペルージャ。
 こりゃ今後中田も苦労するだろうなぁ。スケープゴートにされなきゃいいけどねぇ。


 「人狼城の恐怖/第1部・ドイツ編」現在第3章まで読了。うーん、なかなか読むペースがあがらん。
 とりあえず、登場人物の紹介が一通り終わったてところか。でも、人狼城に到着するのはまだ少し先のようだが。やたらと出てくる教授の話にはちょっと参った。なんせあの辺りの地理的な知識がほとんどないからねぇ、あたしにゃ。外国名もなかなか覚えられない人だし(笑。

 今後の展開としては、ジャンヌに告げられた予言が成就するかどうかがポイントなんだろうけど、何だか最初に殺されるのはマリカのような気がするぞ。さて、予想は当たるか?

《9月14日(月)》

 サンマを焼く。

 全体に塩をふり、10分ほどおく。その間に大根を素早くおろす。やはり辛い方がいい。
 おもむろにビール瓶の栓を抜き、グラスになみなみと注ぐ。

 十分に熱された網に酢を塗り、その上にサンマを置く。三度つぎのビールをくいっとあおる。網から上がった煙が換気扇に吸い込まれてゆく。
 グラス片手にサンマをひっくり返す。油のはぜる音。

 両面がこんがり焼けたところで皿に移し、さっとレモンをしぼる。大根おろしを添え、醤油をたらす。グラスのビールを空けたところで、できあがり。

 やっぱ秋はサンマでしょう。


 「人狼城の恐怖/第1部・ドイツ編」現在第7章まで読了。相変わらずすすまない。まぁ、なんだかんだと忙しくて、読書時間自体が短いからねぇ。

 登場人物に続いて、舞台の人狼城を一通り説明。ようやくそろそろ本編に入りそうな感じ。
 まぁ、こういうじっくり読ませる、本格(“新”はつかない)の王道的なのは最近滅多にお目にかかれんよね。久しぶりじゃ。
 しかし、相変わらず二階堂黎人らしくキリスト教に関する話が出てきますな。まあ、これがどれほど関わってくるのか現段階ではわからんのだけど。今回は舞台がヨーロッパだけに不自然ではないけどね。

 やっぱ、あの小さい甲冑が襲ってくるのだろうか? 大人は入れないのに誰がやったんだって謎になるのかな? でも、甲冑に襲われるって話はこのシリーズで前やったような気がするけど、どうだったっけなぁ?

《9月15日(火)》

 さばの香り煮を食す。

 さばの身をそぎ切りにし、塩こしょう、片栗粉をまぶす。フライパンで両面をこんがり焼き、いったん取り出す。
 洗ったフライパンでねぎ、しょうが、にんにくを炒め、鶏がらのスープ、トウバンジァン、醤油等を加えてしばらく煮立てた後、先ほどのさばを戻し煮る。

 冷えたビールと共に食す。

 やっぱ秋はさばでしょう。


 「人狼城の恐怖/第1部・ドイツ編」現在第9章まで読了。このままのペースでは年内に読み終えれるかどうか?(^^;

 とうとう最初の犠牲者が出た。まだ、事故かどうかは不明だが。他にも、絶壁のはずの城壁から聞こえる物音、謎の魔物、開かない城門、ロンギヌスの槍、ついでに何やらあやしい主人公、といかにもな出来事が続出。わくわく。

《9月16日(水)》

 キングフィッシャーなるビールをいただく。

 インド産のビールだそうで、在日インド人の中ではシェアナンバー1だそうだ。
 いかにもなラベルに、細身のボトル。栓を開けると独特の香りが鼻につく。

 一口含む。少々辛口で、炭酸はややきつめ。やや苦みが後に残るか。

 んでもって、まずい。


 「人狼城の恐怖/第1部・ドイツ編」現在第11章まで読了。

 とうとう、殺人が起こったねぇ。しかも、でました、密室。
 図版入りで解説してるくらいだから、いわゆる物理トリックが使われたんだろうか? となるとあやしいのが死体の位置。
 とかいっても全然わからんけど(^^;。

《9月17日(木)》

 「人狼城」のフランス編を買ってくる。そういや京極の新刊が出たとか。こっちも買わなきゃのぉ。

 今月気になるCD。
 THE MONTROSE AVENUE、SPACE MONKEYS、反町隆史、ACO、黒沢健一、the brilliant green、THE BETA BAND。
 若干一名間違ってるな(笑)。全部買うほど金はないしなぁ。どれを削ったもんか・・・・。

 つうことで、ようやく読み終えました。

二階堂黎人『人狼城の恐怖 第1部 ドイツ編』(講談社ノベルス)

◇あらすじ◇
 《人狼城》は独仏の国境の峻嶮な渓谷の上に屹立する古城。城主を<人狼>に惨殺されたという言い伝えのある曰く付きの城だ。
 1970年西独の製薬会社が10名の客をこの城に招待した。長い間、人が近づくのを峻拒してきた城に滞在しはじめた人々の上に、伝説を地でいくような、身の毛もよだつ殺人事件が起きた。(カバー裏より)


 「人狼城の恐怖/第1部・ドイツ編」とうとう読了。ようやく読み終えたぜ。しかし520ページでまだ4分の1なのか。さすがは「世界最長の本格ミステリ」。

 でもって、後半は一気読みでした。うーん、解決編(というか捜査シーン)がないだけあって、展開が早いわ。
 しかし、不可能趣味のオンパレードで、これを「本格」として解決できるのかしらん。まぁ、そんな心配はする必要が・・・・・でも、最終章の記述は気になるぜ。いや、これもありなのかもしれないし、どういった形でこれから着地するかはわからんのでなんともいえんか。

 やっぱ、さっきも書いたけどまだ4分の1だもんなぁ。そういや、帯を見るとこれと同時発売なのが『すべてがFになる』なんだなぁ。時の流れははやいもんで。
 さて、フランス編にとりかかるか。でも、解決編を早く読みたいよなぁ。

《9月18日(金)》

 とあるTV番組で「前の彼女にもらった目覚まし時計をまだ使ってる」という男性が女性陣からブーイングを受けていたが、そんなものなのだろうか?

 つうか俺も昔の彼女にもらったのを使ってるんだけど(^^;。これってやばいのか?

 なんか目覚まし時計ってわざわざ新たに買おうとかって普通思わんよなぁ。と、件の男性タレントも言ってたんだけど、全くその通りだと私も思うぞよ。でも、なぜか女性からは評判悪いのだけど(笑。
 で、この番組で女性陣は、指輪とかアクセサリー類ならまだわかるとか言ってたけど、そっちの方が俺的にはわからんぞ。


 「人狼城の恐怖/第2部・フランス編」現在第3章まで読了。

 さてさて、無事に第2部に突入。いやぁ、こっちはいきなりオカルトちゅうかホラー方面のお話で。「ドイツ編」はミステリっぽかったのにねぇ。でも、これをふまえた上での解決なのかしらん。そうならちょっと頭のモードを変えないとなぁ(^^;。
 「著者のことば」ではドイツ編とフランス編どっちから読んでもいいみたいに書いてるけど、やっぱ順番通りに読んだ方がいいような気がするぞ。

《9月19日(土)》

 へろへろのぷ〜。

 宴の始末を横目に見ながら、人狼城の恐怖の3冊目を購入。これは今までのにくらべて、ちょっち薄いのね。ちょっとだけやけど。
 まだ、読み始めるのはしばらく先かな。でも「始末」はもっと先かぁ(^^;。

 フジロック98のポスターをもらう。さっそく部屋にはる。部屋の模様替えになるねぇ。
 つらつらと眺めながら思い出に浸っている今日この頃(笑。そういや、ライブCDが出るとかいう噂が。収録曲数はどれくらいになるんだろう。やっぱ1アーティストに1、2曲程度かな。


 「人狼城の恐怖/第2部・フランス編」現在第5章まで読了。

 事件が起こるまではちと退屈。進まん。しかし、やっぱ1部から読むべきだよな。
 なんだか科学的な説明で説得力を持たせようとしてるみたいだけど、文系の俺にはさっぱりわからんぜ。「パラサイトイブ」も挫折したような人間なんで(^^;。

 つうことでわからんところはかるーく読んで、ま、ようするにそういうことができるってことだけわかったらいいんでそ?
 でも、「人狼」ってこれが正体なんだろうか? なんか騙された気分もしなくも無い(^^;。

《9月20日(日)》

 もう古い話題なのかもしれないけど、なんかワイドショーは新しいエサを見つけたようで。

 ちょっと前までは貴乃花の話題だったのが、いつのまにやらレムリアに。最近はそもそもの話題の発端であったTOSHIもどっちらけで主宰(?)のMASAYAなる人がかなりスパークしてますな。

 まぁ、貴乃花の場合は大相撲がプロレス的な視点(物語を背負うということ)で見れるようになったんで、私的には評価してるんです(笑。大相撲の中継の視聴率も上がってんじゃないの?

 で、TOSHIの方はというと、「別に全然関係ないしなぁ、TOSHIもなんだかあやしいよなぁ、セーターを肩からかけるのは無理すぎナチュラルだよなぁ(笑)」、程度にしか思ってなかったんだけど、MASAYAの登場によって何だかおもろい展開になってきましたよね。
 すっかりTOSHIが食われてるもん(^^;。

 まず、名前がローマ字なことで怪しさが倍増(笑。41歳のおっさんのやることじゃねぇ。ま、どうでもいいことですが。

 そういや、何か彼は音楽家だそうでその音楽を聴いてみたけど、これもやばすぎ(笑。いかにも「ヒーリングでっせ〜」つうストリングの上にへたっぴーなボーカルがのるという、取り立てて書くこともない出来。TOSHIは一体どこに感動したんだぁ。
 こんなん聴くんなら、Bjorkの「Homogenic」聴きなさい。よっぽどありがたいぞ(笑。

 んで、このMASAYA氏がワイドショーに出たら出たで、コメンテーターにせめられまくって、半泣きになりながら「条件付けが〜」とのたまうばかり。
 言ってることもなんら目新しいことはなく、どっかから持ってきたような事をつぎはぎしてるばっかで、なんやつまらんなぁとか思ってたら、「壁抜けはある!」とか断言しちゃったりして、目が離せないわ、このお茶目さん☆

 この人は本気で自分の言ってることを信じてるみたいやね。そういう意味では「いい人」なんだろう。まぁ、いい人すぎて一つの価値観しか見えてないんやろうけど(笑。だから「条件付け〜、条件付け〜」と何とかの一つ覚えって感じ。あんまり言い過ぎると、浅い「底」が見えちゃうよ(^^;。

 でも、この人って放送コードにひっかからないのか? 言葉をいうのはダメだけど、「そのもの」を出すのはオッケーなのか?(笑。

 結論としては、「ワイドショーさん、MASAYAちゃんをあまり追いつめないで☆」といったところ。なんかいっぱいいっぱいなんだもん、この人(^^;。かえって悪影響かもよ。


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