大白法

平成19年6月16日号


主な記事

<1〜4面>

<5〜8面>


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第4回 立正安国論750年記念局委員会 開催


6月5日午後3時より宗務院大会議室において、第4回立正安国論正義顕揚750年記念局委員会が開催された。これには、記念局総裁であられる御法主日如上人猊下の御臨席のもと、記念局委員長である総監・八木日照御尊能化、同副委員長の重役・藤本日潤御尊能化、同常任委員の宗務院各部長・副部長、大石寺理事、さらに高野日海・秋山日浄・大村日統・光久日康・菅野日龍の各御尊能化、宗会議長・細井珪道御尊師をはじめとする委員の御僧侶方が御出席された。また、同副委員長の法華講総講頭・柳沢連合会委員長をはじめ信徒の各委員が出席した。

委員会でははじめに、記念局総裁の御法主上人猊下より御言葉を賜った。御言葉の中で御法主上人猊下は、記念局事業の進捗に触れられ、「地涌倍増」「大結集」の2つの御命題を必ず果たすため、各位、一層の力を注いでいくことを望まれた。

次いで、御言葉でも触れられた中華民国台湾御親修の模様が、スライド映写によって紹介された。続いて八木記念局委員長より挨拶があった。

議案の審議に入り、「第1号案 平成18年度立正安国論正義顕揚750年記念局事業報告書」が八木記念局委員長より上程され、平成18年度における記念局全体について報告があった。続いて各記念局委員会の主任委員より、担当事業の報告が行われ、全員の賛同をもって可決した。続いて、「第2号案 平成18年度立正安国論正義顕揚750年記念局決算報告書承認の件」について、財務部長・長倉教明御尊師より説明があった。すべての報告・説明の後、採決となり、全員の賛成をもって可決した。

ここで、記念大法要・7万5千名大結集総会並びに記念総登山について、記念大法要並大結集総登山委員会主任委員の水島公正御尊師より説明があった。次に地涌倍増大結集推進委員会主任委員の阿部信彰御尊師より、平成21年7月15・16日の記念大法要の各支部割り当てと、平成21年の年間を通して行われる記念総登山の概要と推進について発表があった。さらに、水島御尊師より佐渡塚原史跡記念碑建立の件について、VTRを用いて報告があった。

ここで重ねて御法主上人猊下が御指南に立たれ、3回にわたる特別御供養の御供養者名簿を御影堂の須弥壇下に埋納する旨を発表あそばされた。最後に柳沢記念局副委員長より挨拶があり、委員会は終了となった。


○第4回 地涌倍増大結集推進委員会行われる

記念局委員会に引き続き、午後5時50分より宗務院大会議室において、第4回地涌倍増大結集推進委員会が行われた。はじめに八木記念局委員長より挨拶があった。続いて主任委員の阿部信彰御尊師より、平成21年に開催する記念展、本年後半の活動予定などについて説明があった。最後に柳沢副主任委員の挨拶をもって午後6時10分、終了となった。この後、僧俗それぞれに分かれて分科会が持たれ、この日の会議をすべて終了して解散した。


御法主日如上人猊下御言葉

第4回 立正安国論750年記念局委員会の砌
平成19年6月5日 於 宗務院大会議室


 本日は、第4回立正安国論正義顕揚750年記念局委員会に当たりまして、皆様方にはお忙しいところをお集まりいただき、まことに有り難うございます。今日の議題は決算についてが主でありますが、そのほかに御報告あるいは御検討いただくことがございますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 御承知のとおり、立正安国論正義顕揚750年の御命題達成まで、いよいよあと2年となりました。記念局の「規約」のなかにもあります記念事業のなか、御影堂の大改修工事、あるいは塔中の新築ならびに補強工事、また『御書教学辞典』の出版などの事業については、今のところ順調に進んでおります。また、御僧侶あるいは寺院、あるいはまた御信徒からの御供養も大変な御協力をいただき、まことに有り難く存じております。

 そうしたなかで、私達は御命題の一つである「地涌倍増」についてもしっかりと取り組んでいかなければならないのではないかと、このように考えております。

 先般、この記念局の事業として佐渡に塚原跡碑が建立されましたけれども、そのように一つひとつ、宗門の動きとしては着実に進んでおりますが、やはり地涌倍増の闘いがもうひとつ気がかりなところでございます。この点は今日お集まりの方々にも真剣に考えていただきたいと思います。佐渡塚原の件につきましては、このあとの議案といたしまして、水島教学部長のほうから詳しく報告がございます。

 もう一つ、私が最近感じましたのは、先般、登座して初めての海外親修として台湾へ行ってまいりましたが、台湾の広布へかける情熱と申しますか、僧俗が一体となって歩んでいる姿をこの目で見て、肌で感じて、強く感動を受けた次第であります。この件につきましても、あとでスライドをお見せしたいと思います。また『大白法』で既に皆さん方も御承知のことと思いますが、第3回中華民国法華講総会が行われました。この総会には1万251名の方々が結集いたしました。この総会は3年ぐらいに一度行っているそうです。

 順を追って申しますと、10年前に本興院が出来た時、御信徒の数は4千人でありました。それが10年経って、現在は2万5千人です。倍率で言うと6.25倍であります。私はこれを考えたときに、地涌倍増の御命題をいただいて既に5年。我々の闘いも、もう少し力を込めていかなければならないのではないか、大聖人御出生の国、妙国である日本の我々がもっともっと地涌倍増に力を注いでいかなければ、名実ともに平成21年は迎えられないのではないかと、このように強く感じた次第であります。

 そのように考えてみますと、2万5千人のなかの1万251人ですから、結集率は40%です。そうしますと、7万5千の大結集を危ぶんでいるようではならないと、台湾の方々のすばらしい勢いというものを見て感じた次第であります。

 もう一つ、先程言いましたとおり、本興院が出来た時の信徒数が4千で、10年経って2万5千でありますが、ただ単に数が2万5千に増えたというだけではなくして、実のある、充実感あふれる、そういった前進を遂げてきているのであります。その一つの表れが何かと言うと、お寺が10年前は1カ寺だったのが現在は既に5カ寺が建立されているということであります。色々な手続きの関係で今回の親修のなかでは法要ができませんでしたけれども、近々、もう一つ布教所が建立されます。いずれこれも寺院になります。

 本日も本興院主管の石橋師が来まして、色々な報告を受けましたけれども、本当に勢いが違うのです。ですから、もうじき6カ寺となり、単に数が増えていくだけで何もしないのではなくして、現実にそういうたくましい前進を遂げているということを、私は強く感じた次第であります。

 また、今回行きました妙徳寺は、信徒の数は約1,500人と言っておりました。けれども、この妙徳寺は本当に山のなかにあるのです。表現がおかしいかも知れませんが、天母山のもっと先を行ったような所です。しかし、そのような所でも、毎月の御講には必ず300人の方々がお集まりになるとのことであります。このなかにも妙徳寺に行った方がいらっしゃると思いますけれども、それこそ行けども行けども山のなかです。もともと研修所という性格があって建てられたお寺でありますから、そういうことなのでありましょうけれども、それでも御信徒の方々が大勢集まって御講を奉修申し上げていると、こういう姿であります。

 台湾では、まず妙徳寺の板御本尊様の入仏式を申し上げまして、翌日に総会を開いたわけであります。そして、さらに翌日には本興院の創立10周年記念法要があったのでありますが、この本興院がまた、すごいのでありまして、石橋主管は日本で言うところの六本木だと言っておりましたけれども、目抜き通りのビルの4階の半分と5階全部を借りきってお寺がなっております。同じビルのなかには放送局があります。そういう所です。そこに居を構えて闘っているわけでありますけれども、毎日、朝参りの人達が大勢来られる。そしてまた、そこで折伏が始まる。新しい人がどんどんどんどん、絶え間なく本興院に来ている。ですから四六時中、広宣流布の闘いがそこで繰り広げられているということであります。

 こういった姿を見て、本当に私は行ってよかったなと思いました。と同時に、もう一つは我々日本にいる者達はもっともっとこういったところを見習って、地涌倍増の闘いに真剣に取り組んでいかなければならない、このように強く感じた次第であります。このあとでスライドをお見せしますので、そういったこともお解りになるのではないかと思います。

 また、さらに海外におきましては、ここにもスリランカ担当の高野顕昇師がいらっしゃいますけれども、先般もスリランカに出張御授戒に行かれたということであります。1年に2回か3回、現地に行くそうであります。そして、その度ごとに600名近い御本尊下付と、800名近い御授戒の方がいらっしゃるとのことであります。スリランカの国情はけっして良くないのです。新聞やテレビそのほかの報道でも御承知のとおり、色々な問題を抱えているのです。でも、そのなかでも御信徒の方々は本当に真剣になって折伏をしていると、こういう姿であります。

 そのなかで私が感心したのはスリランカの入仏式でありまして、お聞きするところによりますと、このスリランカの入仏式の時には一族郎党が集まるのだそうです。日本の場合はおそらく、そういう形ではないのではないかと思います。言い方が悪いかも知れませんけれども、何か内々で行ってしまう傾向があります。ところがスリランカの入仏式は一族郎党を集めるのです。

 また、スリランカは小乗仏教の国ですから、入仏式というと、みんな仏像が現れるものだと思っているのです。しかし実際に御開扉申し上げると漫茶羅御本尊様が御安置されているので、一族から「なんだ」と言われる。しかし、そこから折伏が始まるのです。ですから入仏式の会場がそのまま折伏の場になる。つまり一つひとつが全部、広宣流布の闘いに結びついていくのであります。

 やはり折伏というのは一つの勢いであり未すから、昨日折伏を受けた方が「この御本尊様は尊い」と思って、今日折伏をするケースが本当にあるのです。まさに一念信解・初随喜です。この御本尊様の尊さを知ったら直ちに折伏を行う、これがスリランカの姿であります。

 こういったことを考えて、私は今回、台湾へ行かせていただいたことを非常に有り難く思うと同時に、機会があったらこのことを是非、皆さん方にもお知らせしたいと思っていた次第であります。しかし、なかなか充分にお知らせすることはできませんので、詳しくは台湾につきましては先々月の『大白法』(4月16日号)を、また今月の『大白法』(6月1日号)のなかにも総会等の写真が出ておりますので、それも是非、御覧いただきたいと思います。

 そこから、なにかしら私達が学び取っていかなければならないことがあるのではないかと思います。我々は御命題を2ついただいているわけでありますから、1つだけを達成しても満足感は得られないと思います。やはり地涌倍増と大結集の2つを果たして初めて、日顕上人猊下の御命題にお応えすることができる、また御恩に報いることができる、このように私は強く感じている次第であります。

 そういうことでありまして、この機会にこういったことを申し上げましたが、今日は全国から支院長さんもお集まりであります。それからまた地方部長さんもお集まりでございますので、是非、このことを銘記していただいて、これからの闘いの糧にしていただきたいと強く要望する次第であります。この後の審議につきましては、次第に従ってよろしくお願いいたします。


(議案が審議されたのち、御法主上人より再度、お言葉を賜る)


 既に「院達」が配られていてお解りと思いますが、今回、立正安国論正義顕揚750年の特別御供養につきまして、前回の奉安堂の時と同じように、御供養者全員の名簿を総本山御影堂の須弥壇の下に埋納したいと思います。前回は奉安堂の須弥壇の下に埋納いたしましたので、同じように永久に埋納して保管申し上げたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 また、先程、放映された佐渡塚原跡碑の法要のビデオを見ておりまして、大聖人様の艱難辛苦の御苦労を偲び奉ってあの塚原跡碑が建てられたということは、本当にすばらしいことだと思いました。これは強制的に言うのではありませんけれども、もしチャンスがあれば佐渡へ行って、塚原跡碑へ行っていただきたいと思います。既に法華講のなかには佐渡に行く予定を立てている支部も何力支部かございます。やはりその場に立って、そして大聖人様の御苦労を肌で感じていくということも大切なことではないかと思います。色々と支部の御都合もありますから、なんでもかんでも行きなさいというわけではありませんけれども、せっかく建立したわけでございますので、是非、佐渡行きをお勧めする次第でございます。





本縁山仏恩寺 本堂・庫裡新築落慶入仏法要
兵庫県姫路市


5月25日、兵庫県姫路市の本縁山仏恩寺において、本堂・庫裡新築落慶入仏法要並びに御親教が、御法主日如上人猊下大導師のもと厳粛かつ盛大に奉修された。

同寺は、昭和35年9月8日、総本山第66世日達上人の大導師のもと落慶入仏法要が奉修され、初代住職として早瀬義顕御尊師が赴任された。そして、昭和62年4月9日、第2代住職として早瀬隆顕御尊師が着任され、今日まで檀信徒の教化育成に尽力してこられた。また開創以来、寺域の整備・拡張等がなされてきたが、阪神・淡路大震災において大惨事を免れることはできたものの、震災で目の当たりにした状況と耐震問題から、堅固な本堂の建設が望まれていた。そこで、平成21年・『立正安国論』正義顕揚750年と同寺の創立50周年を目前にして、ますます僧俗一致・異体同心して精進するためにも、これを契機として新たに本堂・庫裡を新築する運びとなった。そして、平成18年3月7日に起工式、同年10月7日に上棟式を行い、このたびの慶事を迎えたものである。

この法要には、随行の総監・八木日照御尊能化、大石寺理事補・小林通剛御尊師、さらには重役・藤本日潤御尊能化、高野日海御尊能化、大村日統御尊能化、光久日康御尊能化、宗会議長・細井珪道御尊師、大石寺主任理事・佐藤慈暢御尊師、そして兵庫布教区支院長・高野顕昇御尊師をはじめ、布教区内外から多数の御僧侶方が出席された。また、法華講連合会からは法華講総講頭・柳沢委員長、大講頭の石毛副委員長・永井藤蔵氏、さらには兵庫地方部長の奥氏をはじめ布教区内各支部の講頭並びに信徒代表、仏恩寺信徒など約250名が参列した。


午前10時20分、僧俗一同がお出迎え申し上げる中、御法主上人猊下が仏恩寺に御到着あそばされ、直ちに本堂向拝の山号額の除幕、玄関入口の寺号額の除幕をなされた。その後、御僧侶、信徒代表、寺族、親族、施工業者の順に親しく御目通りを許された。

法要の部は午後11時に開始され、御法主上人猊下大導師のもと、早瀬住職による御本尊御開扉、八木総監による献膳の儀、読経、焼香、唱題と如法に奉修された。

引き続き式の部に移り、はじめに後藤正信総代より経過報告、続いて八木総監(宗務院代表)、高野支院長(布教区代表)、柳沢委員長(信徒代表)より祝辞が述べられた後、施工関係者に対して感謝状並びに記念品が贈呈された。次いで、早瀬住職より、御法主上人猊下及び参列の各位に対して、丁重な謝辞と今後の決意が述べられた。

午後1時、再び本堂に御出仕あそばされた御法主上人猊下より、『立正安国論』(御書237頁8行目〜239頁2行目)の御文について、約1時間にわたり甚深の御説法を賜った。御説法の中で御法主上人猊下は、「立正」について、正を立てるということは破邪顕正の意味であると御指南。邪義邪宗は我々が破折しなければ絶対に滅びないと仰せられた。そして、平成21年の「地涌倍増」と「大結集」は何としても達成していかなければならない。これからの2年間の闘いを、仏恩寺の講中の方々をはじめ兵庫布教区の方々が心を一つにして取り組んでいただきたい。特に地涌倍増の闘いは困難な闘いかも知れない。しかし、困難な闘いであるからこそ、本当にすばらしい功徳がある。一人ひとりが折伏を行い、功徳を戴くという体験をすることが、次の折伏につながっていく。本当に一日一日を大切に、そして有意義に使って、平成21年には晴れて御登山いただきたいと述べられた。

次いで、本堂において記念撮影が行われ、最後に、本堂前にて御法主上人猊下による「槙(まき)」の御手植えがなされた。

午後2時50分、御法主上人猊下には僧俗一同がお見送り申し上げる中、仏恩寺をお発ちになられ、法要の一切がとどこおりなく終了した。




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