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立正安国論正義顕揚750年記念事業
昨年5月16日に塚原跡碑が建立され、佐渡塚原跡碑建立法要が奉修されたが(大白法718号)、この地を訪れた本宗僧俗の要望により、新たに「題目碑」が建立される運びとなった。これを受けて妙護寺信徒の本井正一氏をはじめとする本井家より、題目碑の御供養が志され、その完成をみて、今回の法要となった。
これには、立正安国論正義顕揚750年記念局委員長の総監・八木日照御尊能化、同副委員長の重役・藤本日潤御尊能化、同常任委員の宗務院各部の部長・副部長、大石寺理事等、さらには史跡記念碑建立実行委員会委員の水島公正御尊師をはじめとする御尊師方が多数御出席された。また、記念局副委員長の総講頭・柳沢連合会委員長をはじめ、寺族、多数の信徒代表が出席した。
午前9時半、僧俗一同がお迎え申し上げる中、御法主上人猊下が妙護寺に御到着あそばされ、はじめに「寺号碑」の除幕がなされた。その後、直ちに御僧侶、信徒代表、寺族の順に親しく御目通りを許された。次いで午前9時50分より、本望において読経・焼香・唱題が行われ、続いて御法主上人猊下より御言葉を賜った。
引き続き、御法主上人猊下は佐渡塚原跡地に御尊体を運ばれ、佐渡塚原跡題目碑開眼法要に臨まれた。法要は、午前10時半に開始され、はじめに御法主上人猊下により「題目碑」の除幕が行われた。次いで、御法主上人猊下の大導師のもと、読経・焼香・唱題と如法に奉修された。
この後、題目碑の御供養者である妙護寺信徒の本井正一氏より御法主上人猊下に御供養目録の奉呈がなされ、御法主上人猊下より本井氏に対し、受書が授与された。次に、八木委員長より挨拶が述べられ、続いて、御法主上人猊下による「桜」のお手植えがなされた。最後に題目碑前において記念撮影が行われ、開眼法要の一切がとどこおりなく終了した。
なお、題目碑の建立に伴って、塚原跡碑の前に「日蓮大聖人関連佐渡地名図」並びに「塚原跡碑周辺図」が、遊歩道南側には「展望図」が新設された。
5月21日、渉外部長・秋元広学御尊師、海外部長・漆畑行雄御尊師らが港区にある中国大使館を訪問し、同大使館・陳諍一等書記官に義援金を手渡した。その際、日蓮正宗として、このたびの大地震に遭遇され、大きな被害を受けた方々へのお見舞いを述べられ、さらに、被災地の一日も早い復興を願う本宗僧俗の真心が伝えられた。陳書記官より、日蓮正宗僧俗から寄せられた真心に対し、厚く御礼を申し上げます、との感謝の言葉が述べられた。
引き続き両部長らは、渋谷区にあるUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)駐日事務所を訪問し、同事務所を通して、ミャンマーのサイクロンで被災された方々のために役立てていただきたい、と同事務所の滝沢三郎駐日代表に義援金を手渡された。同代表は、この義援金は、UNHCRが責任を持ってサイクロンで被災された方々に届くようにいたします、と謝意を述べられた。
大会は、はじめに漆畑海外部長の導師で、読経・唱題が行われた。式の部に移り、開会の辞、信徒組織ごとの出席者の紹介、井尻主任の御挨拶の後、タイ国担当教師の妙住寺住職・佐藤広明御尊師よりの祝電が披露された。次いで、「総本山大石寺DVD」と「宗旨建立750年慶祝記念海外信徒総登山大法要」の映像を、タイ語に吹き替えたナレーションと共に視聴した。
決意発表では、少年部代表12名、青年部代表12名、壮年・婦人部代表12名が登壇した。はじめに少年部代表が、一生懸命唱題して、来年はお父さんお母さんと一緒にご登山したいと元気に発表した。次いで青年部代表が、明年は世界各国の青年信徒と共に総本山に集いたいと発表した。最後に壮年・婦人部代表が、立正安国論正義顕揚750年記念海外信徒総登山への参加と、将来の御僧侶の常駐と布教拠点の開設実現に向けて、異体同心して全力を尽くすと誓った。
御指導に立たれた漆畑海外部長は、日本の西日本決起大会、アフリカ・ガーナの決起大会を映像で紹介され、「タイ国の各地域、各信徒組織の地涌の友が一堂に会し、異体同心してタイ国の地涌倍増と正法広布を誓い合ったこの大会を、明年『立正安国論』正義顕揚750年への踏み台として、総本山での地涌倍増大結集の総登山を必ず成功させ、さらにはタイ国をはめ、ASEAN諸国の未来広布の記念すべき第一歩としていただきたい(趣意)」と述べられた。
最後に、日本語で「地涌讃徳」を、さらに、心を一つにという意味の込められたタイ国の唱歌を参加者全員で合唱して、午後4時過ぎに大会の幕を閉じた。
現在タイ国では、4,000名を超える信徒が信行に励んでいる。明年の海外信徒総登山には、タイ国から合計1,200名の参加を目標として、地涌倍増の折伏と大結集登山を推進している。
妙護寺お立ち寄り
佐渡塚原跡題目碑開眼法要
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)・中華人民共和国大使館に
漆畑海外部長がご出席