<6〜8面>
本年一年間、『立正安国論』を引かれ、「故に我々日蓮正宗僧俗が折伏に励むのである」と御指南し続けてくだされた御法主日如上人猊下より、本年最後の広布唱題会の砌の御言葉である。
その御指南に必ずやお応えしようと、全国の講中が祈り、動いてきた。「達成して初めて、御法主上人猊下の御心が判りました」「動かなければだめだということがよく判った」など、達成支部からは御住職・御主管、講員の様々な声が聞かれた。
が完遂。
久遠寺支部は120世帯を、真福寺支部は12世帯を共に12月10日に完遂。特別布教区で8支部が完遂、西中国は全21支部のうち10支部が完遂した。また、大阪では7支部が完遂し、枚方市の経王寺支部(堀寿妙御尊師)も100世帯達成へあと5世帯。
9月末で21世帯を残していた北九州市門司区の妙境寺支部(高木栄正御尊師)はやれることは全てやろうと10時間唱題を毎週のように行い、あと1世帯に迫った。
近日中の達成に向け目途がついている支部が多数あるため、これよりは日を追う毎に達成が相次ぐ。本年残すところ半月、悔いなく終わろう。
これには御隠尊日顕上人猊下が御臨席あそばされ、記念局委員長の総監・八木日照御尊能化、同副委員長の重役・藤本日潤御尊能化、総本山総合整備事業主任委員で大石寺執事・同主任理事の佐藤慈暢御尊師、常任委員の宗務院各部の部長・副部長、大石寺理事をはじめとする各坊有縁・代表の御尊能化・御尊師方が御出席された。
また、記念局副委員長の法華講総講頭・柳沢連合会委員長、同委員である大講頭の石毛連合会副委員長・永井藤蔵氏、総本山総代の土橋昌訓氏をはじめ、総本山総合整備事業委員の法華講連合会幹事、寺族をはじめ有縁・代表の信徒、さらに施工業者の代表が参列した。
午前9時半、参列の僧俗一同が東之坊前にお出迎え申し上げる中、御法主上人猊下が御機嫌麗しく御到着あそばされた。直ちに控え室において御僧侶、代表信徒、寺族・親族、施工業者が親しく御目通りを許された。
法要は9時55分より、御法主上人猊下大導師のもと、住職・桑野道栄御尊師による御本尊御開扉、佐藤執事による献膳の儀・読経・焼香・唱題と如法に奉修された。
ここで御法主上人猊下より御言葉を賜った。その中で御法主上人猊下は、登山参詣者の安全・快適に過ごせるため進められている総本山総合整備事業の進捗に対し、宗内僧俗の外護の赤誠と、工事関係者にも労をねぎらわれた。また、一人ひとりが立派に新装なった伽藍に負けない信心に励むことが大切であり、具体的には「記念大法要」「7万5千名大結集総会」、さらに「50万総登山」実現への精進を望まれ御言葉とされた。
引き続き式の部に移り、はじめに佐藤主任理事より経過報告と東之坊の建物概要について述べられた。続いて、総監・八木記念局委員長、総講頭・柳沢記念局副委員長より祝辞が述べられた。次いで、桑野住職より、御法主上人猊下及び参列の各位に対して、丁重な謝辞が述べられ終了した。
最後に、大広間において記念撮影が行われ、御法主上人猊下は僧俗のお見送り申し上げる中、東之坊をお発ちになられ、東之坊新築落慶法要はとどこおりなく終了した。
続いて、午後2時50分よりは、本種坊新築落慶法要(住職・小田切道等御尊師)が、御法主上人猊下大導師のもと、午前の法要と同じ式次第に則り奉修された。さらに、6日から16日にかけて雪山坊・妙泉坊・妙住坊・遠寿坊・妙遠坊・常灯坊・百貫坊が落成する。
同院は、本山本門寺信徒・樋本氏の発願による総本山への土地建物の御供養を受け、宗務院と御供養者との綿密な協議を重ね、このたびの慶事を迎えた。正得院建立に至るまでの経緯は、平成13年8月の孟蘭盆会の際、大阪在住であった発願主より、故郷に一宇を建立し御供養したいとの申し出が発端となり、これを総代会の了承を経て、宗務院の指導のもと現在に至ったものである。
この法要には、随行の総監・八木日照御尊能化、大石寺理事補・小林道剛御尊師、さらには香川布教区支院長の広本哲道御尊師、同副支院長の渡辺寧道御尊師をはじめ、布教区内外から多数の御僧侶方が御出席された。また、法華講連合会からは法華講総講頭の柳沢委員長、さらには水本香川地方部長をはじめ布教区内各支部講頭並びに信徒代表、本門寺信徒など約200名が参列した。
午前9時15分過ぎ、僧俗一同がお出迎え申し上げる中、御法主上人猊下が御到着あそばされた。直ちに御僧侶、信徒代表、発願主夫妻、寺族の順に親しく御目通りを許された。
法要の部は午前10時前に開始され、御法主上人猊下大導師のもと、小林大石寺理事補による御本尊御開扉、八木総監による献膳の儀・読経・慶讃文奉読・唱題と如法に奉修された。
引き続き式の部に移り、はじめに発願主である樋本氏より御法主上人猊下に寺院土地建物御供養目録の奉呈がなされ、御法主上人猊下より樋本氏に対し受書が授与された。
この後、御法主上人猊下より御言葉を賜った。御法主上人猊下は、寺院はそれぞれの地域における弘通の法域であり、大聖人様の正義を一閻浮提に広宣流布していく大事な拠点であるとされ、その寺院を一宇建立する功徳は大なるものがあると仰せられた。そして、前御法主日顕上人猊下より御下命いただいた「平成21年・『立正安国諭』正義顕揚750年」の佳節まで残り1カ月という大事な時に、立派な寺院が建立されたことを喜ばれ、この落慶入仏式を契機に地涌倍増と大結集の達成のため、なお一層の精進をと願われた。
続いて、寺院建立御供養の尊い志に対して賞与御本尊が授与され、さらに記念品が贈呈された。
次に、本門寺住職の横田智研御尊師より経過報告、続いて宗務院代表の八木総藍、布教区代表の広本支院長、信徒代表の柳沢委員長より祝辞が述べられた。続いて、このたび初代主管として赴任された伊藤雄保御尊師より、御法主上人猊下及び参列の各位に対して、丁重な謝辞と今後の決意が述べられた。
この後、三師塔の開眼式、梵鐘の撞き初めが行われた。最後に、本堂において記念撮影が行われ、午後0時過ぎ、御法主上人猊下には僧俗一同がお見送り申し上げる申、正得院をお発ちになられ、法要の一切がとどこおりなく終了した。
本教寺は昭和56年9月25日、総本山第67世御法主日顕上人猊下の大導師により落慶入仏法要が奉修され、初代住職に佐藤慈暢御尊師(現総本山塔中百貫坊住職・大石寺主任理事)が就任し、平成3年12月に講結成の許可をいただいて、翌平成4年3月に法華講支部が結成された。
平成17年7月30日に、第2代住職として南原評道御尊師が就任し、講中一同は佐藤御尊師の長年にわたる指導と、南原御尊師の薫陶を受けて、折伏の実践と寺院外護に尽力してきた。そして、平成18年9月、本教寺創立25周年記念法要のおり、佐藤御尊師のご意志を継がれた南原住職から本堂・庫裡の新築が発表され、平成19年8月の起工式を経て、このたびの慶事を迎えたものである。
この法要には随行の総監・八木日照御尊能化、大石寺理事補・小林道剛御尊師、さらには光久日康御尊能化、庶務部長・阿部信彰御尊師、海外部長・漆畑行雄御尊師、大石寺主任理事・佐藤御尊師、大阪布教区支院長・柳坂幹道御尊師、同副支院長・菅野修道御尊師をはじめ、布教区内外の御僧侶が多数出席された。また法華講連合会からは法華講総講頭の柳沢委員長、茂山大阪地方部長をはじめ布教区内各支部講頭、並びに本教寺信徒代表など約300名が参列した。
午前10時15分、僧俗一同がお出迎え申し上げる中、御法主上人猊下が御到着。直ちに寺号碑、寺号額の除幕、支部子供会による鼓笛演奏披露ののち、山号額の除幕をなされて本教寺にお入りになられた。続いて御僧侶、信徒代表、寺族・親族、施工業者の順に親しく御目通りを許された。
法要は午前11時に開始され、御法主上人猊下大導師のもと南原住職の御本尊御開扉、八木総監による献膳の儀・読経・唱題と如法に奉修された。
式の部に移り、住田利治総代による経過報告、続いて八木総監(宗務院代表)、柳坂支院長(布教区代表)、柳沢委員長(信徒代表)より祝辞が述べられ、祝電披露された。次いで南原住職より、設計・施工の業者に対して感謝状と記念品が贈呈されたのち、御法主上人猊下及び参列僧俗各位に対し、丁寧な謝辞と明年『立正安国論』正義顕揚750年の御命題達成への力強い決意が披瀝され、式の部は終了した。
こののち、午後1時より、再び本堂に御出仕あそばされた御法主上人猊下より『立正安国論』(御書240ページ9行目〜241ページ9行目まで)の御文について、約70分間にわたり、甚深の御説法を賜った。御親教終了後、御法主上人猊下は本堂において記念撮影に臨まれた。さらに、御法主上人猊下は本堂横において、代表者と共に「羅漢槇(まき)」の御手植えをされたあと、午後3時過ぎに僧俗一同がお見送り申し上げる中、本教寺をあとにされ、法要の一切がとどこおりなく終了した。
確実に進む地涌倍増の波動(4)
総本山総合整備事業 御法主日如上人猊下大導師
香川県三豊市 御法主日如上人猊下大導師
大阪府豊中市 御法主日如上人猊下大導師