船(蘇州号)で中国へ

1993年11月4〜5日 晴れ

蘇州号蘇州号は昼12時出発予定なるも、2時間遅れて神戸港を出港する。今は瀬戸内海を通っているので揺れはほとんどない。部屋は、40日で中国をまわる(まずは大連に行くといっていた)名古屋中部大の4回生と、ウルムチやカシュガルなど60日かけてまわる大阪府大の院生(カオス理論を研究しているらしい)と同じとなる。あと、部屋は違うが阪大生2人とも会話をする。

部屋の構造は、大部屋の和室(とは言っても畳が敷いてあるわけではない)である。布団の幅は60㎝程しかなく、また枕は直方体で背が高く(およそ、13.5cm)、寝にくい。中国人はあんな枕で普段眠っているのだろうか。レストランは生協システムであるものの高い。どうせ材料は中国で手に入れているのだからもっと安くしてほしい。

次の日も当然何もない1日。ビールは免税らしく、自動販売機で150円と安い(ジュースと同じ値段)。カップヌードルは200円。乗客は中国人80名、日本人28名だそうだ。ちなみに、すべて日本円払いしかダメである。外貨獲得のためなのか。とにかく暇なので、旅行の日程を考える。

なお、中国にはビザがいるのだが、この船の中で取れる。しかし、1万円であった。高い。中国人の平均月収以上とは、ひどすぎる。

(写真:蘇州号にて。荷物整理中の友人)

中国旅行記 第2話(天津に上陸)に進む】
中国旅行記に戻る】