意外にいいぞ!アムステルダム

ミラノ→アムステルダム旅行記 7月2日

ハウスボート今日は、イタリアを出て、アムステルダムに行く。ホテルで朝食を食べ、チェックアウト。地下鉄でドゥオーモ駅の一つ手前のサン・バビラ駅で降りて、73番のバスを探す。これはリナーテ空港行きのバスである。広場からちょっと過ぎたところにバス停があり、30分ぐらいで到着。終点みたいなので緊張しなくても大丈夫である。

空港の小さな免税店でアレッシイのペッパーミルと砂糖入れを購入した。それぞれ59ユーロ、44ユーロ。ちなみに帰国後、日本でペッパーミルが13,000円ちょっとで売られていたのを見つけたときは実に嬉しかった。ニヤニヤ。

で、スキポール空港に到着し、まず、インターネットで予約していたイビスのエアポートホテルに荷物を置きたいため、無料のシャトルバスに乗って、ホテルに行く。エアポートホテルとは名ばかりで歩いては行けない距離であった。ちなみにそのホテルは、予約取消不可の条件で予約して朝食付きで79ユーロであった。荷物を置き、すぐ、空港までもどる。そして、アムステルダム中央駅までの切符を窓口で購入した。すると片道一人3.2ユーロは分かるのだが、別途1ユーロ請求されていた。自動券売機で購入しないと手数料をとられるのでしょうか。よく分かりません。

アムステルダム中央駅中央駅に到着。イタリアと町の雰囲気がまったく違う。かわいい建物が整然と並んで立っており、街並みが美しい。見ているだけで楽しい。が、とにかく寒い。7月に入っているのに、現地の人たちにはコートを着ている人もおり、ジャンバーなどを着ているのは普通である。半袖を着ているのは私のようなアホぐらいだ。まー用意していないんだから仕方がない。まず、中央駅向かいのGVB(市営交通案内所)に行き、1日トラム利用券を一人6.3ユーロで購入し、5番に乗ってゴッホ美術館に行くこととする。念のため、運転手に「ゴッホ美術館に行きますか?」と拙い英語で尋ねると、トラムの路線地図がもらえた。ラッキー。本題であるが、美術にまったく縁のない私でも、今回の旅行でゴッホぐらいは観ておきたいと思っていたが、この美術館はすごかった。「ゴッホ美術館」という名称に負けず正しくゴッホの絵だらけ状態であった。素人の私でも「この絵知っている、あの絵知っている」のオンパレードであった。入場料は一人12.5ユーロであったが、十分元は取れた気がする。

その次はアンネフランクの家に行く。一人7.5ユーロ。上手に展示してあり、みごたえがあった。あの隠れ部屋を隠すための本棚もあった。確かにテーマは重いが行くべき施設のようです。

そこの近くのインド料理屋に行く。37ユーロ。実に美味しかった。ビールとラッシー、サモサとシーカバブ、タンドリーチキンのカレー(野菜が入ったライスとサラダ付)とチーズ入りほうれん草のカレーとナンとコーヒーを注文したが、店の雰囲気もよく、日本で食べるより美味しかったかもしれない。

中央駅まで帰るついでに、あの裏のアムステルダム名物である飾り窓とコーヒーショップを見に行く。運河沿いにあるこの地域はアムステルダムで最も危険らしいが、まだ午後8時過ぎでも、明るいし、また、観光客も一杯で、危険な雰囲気ではなかった。そこでは、ガラス越しにピンクの明かりに照らされた下着姿の女性がそれぞれのブースにいて、それを男性が物色して売春行為に及んでいるということだ。見たところ、アジアや中南米の女性が多いようにみえたが、当然ながら白人の女性もいた。さらっと周りを見学して駅に向かう。

帰りの電車の切符は自動券売機で適当に購入し(一人3.2ユーロのみだったので、皆さん、自動券売機で切符を購入しましょう)、ホテルへ。翌日、帰国のため、スキポール空港へ。

アムステルダムは地球の歩き方での扱いも大したことはなかったので、期待していなかったが、イタリアの町並みにほんの少し飽きていた私に、ちょっとした変化を与えてくれたようです。ミラノがおしゃれの最先端なのかもしれないが、町並みとしては、アムステルダムの方が格好いいように私には思えた。ほんの少しの滞在だったので、またKLMを利用してどこかのついでに滞在してみたいと思っちゃいました。が、次回の旅行は楽な旅で、リッツカールトンに泊まりたいなーなんて軟弱なことを考えてしまうのは私が歳をくってしまった証拠なのでしょうか。おわり。

(写真:ハウスボートとアムステルダム中央駅)

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