大英博物館とカムデンロック

ロンドン 2月5日 晴れ

カムデンロック宿をチェックアウトして、ビクトリア駅にあるコインロッカー(暗証番号方式)に荷物を預け、昨日行きそびれた大英博物館に行くことにする。途中、アパートの3階付近の窓から私たちに向かって、手を振っていた若い女性に対して、気をよくして、手を振りながら、よく見るとそいつは男で、振っていた右手が固まってしまった。日本では誰も見向きもされないが、ロンドンでは男にもてるようだ。

大英博物館はよく知られているように入館無料である。館内はとても広くて、棚全面に古くて高そうな本が並んでいる。中で迷ったあげく、一度観たかったエジプトのミイラを観て外に出る。竹中君を電話で呼び、午後2時に会う約束をする。私たちはそれまで、暇なので、通りを歩き、遅いモーニング(ソーセージ、目玉焼き、パン、豆の煮たもの、コーヒー)を食べる。その後、竹中君に会い、シャーロックホームズの館に行くが、行列となっているので、見学するのをやめる。

そして、次はカムデンロックに行った。これは今までで一番楽しかった。それは、大阪のアメリカ村のようなものをさらに密度を濃くして、広くしたようなものだ。もう一度ここには行ってみたい。次にキングスロードに行く。パンクの生まれた通りであるからして、面白そうと期待していたが、見る影もなく、なんか普通のストリートであった。そこで、竹中君とは別れ、荷物を取りに駅に戻って、その足でコーチステーションに行く。待合室で待っていると日本女性が何かのトラブルを起こしたらしく、後ろに20m程度の列を作ってしまっている。さらに彼女は僕らの後ろにいた30歳過ぎの女性の鞄を蹴ってしまったのにも関わらず、謝りもせず、過ぎ去った。同じ日本人として恥ずかしかった。

バス乗り場で、入野君という中央大学法学部の人と、付き添いで来た留学生と話をする。その留学生は高校卒業後、イギリスに行ったら3年半もたってしまったと言っていた。そんなセリフ、発言してみたい。バスは午後10時過ぎにパリに向けて出発する。イギリスともお別れだ。

(写真:カムデンロック。土日開催)

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