セリエAをみた!

ローマ 2月20日 曇りのち雨

ノミの市朝、日曜の朝にやっているノミの市に、名大女性2人と一緒に行く。ここは通称泥棒市と呼ばれているそうだ。いろんなくだらないものがたくさん売られていて楽しい。セイコーのオートマチックの腕時計が8万リラで売られていたのは、買っておくべきだったと思う。結局男2人はなにも買わずに女の子たちと別れ、ヴァチカン市国に向かう。そこは、大した感動をもたらさなかったが、正午にヨハネ・パウロ2世が出てきて、何かをしゃべっている。しかし、遠くて小さくしかみることができないので、それが、本物かどうかは分からない。

その後、その足で、サッカーをみるために、オリンピックスタジアムに向かう。どうも4万リラ程度の目当ての券はもう売れてしまっているらしく、8万か12万リラの券を買うか悩んでいたところ、ダフ屋オヤジが、4万リラの券を7万リラでどうかと聞いてきたので、6万リラで手に入れる。スタジアムに入り、その光景に驚いた。ほとんど90%以上が、ローマのラツィオのファンで、マフラーのようなものを手に持って、歌をみんなで歌う。所々で、発煙筒があがっている。

試合は、ACミランが1対0で勝った。私は、当時ラツィオというチームを知らなかったので、心の中では、ミランを応援していたのだが、行動では、ラツィオを応援していた。試合が終わり、外に出る頃には、そこは雨であった。バスに乗り、テルミニ駅に向かうが、小便がしたくて、膀胱が破裂しそうであった。私にとっては、今回の旅行で最大のピンチである。とにかく、ホテル前まで着いたが、我慢できず、立小便をしてしまう。

ホテルに戻ってから、夕食のために買いだしに行き、買ってきたサンドイッチやピザを食べながら、東京理科大の男にもらったシャンパンを飲んだ。

(写真:ノミの市で)

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