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No.154 中国山東省2003―10.まずは青島へ
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■10月17日
●烟台長距離バスターミナル
*烟台に落ち着く暇もなく、日本人の友人と合流するため青島に向かわなけれ
ばならない。
烟台から青*島へは鉄道もあるが、本数が少ない。烟台駅は路線の端のため、
烟台発以外の列車はない。だから少ないのだろう。
しかし、がっかりすることはない。長距離のバスが一日に何本も走っている。
それに乗ればいい。
ということで、長距離バスターミナルに向かう。烟台駅よりも広い構内の端
にチケット売り場があるので、青島まで買う。50元(約670円)。
後でわかったことだが、烟台駅前からも青島までバスが出ているが、こちら
は31元(約420円)だという。ただし、バスは古いが。
さて、長距離バスターミナルの待合室にはいくつもの改札ゲートがあり、そ
の上に電光掲示板で行き先と出発時間を表示している。時間が来ると、そこを
通って外に待っているバスに乗り込むのだ。
*島:
●豪華バス
青島まで行くバスは日本の高速バスと同じような大きくきれいなバスだった。
大きな荷物は車体の下に入れるところまで日本と同じ。預けると荷物札の番号
を書いたシールを乗車券に貼ってくれる。
さらに、座席は柔らかく間隔も広い。今まで中国で体験した中で最も楽なバ
スの旅になりそうだ。
乗務員は制服のようなものを着ている。今までのバスでは見たことがなかっ
た。そしてドライバーの男性はサングラスをしている。これも見たいことがな
い。
乗り込むと、今度は袋を配ってくれる。中は飲むヨーグルト「酸[女乃]」と、
パイケーキが二つと紙ナプキン。まるで飛行機だ。
中国の飛行機では、国内線のたった1時間のフライトでも何かの食べ物が出
るが、ちょうどそんな感じだが、バスで出てくるとは、日本も含めて今までな
い体験だ。
走り始めると、正面のモニタで中国のミュージッククリップがいくつか流れ
た後、映画が始まった。最近の中国映画を見たことがないが、なんとかっこい
い映画だろうか。もはや日本の映画では勝てないのではないだろうか。
そうこうしているうちに、4時間ほどで青島に到着。まずは駅に向かわなけ
れば。
●駅でチケットを買う
地図を買ってどこのバスターミナルかチェックしたら、駅から最も遠いとこ
ろだった。仕方ないのでタクシーで移動した。
青島駅では*臨*[シ畄]までの列車のチケットを買わなければならない。おそ
らく、バスはいくつも出ていると思うが、値段が安いこと、中国初めての友達
に列車の旅を経験してもらいたいこと、などが理由で列車にした。
列車はバスよりも時間がかかるが、朝出発で昼ごろつくのでちょうどいいだ
ろう。それに途中のトイレ休憩以外イスに座りっぱなしのバスよりも列車の方
が楽だ。
中国の鉄道のチケットを買うのは、途中で割り込んでくる中国人たちと戦い
ながら買うというイメージもあるが、意外とそんなことはなかった。
売り場はいくつもあり、そこには鉄柵があり、横は入りしにくい状況になっ
ている。
ぼくはメモに列車の番号と行き先と枚数を書いて係員に見せた。はじめは柔
らかい座席である軟座をしてしたが、無いと言うことで硬座になった。
硬座はいろいろとよくないイメージだが、近距離だからだいじょうぶだろう。
コンピューターでスムースに発券だ。
*臨: *[シ畄]:
○青島駅
●青島流亭国際空港
さあ、青島流亭国際空港へ行き、友人と合流だ。しかし、事前のメールでの
やり取りでは、明確な合流場所を決める前に時間切れとなっていたので、少し
心配だが、空港で待てば確実だろう。
市街から空港まではほかの都市同様に民航のバスが出ているが、飛行機の時
間に合わせてということでいつ出るのかわからない。ちょうど空港まで行く一
般のバス停が近くにあったのでそれで行くことにした。
おんぼろバスで、すごく揺れながら1時間少々で無事空港に到着。友人の飛
行機はまだ着いていない。
飛行機は定刻から少し遅れて到着、無事友人と合流、友人も中国人のメルト
モさんと合流だ。これから数日間、この3人組で旅は続く。
※中国の通貨「元」の日本円への換算は、旅行中の私の両替率の平均から概算
しています。 1元=約13.4円
『文字鏡研究会』
●つづく●
Copyright(C), Taki 2003
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