地獄の底からよみがえる悪魔の化身　毒の華

さても、k-tachibanaとは何者か？と言えば、ごく普通のどこにでもいる猫好きのおばさんである。にもかかわらず、以前はごく一部的に妙な誤解が生じていたらしい。上記の一節は昔々の特撮ヒーローもの｢アイアンキング」の主題歌の歌いだしだ。何の気なしにパソコン通信の書き込みに引用した。当然ながら若い人は知らない。そのうちの一人が言った。

「なんだか知らないけど、橘さんにぴったりですねえ」

をい。誰が悪魔の化身･毒の華じゃい。橘はただものである。橘は一般常識人である。少々口うるさくて愚痴が多くて、揚げ足ばっかりとって！と非難されることもあるが、少なくとも悪魔呼ばわりされたのは生まれて初めてだった。

故に私はそれが気に入った。

さあ、出て来いアイアンキング！とことん戦おうではないか！

總合情報科學研究所って何なの？

と、このサイトの看板に首をかしげられる方も多いことでしょう。
実は中身とはまるで関係なかったりするんですねえ、これが。

今を去ること十数年前。橘は明石駅前の☆電社(当時)のパソコン売場をうろうろしていた。すると、店員が寄って来てたずねた。
「パソコンで何をしたいんですか？」
｢絵を描きたいんです｣
「じゃあ、コレです」と薦められたのが初代TOWNSであった。｢CDも聞けますよ」（当時、CD-ROMを標準装備していたのはTOWNSだけだった）
その横には、ほぼ同じデザインで値段が数万円高いTOWNSの二代目が展示してあった。パソコンについて何の知識もなかった橘は無邪気に尋ねた。
「これとは、どうちがうんですか？」
店員は言った。いとも涼しい顔で言った。無知なおばさんを丸め込んで在庫を捌くのがねらいだ。

「ちょっと速くなっているだけです」

出て来い！　あのときの☆電社(当時）の店員！

素人の悲しさ、当時の橘にはパソコンの「ちょっと速くなっているだけ」というのが、どういう意味なのか知る由もない。素直に初代TOWNSを購入したのであった。
気に入って十分使い倒したからいいんだけどね。

ちなみにTOWNSのウリはマルチメディアであった。
じゃあ、マルチメディアとは何か、という話になったとき、橘は総合科学（ネクシャリズム）という言葉を思い出した。古典SFのファンなのである。そこで、マルチメディアとは総合情報科学である、と決定した（もちろん、自分だけで）

ま、それだけのことなんだ。ちなみに旧漢字を使用しているのは単なる趣味である。

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