◎鼻水
  「床材」でも触れてますが、ホシガメのエレガンスが鼻水が出るように
なってしまいました。たぶん、きっかけは床材が埃っほかったのだと思いますが
しばらく放っておいたら、どうも慢性化してしまったようです。
  こうなると原因である床材を取り除いても鼻水が出るようになって
しまいます。
  暑い間はそれほどでもありませんでしたが、寒くなって来た11月初の
ある夜大きなくしゃみをしました。「これは如何」と思い翌日爬虫類専門の動物病院
レプタイルクリニックに行きました。
  そこで、先生に先に書いた床材がきっかけで慢性化したらしい事を教えられました。
また、鼻水なので毎日温浴してましたが、この時冷えたのが、悪化の一因だろうとの
事。温浴するなら、暖かいケージ内でするのが良いそうです。

  点鼻薬を処方してもらいました。2回/日点鼻です。
  頭を出したところにチョンと点けてやって、少し下腹(腹甲)を押してというやり方が
良いようです。下腹を押すと、首を出すので、その時点鼻薬を吸い込むのです。

  まわりに聞くと、ホシガメは一度鼻水になるとなかなか直らず、ちょっと
寒くなったりするとまたすぐ鼻水みたいです。
  鼻水あなどるなかれ。床材などの原因がハッキリしていても、
「後でそれを取り除けばいいから、取りあえず放っておけばいい」では
いけないようです。

  おそらく、鼻水が鼻腔内に常にあると細菌が繁殖して炎症を起こすのでしょう。
人間でも慢性鼻炎がありますが、これと同じでしょう。

  こじれると、鼻詰まりから開口呼吸になり、急速に肺炎に繋がるようです。
  拙説ですが、鼻での呼吸は体から水分を逃がさないように吸気を湿らせて
肺に送りますが、口からの吸気は乾燥したままなので、肺から水分が奪われやすく、
またその水分が呼気に含まれ出ていくので、肺が病気に冒されやすくなるのだと
思います。また肺炎で水が溜まる症状もあるので、肺自体が乾燥対策に水分を
過多に滲出し、それが溜まる可能性もあると思います。
  また、別の説では、開口呼吸を始めると、鼻炎の病原菌が体液などとともに
喉から気管支、肺へと広がりやすいというのも聞きました。
  前説では湿度は上げる方が良く、後説では鼻炎の病原菌は湿度を
好みそうなので湿度は下げる方が良さそうです。しかし、肺は乾燥は好みませんが、
湿度が高すぎても駄目だと思うので、開口呼吸時、肺のために外部から湿度を
適切にするのは非常に難しいでしょう。


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